【正社員になるのが怖い】正社員として働けるか不安なフリーターの処方箋

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正社員になってちゃんと働けるのか不安……

正社員になるのが怖い……

フリーターにはこうした不安に駆られている人が非常に多い。

その根本的な原因というのは大体この2つ。

 

  • フリーターしかしたことがなく(正社員経験なし)、正社員の仕事ができる気がしない
  • 過去に正社員でブラック待遇・パワハラ・セクハラを受けて辞職し、トラウマがある

 

正社員になるのは怖いけど、かと言ってこのままフリーターや非正規を続けてちゃいけない……この先まともに生活していけない……という危機感もある。そんな思いに板挟みになって苦しんでいる状態だろう。

 

私もパワハラ上司に追い込まれて会社を辞め、フリーターとして学生時代のバイト先に一時期戻った経験がある。

当時は本当に精神的に参っていて、「どの会社に転職しても、また追い込まれるんじゃないか?」と心が負のスパイラルにはまったように”最悪な想像”しかできなくなっていた。

(当時のことは「会社・仕事に行きたくない。考えるだけで吐き気がするほどツラい時の処方箋」を参照)

でも、その後は結局普通にそこそこ楽しめた会社に転職したりして、今は独立してマイペースに楽しく仕事している自分がいる。当時の自分が知ったら驚くだろう。

行動とチャレンジをしていれば、人生は自分が想像もできない方向へ動いたりするものである。

正社員になるのが怖くて不安な人は、ちょっと気休めにこの記事を読んでみてほしい。

目次

正社員になるのが怖い・不安に思ってしまう人の特徴

フリーター歴が長く、正社員の仕事ができる気がしない

そもそも社会人経験がない人は、正社員の仕事というものを過大評価しすぎている。

正社員の仕事といってもピンキリがある。確かに責任も大きく高度でプロフェッショナルな仕事もあるが、逆に暇すぎ・刺激なさすぎで転職したくなるほど平凡な仕事も多い。

ほりっく

友人のサラリーマンなんて、暇すぎて毎日Yahoo!ニュースを全部読むのが日課らしい。。。

私の先輩なんて勤務中もずっとパズドラしてたし……。

フリーター歴が長いと、何のスキルも経験もない自分が強いコンプレックスになる。その反動で、あたかも正社員の仕事は右から左まで高度なものだと思い込み、「何のスキルも経験もない自分にできるわけがない」と感じてしまう。

でも考えてみて欲しい。

毎年4月になれば、昨日まで大学でウェイウェイ遊び呆けていたようなチャランポランな大学生たちでも正社員として働き始めているのだ。つまり、新入社員の仕事なんて別に大したことはないのである。

人間は、未知の体験ほど不安が強くなるものだ。

今までの人生を振り返れば、最初は怖かったり不安だったりしたけど、いざ終わってみれば「案外こんなもんか?」と、意外とあっけなかったり思ったより普通だったなんて経験は多いだろう。

正社員の仕事も同じ。ようは「慣れ」の問題でしかない。

「今まで何もやってこなかった」という負い目があるなら、今これからやっていけばいい。一つだけ確かなことは、”今まで通り”を変えられない人間は、これから先もずっと”今まで通り”の毎日が続くだけということである。

しんどくなったら後戻りしてやり直せばいい。何事も挑戦してみることでしか人生は変えられない。

ブラック労働、パワハラ、セクハラを過度に恐れている

過去に正社員で働いていたけど辞職に追い込まれたトラウマがあるケース。

冒頭でも書いたけど、私も坂上忍そっくりな上司のパワハラに苦しみ、逃げるように会社を辞めたことがある。もう末期のころには通勤電車が会社の駅に近づくと無条件で吐き気に襲われるようになって、駅のトイレで吐いた瞬間に辞めることを決意した。

そんなもんだから、退社後の私の正社員への恐怖は半端なく、どこに転職しようと同じ悲劇と教訓がまっているとしか思えなかった。

ほりっく
結局、一時的に大学時代のバイト先(飲食店)にかくまってもらったのだけど、たまたま来店した大学の同期に「お前、ここでアルバイトしてんの……?」と言われたショックで、転職活動することを決意したのである

