ブックオフでのせどりは年々厳しくなっている……
なんて声も聞きますが、それでも今なおブックオフはせどらーの主な仕入れ先として外せないものだと思います。
しかし実際問題として、数年前にワンデーサンクスパスが廃止されたり、「単品管理」という商品の管理方法の促進などによって、以前に比べると仕入れの難易度は着実に上がってきているのが実情です。
今回は、そんなブックオフの値付け基準について少しお話したいと思います。
値付け厳しくなった原因!ブックオフの「単品管理」ってなに?
せどりをしていると「単品管理」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
単品管理とは、ブックオフの商品管理方法を表す言葉です。文字通り、商品一つ一つをデータ管理しているということを意味します。
ブックオフは以前まで、「このジャンルなら500円、このジャンルなら1500円」など、商品をある程度カテゴライズして、カテゴリーごとに一律の値付けをしていました。それが今では、商品1つ1つに個別の値付けがされるようになったわけです。
とはいえ現状のブックオフでは、単品管理している商品と、そうではない商品が未だに混在しています(しかし確実に、全商品に単品管理化の波が押し寄せていますが)。
両者の見分け方としては単純に、値付けラベルを見れば一目瞭然です。
単品管理の見分け方
- 単品管理:
→ 長方形のシールで、「商品名」や「著者名」などがしっかり個別データにかかれている - 一括管理:
→商品名などなく、「150円」や「780円」など、単に値段だけが書かれた色のあるシール
また、レシートを見ることでも判別できます。
- 単品管理:
→ 商品名(作品名)で印字されている - 一括管理:
→商品名でなく「雑誌」や「映像作品」などジャンル名で印字されている
もう今の時代では、単品管理の方が主流なのでイメージしやすいでしょう。ただ例えば雑誌コーナーなどは、未だに数字の値札が貼られているだけの「一括管理」が結構多いです。
一括管理は、言わば商品ジャンルごとにまとめてに値付けされていたので、値付けが個別に最適化されていません。そのため、Amazon価格とかけ離れている「美味しい商品」が結構あったんですよね。
しかし最近は単品管理化によって、商品1つ1つに最適な値付けがされています。しかも厄介なことに、その値付けはAmazonマーケットプレイスの価格相場が参考にされているんです。
ブックオフの値付け(単品管理)はAmazon最安値価格を参考にしている
Amazon価格を意識して値付けされる単品管理は、せどりにとっては非常に厄介です。
もちろんブックオフ側が「Amazon価格を参考に値付けしています!」と公言しているわけではないですが、一度仕入れをしてみればブックオフが明らかにAmazon相場を基準に値付けしていることは一目瞭然です。
というより今の時代、もうあらゆる中古店はAmazon価格を意識しないと商売していけません。現代人はみんなAmazonでモノ買っちゃうので、Amazonよりちょっと安く売らないとリアル店舗はやってけないのです。
つまりもう分かると思いますが、ブックオフの値付け(単品管理)はAmazonマーケットプレイスの最安値価格を参考にして付けられています(どう見ても)。
もう少し正確に言うと、Amazon最安値よりも1割〜2割ほど安い額を価格設定の基準にしています。
つまり、Amazonマーケットプレイスでの最安値が2000円の商品は、ブックオフだと大体1550~1850円辺りで値付けされる傾向があります。(あくまでおおよその話です)
このように、”ブックオフはAmazonの最安値を意識している” ことから、 仕入れ可能な商品(Amazonとの差額がある)は、次のような仕組みで生まれてくるのです。
ブックオフ値付けで仕入れられる例・仕入れできない例
仕入れられる商品例
例えば、ある商品AがAmazonマーケットプレイスで以下のような出品ラインナップだったとします。
店舗 | 状態 | 価格 | 配送 |
店舗A | 可(落書きあり) | 1800円 | 自己配送 |
店舗B | 良い | 2400円 | 自己配送 |
