フリーター

世間の目も厳しく。「フリーターは何歳まで許されるのか?」に対する答え

投稿日:2018年9月3日 更新日:

フリーターは何歳まで許されるのだろうか?

主観的な問題なので決まった答えがあるわけではないし、そもそも許されるとか許されないとかいう問題でもないのだけども、フリーターの方からよく挙がる質問なので今回はこのテーマについて書く。

私個人の意見としては、

  • 正社員への就職
  • 結婚
  • 世間の目・社会的評価

といった現実的な要素を考えると、やはりフリーターにとって「30歳」というのは一つの大きなラインになると思う。

なぜ30歳かというと、一番の要因は正社員への就職が30歳を超えると格段に難しくなるからだ。これは下記で説明する。

そして、就職できずにフリーターのままだと当然、結婚も難しくなる。30歳を超えてフリーターかつ独身でいると、それに伴い世間の目も一層厳しくなる。マイナスがマイナスを呼ぶ連鎖となり、気づいた時には這い上がれないほどの沼に落ちてしまった中年フリーターが全国に腐るほどいる。

フリーター生活を謳歌している20代はたまに見るが、30代40代になっても「フリーター万歳!自由な働き方最高!」と言っている人を見たことがあるだろうか? 私はない。

下記は2ちゃんねるの有名なコピペで、フリーターの悲惨な一生が書かれたネタである。ネタながらも「笑えないリアルさ」に恐怖と不安を感じる部分もあるので見て欲しい。

☆20代前半
Fラン大学卒業間近、まわりは正社員に就職出来た方が少なく、フリーターが多数というに環境に安心する
「不景気だから」「就職難だから」「これが普通だから」と自分に言い聞かせ納得する
フリーターもしくは派遣社員としてのスタートを「新社会人デビュー」「フレッシャーズ」と言い張る
零細企業で働いている高校時代の友人より収入が多く、少し天狗になる 
就職先を聞かれると迷わずバイト先の親会社の企業名を答える

 

☆20代後半
正社員雇用に関心を持ち始めるが、転職活動など具体的な事は何もしない
月収はそこまで差はないが、友人たちのボーナスの話がとても気になる
「まだ20代だから」「男は30代が勝負」とまだ余裕があるように自己暗示をかけ続ける 
クルマなどの大きな買い物をするとき、ローンが通りにくいと気付く

 

☆30代
バイト先が20代が多くなってきて居づらくなってくる
バイトから正社員登用を密かに期待していたのに、店長から「そろそろどこかに就職しないの?」と言われショックを受け退職する
重い腰をあげて正社員を目指して就職活動するが、「10年間職歴無し」とみなされどこも受からない 
友人たちは次々と役職に付き、結婚したりマンション買ったりしはじめる。が、式や新居に招待されることは無い
30代にして年収で友人たちと150万近くの差がつき、人生に不安を感じる

 

☆40代
転職、結婚、安定した将来、すべてが幻となった事にはっきり気付く
同じフリーター生活だった大学時代の友人たちが就職したり家業を継いだりという話を聞き、羨望と嫉妬と筋違いの怨恨の感情が芽生える
仕事の選択肢は夜勤と重労働ばかりの日雇い派遣労働しか残されておらず、それすら体力のある20代・30代に横取りされる

 

☆50代
もはや、人生のすべてを諦めた。日々を生きてゆくことが精一杯である
友人たちは子供が成人して一安心。老後の事が真剣に不安になってきた
高齢の為、派遣屋から仕事が来なくなってきた。やむなく遠方まで行く

 

☆60代
いざ路上へ・・・さらば人生

参考フリーター・ニートの将来が不安になる2ちゃんコピペまとめ【考察】

さて、仮にこのコピペ通りに人生が進んだとすると、フリーターでいることが許されたのはどの時点(何歳)までだろうか?

