フリーターは結婚できないのか?男性は女性より厳しい結果に【未婚率・データ検証】

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「現在フリーターだけど、このままで結婚できるのか不安しかない……」

 

フリーターならほとんどの人が悩んだことがあるでしょう。

近年は「結婚しない」という派の人も増えていますが、それでも「できるけど、しない」と「できないから、しない」には大きな差があります。

実際のところ、フリーターは結婚できるのでしょうか?

私の観測範囲内の知人(20代後半〜30代フリーター)を見てみると、女性フリーターは結婚した人います。しかし、男性フリーターで結婚した人は一人もいません。どころか、恋人がいる人すらほとんどいません。アラサーになりなかなか厳しい現実を迎えています。

ただこれはあくまで私の周辺の話なので、一般論としてはちょっと信憑性が弱いです。

なので今回、フリーターの結婚について世間ではどうなのか事情を調べてみました。

目次

フリーターの結婚難易度をデータから検証

まずはいくつか現実的かつ”無慈悲”なデータを見てみましょう。

正直に先に結論を言ってしまいますが、やはり一般的にフリーターの結婚が厳しいのは当然です。そして、男性の場合は女性に比べて遥かにハードルが高いです。

【男女別】結婚相手に求めるもの

全国14ヵ所に結婚式場を展開するアニヴェルセルが、首都圏・関西に在住の20歳~37歳の男女1,400名に聞いたアンケートによると、男女がそれぞれ「結婚相手に求める条件」は次の5つとなりました。

 
1位 性格が合う 性格が合う
2位 思いやり 思いやり
3位 癒される 収入
4位 家事の能力 癒される
5位 自分の仕事への理解 食事の好みが合う

(引用:アニヴェルセル株式会社

ただ正直、こうしたアンケートは「表向き=建前」の答えが出やすいもので、その裏にある「本音」の部分は出にくいものです。

その証拠に、Yahoo!知恵袋をはじめとしたインターネットのQ&Aサイトでは結婚に対する不安として「収入が低い・不安定」などの現実的な悩みが圧倒的に多いです。

お悩み掲示板など「綺麗事なし」の現場を覗いてみると、実際の本音のアンケート結果はこんな感じではないでしょうか▼▼

 
1位 顔。 金。
2位
3位
4位 性格が合う 性格が合う
5位 思いやり 思いやり

誇張しすぎでしょうか?
ただ、あながち間違いでもない気がします。

冗談はさておき、傾向として女性は男性よりも結婚相手の収入を重視するという点は紛れもない真実です。ちなみに女性向けの別のアンケートでは「恋人」と「結婚相手」の違いとして、

  • 恋人に求めるのは「優しさ」
  • 結婚相手に求めるのは「経済力」

だそうです。恋人と結婚相手で明確な差があるんですよね。

この時点で男性フリーターは圧倒的に不利な立場に立たされます。

 

【男女別】結婚相手に求める年収は?

実際にどの程度の経済力が結婚に求められるのか?

男女別で希望の年収を調べてみた結果がこちら。

 
1位 好きなら関係ない(50.1%) 500万以上(36.2%)
2位 300万以上(34.3%) 300万以上(30%)
3位 500万以上(11.9%) 好きなら関係ない(15.1%)

(引用:アニヴェルセル株式会社

やはり女性の方が圧倒的に年収にシビアです。1位が年収500万以上ってサラリーマンの平均年収420万前後を上回ってますからね……(笑)。

フリーターの平均年収は150万〜200万弱なので、男性フリーターの場合は女性の求める結婚相手のハードルには到底及びません。どんなに頑張ってもフリーターで年収300万稼ぐのはかなり厳しいでしょう。

逆に女性フリーターであれば、半数以上の男性は収入を気にしていないという結果が出ているので希望は大ありです。

気になる相手がフリーターだったら、そのまま(好きと)思い続けるか?

