最近、というかここ1年くらいで、「新卒フリーランス」という言葉をよく目にするようになりました。
文字通り「新卒でいきなりフリーランスになる」人たちのことを指し、組織に雇われず、自由に好きなことで生きていくのが一部の界隈でブームの模様です。
で、そういう人たちはどんなスキルを持ってフリーランスとしてやっていくのかなと探ってみると、その9割型がブログサイトによるアフィリエイト収入、つまりブロガーとして食っていこうとしているようで少し心配なのですが、、
ただ個人的には、彼ら彼女らのそんな生き方を否定はしません。
なぜなら、私自身も就職を経験したことがないから。人のこと言えません。
だがしかし!
生き方は否定しないけど、一つだけ極めて重要なアドバイスがあります。
悪いことは言いません。
クレジットカードだけは、必ず学生のうちに作っておこう。
いやコレ、マジな話。
photo credit: Food for the wallet via photopin (license)
新卒フリーランスの社会的信用はゼロ
最初にはっきり言いますね。
23歳新卒フリーランスとか、社会的信用はゼロです。「23歳自称詩人」と同じレベル。
真面目にクレジットカードが作れません。。
そもそも新卒フリーランスって、職業欄になんて書くのでしょう?
ブロガー?
アフィリエイター?
インターネット広告事業?
メディアクリエイター?
もれなく説得力ゼロ!
ハイパーメディアクリエイターと同レベル!
なんて具体的な職業を語る以前に、そもそもフリーランスというだけで信用ないって話。
自分も大学卒業後、今でいう新卒フリーランス状態だったのですが、ビジネス用に新しいクレジットカードを1枚作ろうとしたら、見事にクレジットカード3社審査落ちしました。
いっても物販ビジネスで月20万弱?(忘れた)程度の収入あったのですが、やはりフリーランスという身分の信用性の無さを身をもって痛感したわけです。担当のお姉さんにも聞きましたが、やっぱりフリーランス・自営業は信用低いとのこと。
で、どうしても新しいクレジットカードが欲しかった私はどうしたかというと、
クレジット審査のためだけに、バイト始めましたからね。
一部上場企業グループの居酒屋にパパッとバイトで入って、1ヶ月程度働いてからクレジットカード申し込んだら無事に通りました。一部上場企業サマサマです(ワタミではない)。
アルバイト>>>(超えられない壁)>>新卒フリーランス
とはいえ銀行系のカードは無理だったので、即日発行できて審査も緩い流通系カードですが。
で、クレジットカード作れたらバイトは速攻で辞めました(申し訳なかったです。。)
【ここでちょっと、フリーター・アルバイトのためのアドバイス】
クレジットカードの申込には年収を書く欄がありますが、年収を「証明する」何かは必要ありません。
もしアルバイトを始めたばかりの場合、年収なんてわかりませんよね?
そんな時は、「このくらい稼ぐつもりです!」という意気込みの数字を書いてOKなのです。
あまりに現実的でない年収は怪しまれますが、常識の範囲内なら”盛れる”のです。
当時の私は、【1ヶ月のバイト代 × 12ヶ月 × 1.5(特盛)】で審査通しました(笑)。
※良い子は大盛りまで!
若干話が逸れましたが、
つまり、そこまで稼ぎもない新卒フリーランスは、クレジットカードは本当に作れません。凹むくらい信用がない。
だからこそ、クレジットカードは学生のうちに必ず作っておかなければなりません。
また、サラリーマンが独立・起業する場合も同じです。
起業した直後(まだ稼ぎもない状態)は本当にクレジットカードが作りにくくなるので、必ず組織に属しているうちにカードを作ってから独立することをおすすめします。
学生・新卒社会人はカード会社にとって優良顧客
意外かもしれませんが、学生というのはクレジットカード会社にとって優良顧客です。
親の保護下にいるうちは信用があるし、ほとんどの学生は(学生時代のカードを持ったまま)会社員になり、そのまま長く使ってくれるからです。後々はゴールドカードなどさらなる優良顧客になってくれる可能性も高いからですからね。
これは、新卒社会人も同じです。
新卒社会人は、カード審査に重要な勤続年数がほぼゼロ〜数年にも関わらず、カード会社からは特別扱いのように優遇されます。
新卒社会人は特別扱いといっていいくらいクレジットカード会社にとっては大事なのです。
クレジットカードは一度作ると簡単には解約しません。特に若い世代で最初に作ったクレジットカードは長く使い続ける傾向にあります。
新卒社会人は将来のゴールドカード会員として、より多くの利益をもたらしてくれる幹部候補生のようなものなのです。
つまり、学生や新社会人の時期はクレジットカードを作る絶好のボーナスタイムというわけ。
どうせなら安定感とステータス性のある銀行系カードを作っておこう
せっかくのボーナスタイムにクレジットカードを作るのなら、安定とステータスのある銀行系カードを作っておくことをおすすめします。有名どころだと三井住友VISAやJCBです。
銀行系カードを勧める理由は4つ。
- 学生や若者に積極的に発行している
- 社会的信用がないと作りにくい(新卒フリーランスなど)
- ゴールド、プラチナなどグレードアップによって限度額もあがる
- ステータス性がある。カッコイイ。
などなど。
銀行系カードは一般的に審査は厳しめなので社会的信用がある程度ないと作りにくく、新卒フリーランスになってから作ろうとしても難しいでしょう。
そんな銀行系カードが誰でも一番作りやすいのが、学生や新社会人です。
三井住友やJCBは、将来のゴールド会員、プラチナ会員候補を確保すべく、学生向けカードや20代限定カードなどをわざわざ用意してまで学生・新社会人を囲おうとしているくらいです。
また、銀行系カードは長く使えば使うほど上級カードへ昇格し、限度額を上げていけることもメリット。