店舗C | 非常に良い | 2800円 | 自己配送 |
店舗D | 非常に良い1 | 3000円 | FBA |
ここでブックオフは商品Aを値付けするとき、まずは機械的に最安値を意識します(もちろん単品管理は専用ツールで行なっているので)。
さらに最安値から10%ほど安くした値段設定にするため、商品Aは1500円前後で値付けするでしょう。
- ブックオフ価格:1500円前後
あなたがもしFBA利用者で、ブックオフ商品の状態が比較的綺麗だった場合、 上記のAmazon相場では店舗Dと同条件の3000円、あるいは前に来るように2980円で出品できますよね。
そうなると、ブックオフから1500円で仕入れて、2800〜3000円くらいで出品することが可能になります。FBA手数料を引くと利益額は700円くらいですが、3ヶ月以内に売れる商品なら十分仕入れ対象です。
このように、ブックオフの値付け(単品管理)はAmazon相場を参考にしているとはいえ、ほぼ最安値付近を見ている上に、FBAなどの優位性を加味することができないのが弱点です。ここの歪みが発生している商品ならば、ブックオフでも問題なく仕入れられるというわけですね。
仕入れられない商品例
逆に仕入れられない例を。
Amazonマーケットプレイスで以下の出品が並んでいる商品Bがあったとします。
店舗 | 状態 | 価格 | 配送 |
店舗A | 良い | 2480円 | FBA |
店舗B | 非常に良い | 2550円 | 自己配送 |
店舗C | 非常に良い | 2600円 | FBA |
店舗D | 新品 | 3200円 | FBA |
この場合、ブックオフでは概ね1850円〜2150円くらいで売られているイメージです。
仮に1800円で仕入れたとします。状態が良くても【非常に良い FBA】が2600円で出品されているので同額かちょい安でないと売れません。2600円で売れてもFBA手数料が引かれて仕入れ値とトントンです。
つまり、この場合は仕入れても意味がありません。
この例のように、Amazon相場の最安値が【良い FBA】だったりすると厳しいですね。次に並ぶ価格も幅が狭いことが多いです。
せめて最安値が【良い 自己配送】であれば、最初にくるFBA層が値幅開けてることも多いので、その場合は最初の例のように仕入れ可能なこともあります。
今後、ブックオフせどりで仕入れをして稼ぐには
1. 最安値だけを見て仕入れないこと
まず、「最安値だけを見ては仕入れしてはいけない」というのが大前提です。
前述の通り、今の時代の中古品ショップはみんなAmazon最安値よりちょっと安いくらいの値付けをして客を集めるので、最安値を見て仕入れしていたらマジで仕入れ可能な商品が見つかりません。
そこで大切なのは、きちんと「適正相場を知る」ということ。最安値しか表示しない検索ツールを使っていると速攻で廃業です。
検索ツールは仕入れの武器ですが、必ずAmazon相場(出品者のラインナップ)全体を見て参考価格を出してくれるツールを使いましょう。
私は長く「せどり風神」という3年前なら知らない人のいない有名ツールを使っていましたが、現在はサービス終了してしまったので、代わりになる検索ツールは今のところ「せど楽チェッカー」しかありません。
公式HPせど楽Checker
せど楽チェッカーなら、下記画像のように検索結果画面に出品者の相場を表示してくれます。
出品者の並びを見ることで「あ、この並びなら3番手の価格で出しても十分売れるな(なら仕入れられる)」などの判断ができるようになります。
とくにFBAを利用している人の場合、出品者の並びで先頭に立つことなんてそんなにありません。ライバルが自己配送なら10%くらい高くしても普通にFBAが売れるからです。
なので、繰り返しますが「最安値だけを見て仕入れないこと」。検索ツールは無料アプリとかではなく、本格的なツールを使うようにしましょう。
(ちなみに、せど楽チェッカーは30日無料お試し期間があるので、使ったことない人は一度使ってみるといいですよ。いまこれより使える検索ツールあるのでしょうか?どうなんだろう)
常に適正な価格改定を怠らず、しっかり売り抜くこと