そして極めつけがこちらのアンケート。

「もし好きな人がフリーターだったらどうするのか?」

【女性】
思い続ける……16.3%
ほかの良さそうな男性を探す……83.7%

【男性】
思い続ける……87.8%
ほかの良さそうな女性を探す……12.2%

(出典:マイナビウーマン

もはや説明は不要ですね。

男性と女性では、残酷なほどフリーターとの結婚において明確な意識差があります。

非正規雇用者の生涯未婚率がマズい

最後にダメ押しとして、生涯未婚率について見てみましょう。「生涯未婚率」とは厳密に言うと、50歳時の未婚率(一度も結婚していない率)を言います。

内閣府の資料を見てみると、

見事に生涯未婚率は右肩上がりで増えていますね。

2020年には男性で23.4%(約4人に1人)、女性で14.1%(約7人に1人)が生涯結婚できずに終わるとされています。2035年には男性の3人に1人は結婚できずに人生が終わります。

なぜこうも未婚が増えているかというと、非常に大きな要因に非正規雇用者の増加が挙げられます。要するに、非正規社員であるためにお金がなくて結婚できない人が急激に増えているわけです。

年代別で正規・非正規雇用者の未婚率を見てみると、なかなか驚きの結果です。

出典:東洋経済オンラインより(2015年のデータ)

男性の場合、非正規雇用者は正規社員より2倍〜3倍以上は未婚率が高いです。

対して女性はというと、なんと非正規雇用者の方が未婚率が低い(=結婚率が高い)という結果に。これはバリバリのキャリアウーマンの婚期が遅れやすい、稼ぐ女性は自立しているので結婚願望が低い、という側面があるのでしょう。

男女別のフリーター結婚難易度、データ検証まとめ

女性フリーターは希望あり

女性フリーターの場合は、男性フリーターに比べて「フリーター」のハンデキャップはかなり小さいという結果が明確に表れています。好きな女性がフリーターでも約90%の男性が「思い続ける」と回答していますし、半数以上の男性は女性に収入面の条件を求めていません。

端的に言うと、女性はフリーターでも問題なく結婚できると言えるでしょう。

※ただし、「男性フリーターと比べて」であって、「女性正社員と比べて」ではありません。ココ間違えないように!

私の友人の女性なんて27歳まで舞台役者を目指しながらアルバイトをしていた身でしたが、大企業の正社員と結婚して今はロンドンに住んでいます。フリーターからイギリス在住のマダムになったのですからまさに人生大逆転です。

女性の場合は社会的地位や肩書きよりも、純粋に「男性に好かれる人(ルックス・性格)かどうか」の方が遥かにウェイトが重いということですね。私の友人の場合は単純に可愛くてモテる女性だったので、フリーターのハンデなんて物ともせずゴールインしました。

ただ、1つ注意点があります。

近年は男性の平均年収もなかなか上がらず、女性側の収入源なくしては家庭を持てないと考える男性が増えています。専業主婦より共働きを希望する男性が圧倒的に多くなっていることからも明らかです。

なので平均年収400万時代の一般男性の本音としては、

「結婚相手(女性)にそこまで収入は求めないけど……まぁ家庭を築くならそれなりに”ある”に越したことはないよね」

という感じだと思います。

もし顔や性格などの条件が同じで「年収150万のフリーター」と「年収300万の正社員」の2通りがあれば、男性は正社員の方を選んでしまうかもしれません。男性にはプライドもありますから、パートナーがフリーターよりは正社員の方が周囲への顔も立ちやすくなります。

つまり、フリーターでも結婚できるからと言って、フリーターの地位に甘んじているのは危険です。とくに目的もなくフリーターを続けているなら、正社員への道を歩んだ方が結婚も生活基盤もより安泰になると思います。

