最近、ふと立ち寄ったブックオフで感じることは「本当にせどらーの姿がいなくなったなぁ……」ということ。それがやや寂しくもあり、考え深くもあるこの頃です。
かつて……といってもつい数年前まで、ブックオフといえばせどりの代名詞とも言える仕入れ場所でした。都内の大型店舗に行けば必ず一人や二人はせどりをしている人がいて、せどらーにすればライバルの存在が気になって仕方なかった頃も懐かしい。
それが今では、都内のブックオフでもせどらーの姿を見かけることはあまりなくなりました。
ブックオフという鉄板の仕入れ先は確実に変わってしまいました。せどり行為を禁止するお店も増え、単品管理化によって仕入れも厳しくなってきました。
今回はブックオフせどりの現状とこれからについて書いていきます。
ブックオフのビームせどり(バーコードリーダー)がウザい!禁止する店舗多数
「ブックオフでせどり禁止の波が来ている」とは、すでに5年ほど前から言われ続けていますが、私はその波を一度も感じたことがありません。
私がせどりを始めた2012年ごろはブックオフせどりも全盛で、連発するセール日にはワンフロア中がせどらーだらけ。せどりツール「せどり風神」が大ブレイクしていた頃で、棚の端から端まで全頭検査するビームせどらーが幅を利かせていました。
その頃せどりを始めた私も、お約束のせどり風神とビーム(バーコードリーダー)を揃えてブックオフせどりをしていましたが、ビームせどりを注意(禁止)されたことはあれど、せどり行為自体について店側から何か言われたことは一度もありません
ただ、バーコードリーダーの使用はかなり注意されました。ビームせどりが禁止の店舗が増えているいことは事実です。
その点については下記記事に書いているので興味のある人は参考に。
せどらーのブログなどを見ていると、確かに「せどり禁止」の張り紙がされたブックオフもあるようですが、都内住みの私は一度も見たことないですし、ブックオフの店舗総数に対する割合で見てもまだ少数でしょう。
ブックオフのせどり禁止化を心配する人は多いですが、実際そこまで気にしなくて大丈夫です。ビームせどりをしなければ。地方住まいで仕入れ圏内にブックオフが一店舗しかない人などはまたちょっと別ですけどね……。
ひとまず、ブックオフからせどらーが消えた原因は、せどり禁止が理由ではありません。
では何か?
理由は単純で、”簡単には”稼げなくなったからです。
ブックオフで進む「単品管理」により仕入れ難易度があがり、稼げなくなった
単品管理とは、ブックオフの商品管理方法を表す言葉で、商品一つ一つを個別にデータ管理しているということを意味します。
ブックオフは以前まで、「このジャンルなら500円、このジャンルなら1500円」など、商品をある程度カテゴライズして、カテゴリーごとに一律の値付けシールを貼っていました。それが今では、商品1つ1つに個別の値付けがされるようになっています。これが単品管理化です。
しかも、単品管理の値付けはAmazonマーケットプレイスの価格相場が参考にされています。もう少し正確に言うと、Amazon最安値よりも1割〜2割ほど安い額を価格設定の基準にしています。
これにより、ブックオフとAmazon価格で差が生まれにくくなり、ブックオフでの仕入れを非常に難しくしました。この単品管理化の波によって、ブックオフせどりから足を洗った人も多くいるはずです。
今後のせどりで稼いでいくのに求められる変化とは?
ブックオフせどりの難易度は確実に上がりました。
さて、いかにするか?