単品管理の穴をついて仕入れができたとしても、適正な価格で売り抜くことができなければ意味がありません。
重要なのは、出品者同士の価格競争のなかで、”最安値グループをうまく無視”しつつ、利益の取れる適正な位置をキープすることです。
ここで必須になるのが、自動価格改定ツールの存在です。
周囲の出品者達の数や価格帯は刻々と変化するので、適正相場というのもまるで株価のように常に変動します。
このとき手動で価格改定をしているようだと、この適正相場の変動にはまるでついていけません。たとえ価格を更新しても、人気商品であるほど、数時間も立てば別のライバルが自分の前に位置をキープしてしまうものです。
つまり、刻々と変化を繰り返す適正相場に分単位で対応し、常に適正なポジションをキープするには、自動価格改定ツールの存在なくしては不可能と言っていいです。
未だに手動でピコピコと価格改定している人は、より効率的に売上が欲しいなら、必ず価格改定ツールを導入しておきましょう。一定レベル稼いでいる人で、価格改定ツールを使っていない人なんて見たことも聞いたこともありません。
価格改定ツールは、今の所「プライスター」一択です。
公式HPプライスター
おそらく、せどり業界のツールで一番利用者が多いツールではないでしょうか。
自動価格改定ツールとしてもピカイチの人気ですし、プライスターは価格改定だけでなく、ザッと以下のようなせどりに関するあらゆるサービスが使い放題になります。
プライスターで出来ること
- 「自動価格改定機能」
- 「バーコード検索機能[アプリ]」
- 「カンタン出品機能」
- 「カンタン在庫管理」
- 「カンタン売上管理」
- 「PRICE CHECKとの連動機能」
- 「棚卸し機能など、確定申告向け税務サポート」
- 「仕入れを安くする問屋サービス」
- 「海外輸出・輸入をサポートするサービス」
※そのほか、今もどんどん新機能や新サービスが増えています。
プライスターの価格改定機能などは下記記事で詳しく魅力を書いていますので参考に。
またプライスターにも、30日間の無料お試し期間があります。まだ使ったことない人は、マジで一度使ってみるといいですよ。プライスターの自動価格改定をONにするだけで、何もせずとも1ヶ月の売上はかなりアップするはずです(実体験)。
せどりで生き抜くには、ブックオフ以外の仕入れ先も重要
ブックオフが単品管理を進めている以上、過去より仕入れが難しくなっていることは事実です。賢いせどらーほど、ブックオフ以外の有力な仕入れ先の確保に注力していると思います。
せどりと言えばブックオフが象徴的な存在になっていましたが、ブックオフ以外にも仕入れ場所は沢山あります。
例えば私が主力にしているCD/DVDせどりで言えば、TSUTAYAやゲオをはじめとするチェーンはもちろん、ディスクユニオンのような中古CDショップでも可能です。
とくに私が最もおすすめするディスクユニオンの仕入れについては、下記記事で詳しく書きました。
参考記事CDせどりのコツ全て|仕入れ基準やAmazonランキング目安まで完全ガイド!
参考記事DVDせどり完全ガイド!おすすめの仕入れ基準/仕入れ先/狙い目ジャンルまで全て解説
さらに、家電やおもちゃ、ゲームにまで仕入れ対象を広げれば、仕入れ先は無限に広がりますよね。
例えば、地方や郊外に住んでいる人ならば、最もおすすめなのは「イオンせどり」です。イオンはおもちゃやゲーム、家電商品などが在庫処分価格で多数売られており、何よりセールが多いのが特徴です。地方においてはまさに”宝の山”と言えます。
イオンせどりについては下記記事で詳しい仕入れのコツを書いていますので、地方住まいの人は参考に。
まとめ
ブックオフが単品管理を促進していることによって、ブックオフからせどらーの姿が激減しているのは誰もが知っていると思います。
これを吉と取るか、凶と取るかで、せどりの姿勢はガラリと変わります。
良質な土地には人が群がるので、いつしか価値は平均化して落ち着いきます。この宿命は市場の原理というもので抗えません。
一方、誰もが見捨て去った土地、誰もが見ようとしなかった場所にタネを植えてこそ、金のなる木は育つものです。
単品管理が進んだことと、ライバル達が消え去ったこと、両者を比べるとプラスマイナスどちらでしょうか?