ほりっく
最近はマッチングアプリ(恋活アプリ)で恋人や結婚相手を探す人が増えていますが、女性フリーターであればマッチングアプリでも男性と出会いやすいようですね。

参考記事マッチングアプリ「ペアーズ」はフリーターじゃ出会えない?男と女で違う出会えるコツとは

男性フリーターは今のままだと結婚は厳しい

男性フリーターの場合、フリーターのままでは結婚はかなり厳しいと言わざるを得ません。女性は結婚するとなると相手の収入額や安定性を非常に重視します。

フリーターでは年収も安定度も将来性も、全てにおいて女性の求める水準に達しません。

女性にとって「恋人」と「結婚相手」は違うようです。もし現在付き合っている女性がいたとしても、そのまま(フリーターのまま)結婚できると思っていると危険です。女性の83%は相手がフリーターなら結婚相手として別の男性を探すと回答していますので。

正直なところ、男性は30代以上になると経済力こそが物を言います。

学生時代はちょいワルで格好つけてモテてたようなフリーター・非正規より、学生時代に真面目に勉強してそれなりの企業に入った堅実なサラリーマンの方が、大人になってからは圧倒的にモテるようになります。

男性フリーターが結婚したいのであれば正社員になるのが最も堅実かつ確実です。

いや、男性フリーターであれば結婚云々を抜きにしても正社員になっておいた方が何かと安泰でしょう。お金のこと、女性のこと、将来の不安、世間の目など、あらゆる慢性的なストレスが正社員になるだけで劇的に和らぐからです。

(※もちろん、目的があってフリーターをしている人は別です。ただ多くのフリーターは「なりたい職業がないからフリーターしている」というモラトリアム型です。このタイプは危険です)

 

たまに男性から「女性は顔さえ良ければ結婚できる(一発逆転できる)から人生イージーだよな」という意見を耳にしますが、これはある意味では分かりますが、ある意味で間違いです。

なぜなら、女性の顔というのは(ある程度は)生まれ持った先天的なもので「どうしようもない」ことなのに対し、男性の身分や経済力というのは努力と行動次第で誰でも、いくらでも向上できるものだからです。

そう考えると、むしろ後からいくらでも挽回できる男性の方がイージーではないですか?

(まぁ、一番お得なのは生まれつき美人の女性ですけどね……)

男性フリーターは確かに女性フリーターに比べて結婚のハードルは高いです。しかし逆に言えば、男性なら努力と行動力で一度正社員になってしまえば一気に形勢逆転するのです。

「フリーターから簡単に正社員になれたら誰も苦労しないんだよ……」

と言いたくなる人が多いかもしれません。

確かに、30代を超えたフリーターになると正社員の道はかなり厳しくなります。30歳を超えてからはコネや運などがないと難しいでしょう。

しかし、まだ20代のフリーターであれば正社員への道は腐るほどあります。20代で正社員になれないなんてことは100%ありません。それは正社員への道を知らないだけです。

 

フリーターを脱出して正社員になるなら20代のうちに

フリーター人生は30歳を超えると徐々に詰んでいきます。結婚どころの話ではなくなり、毎日を自信を持って生きることも苦労するようになるでしょう。

その悲惨な末路を、2ちゃんねるの某有名コピペを読みながら想像してみてください▼▼

☆20代前半
Fラン大学卒業間近、まわりは正社員に就職出来た方が少なく、フリーターが多数というに環境に安心する
「不景気だから」「就職難だから」「これが普通だから」と自分に言い聞かせ納得する
フリーターもしくは派遣社員としてのスタートを「新社会人デビュー」「フレッシャーズ」と言い張る
零細企業で働いている高校時代の友人より収入が多く、少し天狗になる 
就職先を聞かれると迷わずバイト先の親会社の企業名を答える

 

☆20代後半
正社員雇用に関心を持ち始めるが、転職活動など具体的な事は何もしない
月収はそこまで差はないが、友人たちのボーナスの話がとても気になる
「まだ20代だから」「男は30代が勝負」とまだ余裕があるように自己暗示をかけ続ける 
クルマなどの大きな買い物をするとき、ローンが通りにくいと気付く

 