20代後半くらいから薄暗い雲が近づきつつある感じはあるが、やはり明確に苦しくなってくるのは30代のラインだと感じざるを得ない。

フリーターという属性は、やはり「20代」と「30代」の間に大きな壁がありそうだ。

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フリーターの就職支援エージェントは「29歳以下」が条件

「フリーターが何歳まで許されるか?」を考えるとき、まず頭に浮かぶのは就職の問題だろう。フリーターの正社員就職については、30歳をラインに一気に厳しくなる明確な理由がある。

それは、フリーター専門の就職エージェントの利用条件が「29歳以下のフリーター」であることだ。

就職エージェント(=転職エージェント)とは就職支援会社のことで、プロの転職コンサルタントが就職相談から求人案件の紹介、履歴書の書き方や面接指導まで就活を全面的にバックアップしてくれるサービスである。

転職エージェントというと一般転職(正社員→正社員)のサービスのイメージがあるが、フリーター就職専門の転職エージェントもある。例えば最大手だと「 JAIC(ジェイック) 」。フリーター・大卒・既卒・中退者を専門とする就職支援会社だ。

参考

公式HP JAIC(ジェイック)

JAIC(ジェイック)では利用者のほとんどが20代かつ、半数以上が正社員経験なし。それでも1000件を超える未経験OK求人を揃えている。

フリーターが正社員就職するなら転職エージェントは必ず利用したいところだが、上記のJAIC(ジェイック)をはじめ、ほとんどのフリーター専門エージェントには「29歳以下」という利用条件がある。

この「29歳以下限定」の意味を考えてみると、転職エージェントの支援を持ってしても30歳以上のフリーターを就職させるのは難しい(=ビジネス的に割りに合わない)ということだろう。

30歳を超えて転職エージェントが利用できなくなれば、フリーターの正社員就職は一気に厳しくなる。いよいよブラックの巣窟「ハローワーク」しか頼るところがなくなるからだ。

ハローワークは性質上ブラック求人が多いし空求人も溢れており、相談員も非正規のおじさんだ。ハローワークで就職する人も多くいることは事実だが、転職ビジネスのプロが担当する転職エージェントに比べると勝率やクオリティは地に落ちる。

ハローワークはブラック?フリーターの就活は転職エージェントに行くべき理由

フリーターが正社員への就活をしようと考えるとき、まず最初に浮かぶのは「ハローワーク」だろう。しかし最初にこの記事の結論を ...

私は他の記事でも一貫して「フリーターを脱出(正社員就職)するなら20代のうちに!」と書いているのは、転職エージェントが利用できなくなり脱出ハードルが格段に厳しくなるからだ。

この転職エージェントの利用制限(29歳以下)こそが、フリーターに立ちはだかる大きな壁であることは間違いないだろう。

 

フリーターは結婚率も低い。男性の結婚はやはり30歳〜34歳が目安に。

時代が変わりつつあるとはいえ、「結婚して子供を授かって家庭を作る」は一般的な将来像だろう。しかし、フリーターの結婚が難しいことは事実データとして如実に表れている。

女性ならまだ希望があるが、男性フリーターは非常に厳しい。

いくつかのデータを見てみよう。

【男女別アンケート】結婚相手に求める年収は?

結婚相手にどの程度の経済力を求めるか?

男女別で希望年収のアンケート結果がこちら。

 
1位 好きなら関係ない(50.1%) 500万以上(36.2%)
2位 300万以上(34.3%) 300万以上(30%)
3位 500万以上(11.9%) 好きなら関係ない(15.1%)

(引用:アニヴェルセル株式会社

女性が男性に求める年収、1位が年収500万以上だ。これは30代正社員の年収レベルであり、フリーターが到達することはほぼほぼ不可能な水準だろう。フリーターの平均年収は150万〜200万弱なので絶望的である。

逆に女性フリーターであればまだ、半数以上の男性は収入を気にしていないという結果が出ているので希望がある。

気になる相手がフリーターだったら、そのまま(好きと)思い続けるか?

次に、「もし好きな人がフリーターだったらどうするのか(結婚するか)?」というアンケート結果がこちら。

【女性】
思い続ける……16.3%
ほかの良さそうな男性を探す……83.7%

【男性】
思い続ける……87.8%
ほかの良さそうな女性を探す……12.2%

(出典:マイナビウーマン

男女で全く逆の結果が出ている。女性の8割以上が「相手がフリーターなら他の人を探す」と答えており、やはり男性フリーターの結婚はかなりハードルが高いことを痛感する。

非正規雇用者の生涯未婚率がマズい

最後にダメ押しとして、生涯未婚率について見てみよう。「生涯未婚率」とは厳密に言うと、50歳時の未婚率(一度も結婚していない率)をいう。

年代別で正規・非正規雇用者の未婚率を見てみると↓

出典:東洋経済オンラインより(2015年のデータ)