まさに「育てていくカード」なので、早いうちから使い始めるに越したことはありません。ゴールドカードになると限度額も100万クラスまであがるので、困ることもそうそうありません。
逆に、エポスカードやイオンカードなど流通系カードはアルバイトやフリーターでも作りやすいですが、カードの”伸びしろ”が少ないし、限度額もそう高くありません。社会人のメインカードとしては若干心もとないでしょう。
あとこれも重要ですが、社会人になるとクレジットカードにもステータス性を求めたくなるのが普通です。
働き盛りのビジネスマンなら、エポスカードなどの提携カードより、「三井住友VISAゴールド」とか「JCBゴールド」とか「アメックスゴールド」とか、”ザ・クレジットカード”という感じのステータスカードを持ちたいじゃないですか。
そんな時に、新卒フリーランスがいきなり申し込んでも玉砕するだけですが、
学生時代のうちに銀行系の一般カードを作ってしまえば、あとはカード実績を積んでいけばゴールドカードにだって昇格できます。
というわけで。
学生あるいは新社会人のうちに、
フリーランスになってしまう前に、
必ず作っておきたいおすすめの銀行系カードを紹介します。
独立起業する前に必ず!絶対に!作っておきましょう。
独立前に作っておくべきおすすめの銀行系カード
三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友VISAデビュープラス | おすすめポイント |
※18〜25歳以下限定のカードです。
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付帯保険 |
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その他特典 |
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申込サイト | 三井住友VISAデビュープラスカード公式HP |
まずは、VISA国内最大手の三井住友が18歳〜25歳以下の学生・若者限定で発行しているカード「三井住友VISAデビュープラスカード」です。
このカードの最大の魅力は2つ。
- 年1回でもカード使えば年会費無料!
- 26歳になると”自動”でゴールドカードに昇格できる!
通常年会費は1250円(初年度無料)かかりますが、年1回でもカードを使えば翌年の年会費が無料になります。
クレジットカード作っておいて1年間で一度も使わない人はそういないので、年会費は実質無料と捉えていいでしょう。
さらに嬉しいのが、26歳になるとワンランク上の「三井住友VISAプライムゴールドカード」に自動で昇格することです。
「自動昇格」がポイント。
昇格のための再審査などはなく、26歳以降の初回更新時に無条件でランクアップします。
つまり、学生のうちにデビュープラスカードを作っておけば、その後に新卒フリーランスになったとしても26歳の時点でプライムゴールドカードを手にすることができるのです。
投稿が見つかりません。安定のブランド力を誇る三井住友VISAデビュープラスカード。この1枚を持っておけば20代半ばにしてゴールドカードを所有できるのでステータス性も抜群です。
学生のうちに作っておきたい銀行系カード不動の1位としておすすめします。
公式サイト三井住友VISAデビュープラスカード
投稿が見つかりません。JCB一般カード
JCB一般カード | おすすめポイント |
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付帯保険 |
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その他特典 |
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申し込みサイト | JCBカード公式サイト |
日本唯一の国際ブランドであるJCBは、三井住友VISAと並んでクレジットカードの定番とも言えるブランド。安定感・信頼性・ステータスなどの面は銀行系カードだけに他提携カードより優れています。
JCB一般カードは特に秀でた特徴はありませんが、JCBブランドのステータスを駆け上がるための登竜門となる役割を持っています。
▼JCBブランドのカードグレード▼
- JCB一般カード
- JCBゴールドカード
- JCBゴールド ザ・プレミア
- JCBザ・クラス
ご覧の通り、JCBカードには一般カードから最高峰ブラックカード(ザクラス)まで存在しており、カードを長く使うことでハイクラスのカードにグレードアップさせて行く楽しみがあります。
カードの階級が上になるほどJCBカードを使ってきた実績が必要になります。30代でJCBゴールドを持ちたいなら、20代の早いうちから大事に育てていきたいカードですね。
年会費は通常1250円ですが、以下2つの条件を満たせば年会費無料にできます。
- Web明細への無料登録
- 年間50万円以上のカード利用
年間50万円のカード利用が学生にとってややハードルが高いかもしれませんが、スマホ代や公共料金(一人暮らしの場合)、ショッピングなどでカードを使うように習慣付けるだけで達成できる額だと思います。
VISA・JCB・MasterCardが世界三代ブランドと言われるように、JCBは日本が世界に誇るカードブランドです。JCBの上級カードを目指すのであれば、学生のうちにJCB一般カードを作っておきましょう。
公式サイトJCBカードを見てみる
まとめ
何度でも繰り返しますが、
独立起業したいならクレジットカードだけは必ず作ってからにしましょう。
まぁ、安いカードならアルバイトすれば作れるんですけどね……、ある程度の年になるとメイン利用するクレジットカードはそれなりの1枚を持ちたくなるものなんですよ。
なので、学生や新社会人というボーナスタイムのうちに、10年20年使っていける銀行系クレジットカードを作っておきましょう。