ライバル達が見限って去っていったブックオフも、やり方次第では”あなただけの”金のなる木になるかもしれません。
※今回紹介したブックオフの値付け基準は、「ブックオフが公言している」ものではなく、あくまで私が長く仕入れをしてきた中で肌感覚をもとに立てた予測です。あくまで参考程度にして仕入れの知識にお役立て下さい。
【初心者向け】せどり初心者がまず揃えたいおすすめアイテム
これからせどりを始める、あるいは始めたばかりの初心者の方々に、ぜひ最初に揃えておきたいアイテムを2つ紹介します。
せどりツール選びに迷っている方は、ぜひ参考にして下さい。
【1】総合せどりツール『プライスター』
公式HPプライスター
総合せどりツール『プライスター』は、商品の自動価格改定やカンタン出品登録、利益率や売上管理から税金サポートまで、仕入れ以外のせどり業務を全てサポートしてくれるツールです。せどり業界では知らない人はいないでしょう。
こんな悩みがある人へ
- 商品の価格改定が面倒すぎる……
- 商品の出品や納品作業に時間がかかりすぎる……
- 自分の利益率や利益額を集計するのが面倒……
以上のような問題点を抱えている人は、プライスターを導入すれば全てを解決できます。
- ⇒価格改定は30分程度の間隔で全自動で行ってくれます
- ⇒複数個の商品をまとめて一気に出品登録できます
- ⇒商品ごと、月ごとの利益額や利益率を自動集計してくれます
私はせどりで月商200万を売り上げるようになるまで様々なせどりツールを使ってきましたが、中でも最も売上アップに貢献したのが、プライスターです。
あなたのせどりにプライスターを導入するだけで、
- 作業時間は半減し、
- 売上額は大幅にアップ
させることができます。
通常月額は4800円。たった5千円程度でプライスター内の全ての機能が使い放題になります。使って損することはまずないでしょう。
それでも不安な人のために、30日間は無料でお試し利用ができます。
プライスターの「威力」は1000の言葉で熱弁するよりも1回の体験の方がはるかに強烈に分かります。まだ使っていない人は、まずは30日間無料お試しからプライスターを利用してみてください。
もっと詳しく知りたい人は下記記事
【2】電脳せどりの必須仕入れツール「セドリオン」
リアル店舗ではなく、ネットショップから仕入れる”電脳せどり”の仕入れサーチツールとして代表的な「セドリオン」
こちらはリアル店舗に仕入れにいけない・行きたくない人には必須のツールになります。
ごく簡単に言うと、Yahooショッピングや楽天市場とイった大手ネットショップの商品の中からAmazonと価格差のある商品を自動で検索してくれる神ツールです。検索結果に出た商品を該当ショップから購入し、Amazonで売れば利益が出るというわけですね。
電脳せどりができるようになると仕入れもネットで完結するので、「24時間」「完全に在宅で」せどりをすることができるようになります。せどりで一番労力のかかる店舗仕入れが不要になるので、専業の人はもちろん、副業の人や女性にはぜひおすすめしたいせどりスタイルです。
電脳せどりは検索ツールを持っていないとほぼ不可能なので、電脳せどりをやっていきたい人は必ず購入しておきましょう。
セドリオンは月額定額ではなくライセンス購入ですが、以前まで1ラインセンス5万円程度していたのが
サービス1周年記念で今だけ19,800円(60%オフ)
になっているので、キャンペーン価格期間中にぜひ購入しておきましょう。
さらにセドリオンは5日間は無料でお試し利用できるので、まずは無料で触ってみて使えそうか否か確かめてみてください。