男性の場合、非正規雇用者は正規社員より2倍〜3倍以上は未婚率が高い。どの角度からどのデータを見ても、非正規(フリーター含む)男性の結婚は非常に厳しいことがわかる。

男性の正規雇用者(=正社員)の未婚率を見ると、30〜34歳で大きく下がる。つまり、正社員男性は30代前半で結婚する人が多いということだ。

結婚という問題を見ても、男性の場合はやはり「30歳」が大きなラインになる。つまり、20代でフリーターでも、30歳のラインで正規雇用になれば結婚には間に合うと言える。

対して女性はちょっと面白く、なんと非正規雇用者の方が未婚率が低い(=結婚率が高い)という結果が出ている。これはそもそも結婚を機に退職してパートなど非正規雇用にシフトする女性が多いのと、バリバリのキャリアウーマンの婚期が遅れやすい、稼ぐ女性は自立しているので結婚願望が低い、といった複数の側面があるのだろう。

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フリーターに対する世間の目や社会的評価も一層厳しく……

同窓会や結婚式、親戚の集まりには行けない……

私個人の印象として、20代のフリーターは今どき珍しくともなんともない。20代の頃なら高校の同窓会や大学時代の集まりでも友人フリーターは来ていたし、結婚式にも来ていた。

……が、30代になってから彼らの姿はピタッと消えた。集まりに誘おうにも何かと理由をつけて断られるようになるし、結婚式にも呼びづらくなる。フリーターからすると、周囲が正社員として社会で働いていて当たり前に家庭を持つようになると、劣等感を突きつけられるようで苦しいのだ。

20代の頃なら「お前そろそろ大丈夫か?(笑)」なんて軽いノリで心配してくれていた人たちも、30代フリーターには何も言えなくなってくる。明らかに気を使われる空気もフリーターにはキツいだろう。

しまいには、親戚の集まりなんかにも行きづらくなり、親族の付き合いからも疎遠になる。

友人との関わりも減っていき、バイト以外で人と関わることがどんどん少なくなる。友達や恋人を作ろうと何かのコミュニティに属したいと思っても、中年フリーターに対する世間の目を考えるとなかなか踏み出せない。

こうして、真綿で首を絞められるように少しずつ「孤独」と「貧困」の沼に落ち込んでいくのが中年フリーターの典型的な道なのである。

夜も眠れないほど劣等感に悩むフリーターに伝えたいこと

 

フリーターに対する社会的な評価も厳しくなる

例えば、

  • クレジットカードが作れない
  • 車などあらゆるローンが通らない
  • 家を借りるのも審査が厳しくなる

などなど、社会的信用の面でフリーターの評価は厳しくなる。

これも20代の若いうちであれば、保証人に親を立てるなどすればそこまで不利にはならない(もちろん、正社員に比べると段違いだが)。

一人暮らしでマンションに住もうと思ったとき、20代でバイトをしていて連帯保証人に(継続収入のある)親を立てられれば審査に通る物件も多くあるだろう。しかし30代40代で親に頼れない状況になるとまず審査通過は厳しくなる。

これは賃貸だけでなく、あらゆるローンも同様だ。

審査に絶対通らないということではなく、あくまで「厳しくなる」ということ

まとめ

この記事の結論として(つまり私個人の意見として)、「フリーターは何歳まで許されるか?」の問いには「29歳まで」と回答しておく。

やはり、フリーターという身分が「収入面」「結婚・家庭」「世間体」「社会的評価」という人生のあらゆる要素で大きな足かせになることは否めない。そして、その足かせは30歳を超えると外すのが一気に難しくなる。

参考記事30歳フリーターの悲惨な末路。20代でなぜバイト人生を続けてしまうのか?

20代フリーターであれば、転職エージェント( JAIC(ジェイック) など)をフル活用すればそれなりの会社位に正社員就職すること自体は難しくはない(高望みさえしなければ)。フリーターを脱出するなら20代のうちに勝負をかけた方が圧倒的に有利なのは間違いないだろう。

もちろん、正社員就職は王道なだけで、それ以外にも生きる道は色々ある。その辺は下記記事で書いているので参考にしてほしい。

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