その後、転職した結果として分かったことは、この世に会社は腐るほどあり、会社が変われば人も変わるという当たり前の結論である。

なんてことはない。会社が変われば、一緒に働く人たちが変われば、それだけで暗黒だった世界は一変して変わるのである。

断言するが、クソな職場やクソな上司に追い込まれて辞職した場合、原因はあなたの無能さではなく上司や会社のクソさにある。間違っても自分のせいにしてはいけない。間違いなく会社のせいであり上司のせいだ。

電車に乗ってると、たまに同じ車両で怒鳴ってるおじさんとか奇声あげてるおばさんとかと出くわしちゃうことがある。アンラッキーだ。たまたまその車両に乗ってしまったあなたに非はない。それと同じ。

人生という旅の中で、たまたま「ある一時期」を頭のおかしい人と乗り合わせてしまっただけ。そんな時は迅速に電車を降りて、違う電車に乗り換えれば簡単に事は解決するのだ。なぜ我慢してまで同じ車両に留まる必要があろうか。

繰り返すが、世の中には腐るほど色々な会社がある。その中には、あなたの力を必要としてくれる会社が必ず存在するし、あなたが素敵な人たちと楽しく働ける職場が必ず存在する

それを知っているだけでも心はだいぶ救われるはずだ。

ほりっく
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正社員になる不安より、フリーターでいる不安の方が大きい

正社員になる不安は、未知なことに対する恐怖だ。

どんな職場かわからない。どんな人がいるか分からない。上手くやっていけるか分からない。新しいコミュニティに参加するときの最初の緊張というは、学生のときの入学や転校のときのそれと基本は同じである。

その不安や緊張は少なからず誰もがするものであり、同時に、シンプルに「慣れ」の問題であることを知っているはずだ。

私としては、逆にフリーターでいることの不安の方が断然ツラい。

常にお金の心配をして、常に将来の不安が脳裏にこびりついていて、世間体や友達の目を気にしながら、30代になっても40代になってもカツカツに切り詰めて暮らす日々のストレスの方がずっと大きいだろう。

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「まずは契約社員からステップアップを目指そうかな」という考えは危険

いきなり正社員になるのは怖いから、まずは派遣社員か契約社員から初めてステップアップを……という考え方をする人がいるが、これははっきりとおすすめしない。

理由はいくつもある。

まず、正社員も派遣社員も仕事内容はそう変わらないケースは結構多い。どころか、正社員が派遣社員をこき使う事で、むしろ正社員の方がラクをしていて派遣の方があくせく仕事しているケースなんて腐るほどある。

よって、派遣や契約のような非正規社員の方がラクで簡単な仕事という認識は改めた方がいいだろう。

そして、正社員になるには若い方が圧倒的に有利なので、派遣や契約社員をしている時間が非常にもったいない。まずは派遣社員で経験を積んでから……なんて2年も3年もグダグダしているうちに年をとって、正社員就職の可能性を削ってしまっては元も子もない。

元採用担当だった私から言わせても、フリーターから将来的に正社員になりたいなら1年でも早い(若い)方が確実にいい

参考「フリーターは何歳まで許されるのか?」に対する答え

(非正規から)正社員は年を重ねるごとに難易度が跳ね上がっていくという性質上、いちど派遣社員や契約社員になるとなかなか抜け出せなくなるという側面が強い。まさに蟻地獄のような仕組みなのだ。

なので、正社員と派遣・契約社員を単純に比較すると、派遣・契約社員を選ぶメリットはほぼないと言える。

就職活動はハローワークより転職エージェントに相談する

フリーターには「就活の仕方が分からない」という不安もある。正社員に就職したいけど何からすればいいのか分からない……という人も多いはずだ。

そして、なんとなくハローワークに行く人が多い。しかし、ハローワークはブラック求人や空求人が多すぎる上に相談員も非正規のおじさんで力にならず、求人も人も質が良くないのでおすすめしない。