せどらーに求められる変化を3つほど挙げてみましょう。
1. 仕入れ基準を変える
ブックオフせどりのハードルが上がった要因は、
- 単品管理の促進
- ワンデーサンクスパスの廃止
の合わせ技になっています。
ブックオフのほとんどの商品は、単品管理によってAmazonマーケットプレイスの相場を意識して値付けされているわけです。普通に考えて、Amazonと同じ価格帯で売られたら仕入れができるわけありませんよね。差額が出ないわけですから。
がしかし、それは最安値しか見ていないせどらーの話。
仕入れ基準の視野を広げれば、ブックオフで仕入れができないなんてことはまずありません。なぜなら、前述の通り、ブックオフの単品管理は”Amazon最安値を意識して、さらに安く値付けしている”からです。
そりゃAmazonと同額だとリアル店舗は負けてしまうので、Amazon最安値より「もうちょっと安く(体感的には10%程度)」売ることをブックオフは確実に意識しています。
つまり、仕入れ基準の視野を広げれば、まだまだ拾える商品は無数にあるんです。
分かる人は分かると思います。
分からない人は以下の単品管理についてまとめた記事をお読みください。
最安値を中心とした無料ツールのサーチではもはや仕入れできません。きちんと「適正価格」を弾き出してくれるせどりツールを使うようにしましょう。
2. 仕入れ先の幅を広げる
そもそも、何事においても一つのモノ・コトに依存しているのは非常にマズい。手を切られたら終わりですから。ブックオフが厳しくなってせどりを辞める人は、「ブックオフ仕入れだけに依存していた人」です。
仕入れ先を広げましょう。これは新たな金塊を見つけると同時にリスク管理でもあります。
都会なら仕入れ場所には困らないでしょう。中古ショップ、TSUTAYA、古本屋、家電量販店、レコード店など、チェーン店から個人商店まで仕入れ候補は腐るほどあるはずです。
私のようにCDやDVDせどりをしている人なら、都心限定ですがディスクユニオンとか最高の仕入先です。常にセール割引やってるので、10%〜最大60%オフくらいで仕入れできます。
こんな感じの「色別セール割引」を頻繁に開催しているので素晴らしい。CD/DVDならブックオフより10倍くらい仕入れられます。
ディスクユニオンの仕入れについては、下記記事で詳しく書きました。
また、地方郊外であれば最強の仕入れ先である「イオン」があります。
イオンせどりは、ブックオフせどりと並んでメジャーになりましたよね。もはや単品管理が進んだブックオフより有力な仕入れ先かもしれません。
イオンはとにかくセールが多い。1ヶ月のうちに何回セールやるの?ってくらいセールしますし、告知なしでいきなりタイムセールやったりもします。
イオンせどりの攻略ガイドは下記記事にまとめているので、移動圏内にイオンがある人は必ずイオンを仕入れ先に入れましょう。ブックオフのダメージを補って余りある売り上げを出せるはずです。
仕入れジャンルの幅を広げる
「仕入れの幅を広げる」の広義の意味ですが、ジャンルや商材の幅を広げることも非常に大事。
CDせどりをやっているならDVDにも挑戦してみる。ゲームにも手を広げてみる。さらにメディアだけでなく家電系にも幅を広げてみると、仕入れの幅は無限です。家電ができるようになれば先に挙げたイオンは無敵ですしね。
さらに言えばCDせどりにしても、
- 中古だけでなく新品も扱う
- レンタル落ち商品も扱う
といった広げ方もありますよね。中古だけだとブックオフがメインだったかもしれませんが、新品やレンタル落ちも扱うようになれば自然と仕入れ先が広がっていきます。
参考DVD/CDに多いレンタルアップ品とは?見分け方・出品方法【レンタル落ちせどり】
とにかく、一つのジャンル一つの仕入れ先に依存するのは危険です。
仕入れジャンル(商材)なら最低でも2つ以上、理想は3つ以上。仕入れ先も常に5.6箇所を回れるよう確保しておきたいところです。
せどりというビジネスは、人の商品を、人の土地(サービス)で売るという他人に寄りかかった超他力本願ビジネスです。自分のリスクが少ないことが最大のメリットですが、その代わり他人の都合一つであっけなく崩壊しかねません。人の肩を借りるとはそういうことです。
つまり、リスク分散は超大事。
Google社には有名な「20%ルール」というものがあります。これは「業務時間の20%は自分の好きなプロジェクトに取り組んでいい」というものですが、
私はそれに習って、せどり仕入れにおいても「仕入れ時間の20%は”今までサーチしたことない未開拓な商品・仕入れ先”に充てる」という自分ルールを敷いていました。
これのおかげで新しいジャンルを広げられたり、いくつもの新たな仕入れ先を確保できたので、いざブックオフが厳しくなった時もさほどダメージを受けませんでした。
この「せどり仕入れ20%ルール」は非常に有効です。ぜひ真似してみてください。
私はCD/DVDが主戦場だったので、それらジャンルに関してのコツは下記記事に書いています。ぜひ参考にしてみてください。
仕入れだけでは不十分。売り切るまでがせどり。
せどりは仕入れるだけでは意味がありません。
- 適正価格を見極めて仕入れ、
- 適正価格で売り切る。
ここまでできて、初めて利益が生まれます。つまり、売ることが何より大事ということ。仕入れたけど売れないじゃ意味ないですからね。
で、売り切るために何が大切かって言うと、コメントの書き方とか色々細かいこともありますが、
価格改定がほぼ全てです。
みなさん、出品した商品の価格改定はどうしていますか?