☆30代
バイト先が20代が多くなってきて居づらくなってくる
バイトから正社員登用を密かに期待していたのに、店長から「そろそろどこかに就職しないの?」と言われショックを受け退職する
重い腰をあげて正社員を目指して就職活動するが、「10年間職歴無し」とみなされどこも受からない 
友人たちは次々と役職に付き、結婚したりマンション買ったりしはじめる。が、式や新居に招待されることは無い
30代にして年収で友人たちと150万近くの差がつき、人生に不安を感じる

 

☆40代
転職、結婚、安定した将来、すべてが幻となった事にはっきり気付く
同じフリーター生活だった大学時代の友人たちが就職したり家業を継いだりという話を聞き、羨望と嫉妬と筋違いの怨恨の感情が芽生える
仕事の選択肢は夜勤と重労働ばかりの日雇い派遣労働しか残されておらず、それすら体力のある20代・30代に横取りされる

 

☆50代
もはや、人生のすべてを諦めた。日々を生きてゆくことが精一杯である
友人たちは子供が成人して一安心。老後の事が真剣に不安になってきた
高齢の為、派遣屋から仕事が来なくなってきた。やむなく遠方まで行く

 

☆60代
いざ路上へ・・・さらば人生

 

こんな人生を送りたくないのであれば、目的もなくフリーターを続けて無駄に年を重ねてしまう前にフリーターを脱出しておいた方が良いでしょう。

正社員こそ正義というわけでは当然ありません。

しかし日本においては、正社員になれば人並みの自信が持て、人並みの恋愛もできるようになり、やがて結婚して人並みの家庭を持ち、ごく普通の幸せを手にいれることはできます。

20代のフリーターであれば、まだ余裕で(とまでは言いませんが)正社員になれます。

その証拠に、20代フリーターを救うべく「20代フリーター専門の就職支援エージェント」が国内に多数存在しています。20代フリーターならまだ正社員になれる土壌があるからこそ、そこにこうした人材紹介ビジネスが立ち上がっているわけです。

公式HP ハタラクティブ

例えば上記は20代フリーター向け就職支援サービスの最大手「 ハタラクティブ 」ですが、利用者のほとんどが20代かつ、半数以上が正社員経験なし。それでも1000件を超える未経験OK求人を揃えています。つまり、フリーターでも20代なら就職先なんて腐るほどあるということ。

「就職活動なんてどう動いていいか分からない……」

というフリーターは、こうしたフリーター就職のプロの力を借りて1年でも1日でも早く行動を開始しましょう。

上記のような就職支援サービス・エージェントは無料で利用可能なので、脱フリーターしたい人は早めに相談しておくことをおすすめします。

⇒ハタラクティブに相談してみる(無料)

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まとめ

最後に余談ですが、結婚についてはフリーターに限らず35歳を過ぎると結婚はもう不可能に近いとする統計データも出ています。

「みんな自分の相場が分かっていない」

2010年の国勢調査によると、2005年に35~39歳だった男性の未婚率は30.9%、5年後、40~44歳になったときの未婚率は27.9%で、未婚男性の9.7%しか結婚に至らなかった。5年間で「3%」でしかないということになる。

   女性も同様で、05年に35~39歳だった人の5年後の結婚率は、未婚女性の10.8%、2%しかゴールインできなかった計算だ。40歳を超えると、状況はますます悪化する。男性は全体の0.4%、女性は0.5%で、45歳以上では、男女とも全体の0.1%しか配偶者を見つけられなかった。晩婚化というより、35歳を過ぎてからの結婚は、男女ともに不可能に近いことが分かる。

Jcastニュース

2010年と少し古いデータですが、35歳まで独身だった人がその後に結婚できる確率は、男性で3%、女性で2%としかいないそうです。

自分の人生設計において結婚を視野に入れるのであれば、そうそう時間は残されていないということですね。

フリーターから結婚するのは不可能ではありませんが、今すぐ進路を変えて動き出さないとなかなか厳しそうです。

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