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フリーターの正社員就職なら、フリーター専門の転職エージェントがある。転職エージェントというと正社員のキャリア転職のイメージが強いが、フリーター専門も多数あるのだ。

転職エージェントというのは、プロの転職コンサルタントが就活のあらゆる面をサポートしてくれるサービスだ。求職者は無料で利用することができる。

エージェントがしてくれること

  • 就職の相談
  • 求人案件の紹介
  • 履歴書の書き方指導
  • 面接の指導(模擬面接)
  • 企業との給料交渉・スケジュール調整

軽い相談からできるので、「何から動けばいいのか分からない」という人はまず転職エージェントに就職や進路について相談しに行ってみると良い。

公式HP ハタラクティブ

フリーター就職を専門としたエージェントで最大手の「 ハタラクティブ 」なんかは、利用者の半数以上が”社会人経験なし”のフリーターだが、1000件以上の求人数を誇り、就職内定率は80%を超えている。

他にもフリーター就職に強い転職エージェントは下記の通り。どれも無料で利用できるので存分にお世話になろう。

20代フリーターが利用すべき転職サイト

もっと詳しく20代フリーターの正社員就職で利用すべき転職サイト・転職エージェントまとめ

登録したら、まずは就職相談に行く。自分の現状のスペックで、どんな求人案件が紹介してもらえるのかチェックしよう。まずはそこからスタートである。

おそらく、特別な経歴もなくフリーター歴が長いだけだと紹介される案件も限られてくる。なので、3〜4社は相談にいってなるべく多くの話を聞き、多くの求人をチェックすること(1社のみだと1件とかしか紹介してもらえなかったり、最悪は紹介できる案件がなかったりもするからだ)。

履歴書の書き方や、面接で何を話せばいいか分からないなどフリーターにありがちな悩みも、転職エージェントの担当者が指導・添削などしてくれるので、プロに相談しながら作戦を立てればOKだ。

 

正社員になる前にやっておいた方がいいこと

正社員になる勇気を出したとして、個人的に正社員になる前の準備としてやっておいた方がいいことがある。ワード・エクセルのイロハを覚えておくとか、そういうテクニカルなことではない。

体力づくり(運動)

これは決して、正社員の仕事が体力がないと務まらない激務とかそういうことではない。

長年フリーターをしている人は不摂生・不規則な生活で体力がない人が多く、軽い運動なりして体力をつけることで心も身体も簡単にパフォーマンスがアップできるからである。

筋トレや軽いランニングだったり、なんなら散歩程度でもいい。

適度な運動が心身にもたらすプラス効果は計り知れない。

単純な体力の向上だけでなく、脳内にセロトニンが分泌されることでストレス解消・精神の落ち着き・幸福感が刺激されてポジティブ思考になりやすくなる

心身ともに爽快な気分で仕事に望みやすくなるので、運動不足で体が重かったりネガティブ思考気味の人は適度な運動こそが最高の薬である。

早寝・早起きの習慣化

フリーターは生活が不規則で夜型生活が染み付いている人も多いのではないだろうか。

正社員として働くなら多くは朝型生活になるので、早めに体を朝型に慣らして太陽の光を浴びながら起きる生活をした方が良い。朝起きて日光を浴びることで体内時計が調整されるので、とにかく決まった時間の起きて窓に立って数分は日光を浴びよう。

大きな効果として、太陽の光を浴びるとセロトニンと呼ばれるホルモンが分泌される。

セロトニンは通称「幸せホルモン」と呼ばれ、脳の活性化、感情の落ち着き、ストレス緩和などに働き、ポジティブに1日を迎えることができる。

このセロトニンが不足すると鬱(うつ)になりやすくなるので、不安や緊張を重ねやすい人ほど毎朝太陽の光をちゃんと浴びて、意識的にセロトニンを分泌させることが重要である。

まとめ

会社なんてものは国内に万単位の数があり、正社員の仕事にもピンキリがある。

この世界には100%必ず、あなたが有意義に働ける職場があるし、あなたのことを必要としてくれる会社が必ず存在するのである。

20代フリーターが利用すべき転職サイト

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