手動でやっているようではちょっと論外でまず稼げないので、必ず自動価格改定ツールを使うようにしましょう。
で、この自動価格改定ツールの選び方がけっこう難しい。私も色々と悩みました。
- 価格改定の精度
- 価格改定の頻度
この辺りを基準に、私は知名度が高く評判の良かった「価格雷神(すでにサービス終了)」と「プライスター」を試してみました。どちらも1年ほど使ってみた結果、私はプライスターを選びました。
優秀な価格改定ツールを使えば、商品は放っておいても適正価格で売れていくようになります。「売り切る」という一番大事な部分を自動化できることは非常に大きいですよね。価格改定ツールの恩恵は絶大です。
プライスターは30日間無料でお試し利用することができるので、他のツールを利用している人でも1ヶ月間ABテストをしてみるのも良いですよ。私も色々試した結果、最もパフォーマンスが高かったのがプライスターでした。
【まとめ】ブックオフはダメでもせどり市場は伸びている?
ちなみに、プライスターが公表している1ヶ月間のユーザー売上(プライスター利用者の売上総額ですね)は、サービス開始当初からずっと右肩上がりで、2016年7月の売上総額は50億円を超えています。
プライスターは大多数のせどらーが利用しているツールなので、この数字はせどり市場全体を図るのにも良い指標です。プライスターユーザーの売上が年々右肩上がりということは、せどり市場自体は成長しているんですよね。
ほとんど売上を作れない最下層のせどらーが消えていっているだけで、売れるせどらー達の売上総額は1ヶ月50億円とむしろどんどん大きくなってきているわけです。
これぞ、格差社会。
売れる人ほどどんどん稼げるようになり、売れない人ほどどんどん稼げなくなります。容赦ない競争社会。残酷ですが、時代の変化に適応できない人は死あるのみです。
「生き残るのは、強い個体ではなく、環境の変化に適応できる個体」
あなたはせどり界の変化に順応できていますか?
【初心者向け】せどり初心者がまず揃えたいおすすめアイテム
これからせどりを始める、あるいは始めたばかりの初心者の方々に、ぜひ最初に揃えておきたいアイテムを2つ紹介します。
せどりツール選びに迷っている方は、ぜひ参考にして下さい。
【1】総合せどりツール『プライスター』
公式HPプライスター
総合せどりツール『プライスター』は、商品の自動価格改定やカンタン出品登録、利益率や売上管理から税金サポートまで、仕入れ以外のせどり業務を全てサポートしてくれるツールです。せどり業界では知らない人はいないでしょう。
こんな悩みがある人へ
- 商品の価格改定が面倒すぎる……
- 商品の出品や納品作業に時間がかかりすぎる……
- 自分の利益率や利益額を集計するのが面倒……
以上のような問題点を抱えている人は、プライスターを導入すれば全てを解決できます。
- ⇒価格改定は30分程度の間隔で全自動で行ってくれます
- ⇒複数個の商品をまとめて一気に出品登録できます
- ⇒商品ごと、月ごとの利益額や利益率を自動集計してくれます
私はせどりで月商200万を売り上げるようになるまで様々なせどりツールを使ってきましたが、中でも最も売上アップに貢献したのが、プライスターです。
あなたのせどりにプライスターを導入するだけで、
- 作業時間は半減し、
- 売上額は大幅にアップ
させることができます。
通常月額は4800円。たった5千円程度でプライスター内の全ての機能が使い放題になります。使って損することはまずないでしょう。
それでも不安な人のために、30日間は無料でお試し利用ができます。
プライスターの「威力」は1000の言葉で熱弁するよりも1回の体験の方がはるかに強烈に分かります。まだ使っていない人は、まずは30日間無料お試しからプライスターを利用してみてください。
もっと詳しく知りたい人は下記記事
【2】電脳せどりの必須仕入れツール「セドリオン」
リアル店舗ではなく、ネットショップから仕入れる”電脳せどり”の仕入れサーチツールとして代表的な「セドリオン」
こちらはリアル店舗に仕入れにいけない・行きたくない人には必須のツールになります。
ごく簡単に言うと、Yahooショッピングや楽天市場とイった大手ネットショップの商品の中からAmazonと価格差のある商品を自動で検索してくれる神ツールです。検索結果に出た商品を該当ショップから購入し、Amazonで売れば利益が出るというわけですね。
電脳せどりができるようになると仕入れもネットで完結するので、「24時間」「完全に在宅で」せどりをすることができるようになります。せどりで一番労力のかかる店舗仕入れが不要になるので、専業の人はもちろん、副業の人や女性にはぜひおすすめしたいせどりスタイルです。
電脳せどりは検索ツールを持っていないとほぼ不可能なので、電脳せどりをやっていきたい人は必ず購入しておきましょう。
セドリオンは月額定額ではなくライセンス購入ですが、以前まで1ラインセンス5万円程度していたのが
サービス1周年記念で今だけ19,800円(60%オフ)
になっているので、キャンペーン価格期間中にぜひ購入しておきましょう。
さらにセドリオンは5日間は無料でお試し利用できるので、まずは無料で触ってみて使えそうか否か確かめてみてください。