大学生になるとクレジットカードを作る人が多いと思いますが、ちょっとオシャレな人ならステータス性抜群の「アメックスカード(アメリカン・エキスプレス)」を持ちたいですよね。
でも、アメックスはエリート系ハイブランドのイメージが強いので、
学生でも審査に通るの??
ということが問題です。
大学生でアメックスグリーンが作れるのかネットでググってみると、「学生では無理」とか「いや作れたけど?」とか色々な声があって信ぴょう性に欠けます。
そこで、実際にアメックスに電話で問い合わせて聞いてみました。
結論から言うと、”条件”を満たせば大学生でも発行可能だそうです。
アメックスグリーン(プロパー)の審査基準は、原則として「大学4年生」で「内定をもらっている」こと
アメックスに実際に聞いた結果、大学生でアメックスグリーンカードを申し込める条件は以下でした。
- 大学4年生で内定をもらっている人
内定通知書の提出が審査で求められる
大学生が申し込むこと自体は可能ですが、審査のときに内定通知書の提出が求められるようですね。
以下は問い合わせたときの会話のやりとり。
私「アメックスグリーンカードの審査基準について詳しく知りたいのですが」
アメックス(以下アメ)「原則として20歳以上で正社員あるいは定期収入がある方が審査対象となります」
私「では、大学生が申し込むの難しいのでしょうか?」
アメ「大学生の場合ですと、審査の際に「内定通知書」を提出してもらう必要がございます」
私「内定が決まっている人であれば、審査対象になるということですか?」
アメ「はい。ですので、原則として大学4年生で内定通知書が出せる方、ということになりますね」
確かにネットで口コミを調べてみると、
- 「内定が決まったらアメックスから招待が来たぞ」
- 「20歳の時に審査落ちしたけど、4年になってもう一回申し込んだら普通に通った」
といった声がありましたが、なるほど納得しました。
さすがにアメックスブランドとだけあって、年会費無料カードと違って普通の学生が作るには若干ハードルが高いようですね。
それでも、ひと昔前なんて年収1000万越えのエリートリーマンや経営者御用達のカードでしたから、それに比べたら今のアメックスはかなり持ちやすくなったと言えます。
内定が決まっている大学生であれば、自信を持ってアメックスカードに申し込んでみましょう。
内定者以外でも大学生でアメックスプロパーカード持っている人は家族カードの可能性
実際、大学生でアメックスのプロパーカード持っている人結構いますよね。もちろん大学4年生の内定者じゃなくて。
私の大学時代にもアメックスグリーン持っている人いましたし、中にはアメックスゴールドを持っている人もいました。
ただ、そういう人たちのアメックスカードは「家族カード」の可能性が高いです。つまり、親がアメックスカードを持っていて、その家族カードとして子供に発行してもらっているパターン。なので本カードではありません。
家族カードとはいえ、見た目は本カードとほとんど変わらないので見分けはつきません。なので、大学3年生以下でアメックスカードを自慢している人がいたら家族カードの可能性が高そうですね。
アメックスグリーン(プロパーカード)がダメなら、提携カードの「セゾンブルー・アメックス」がおすすめ
アメックス本社が発行するオリジナルカードを「プロパーカード」と言うのに対して、日本のカード会社がアメックスと提携して発行するカードを「提携カード」と呼びます。
いわゆる本家にあたるプロパーカードはハイブランドで敷居が高めですが、提携カードであれば普通の学生でも問題なく申し込めるので「プロパー(本家)」にこだわりがなければ提携カードを作るといいでしょう。
アメックスブランドは海外旅行の特典に強いので、アメックス好きは海外好きの人が多いです。
大学生で海外利用が目当ての人なら、日本のセゾンカードがアメックスと提携して発行している「セゾンブルー・アメリカンエキスプレスカード(通称セゾンブルーアメックス)」がおすすめ。
- 【年会費】3000円(初年度無料)
- 【ポイント還元】基本0.5%。海外利用でポイント2倍(1%還元)
- 【保険】ショッピング保険:最高100万、オンラインプロテクション
- 【電子マネー】「iD」「QUICPay」無料発行
- 【旅行サービス】
→旅行保険が最高3000万(国内・海外)
→手荷物無料宅配サービス
→海外用Wi-Fi・携帯レンタルサービス
→現地通貨引き出しサービス
→海外アシスタントデスク
→他
年会費3000円と格安ですし、旅行保険が国内・海外ともに付いてくるなど「海外旅行」や「留学」のために作っておくとかなり便利です。
発行会社はあくまで日本のクレディ・セゾンになるので、アメックス本社審査に比べると格段に作りやすいです。
審査基準としては「18歳以上ならOK(高校生のぞく)」と明記されていますし、主婦でも問題なく申し込み可能と公式サイトに書かれているので安心です。
本家プロパーにアメックスグリーンに手が届かない人であれば、アメックス提携カードのセゾンブルーアメックスが一押しですね。
本家プロパーの実力!アメックスグリーンカードの基本スペックと旅行特典もおさらい
せっかくなので最後に、本家プロパーカードである「アメックスグリーン」の紹介もしておきます。
プロパーカードとしては一般クラスの1枚ですが、そのスペックは他カードのゴールドカードクラスになっているステータスカード。今までなんとなく「アメックス格好いいからほしい!」と思っていた人も、そのカードスペックを知ればさらに欲しくなるはずです。
- 【年会費】12000円+税
- 【ポイント還元率】基本1%
- 【旅行傷害保険】
→国内・海外ともに最高5000万円
- 【ショッピングプロテクション】
→アメックスで購入した商品の盗難・破損を補償 - 【リターンプロテクション】
→お店で返品不可の商品をアメックスが返品補償 - 【オンラインプロテクション】
→カードを不正利用された場合の全額補償 - 【空港ラウンジサービス】
→国内主要28空港のラウンジが無料利用(同伴者1名も無料) - 【手荷物無料配送サービス】
→自宅〜空港間で手荷物を無料配送 - 【エアポート送迎サービス】
→自宅〜空港間で格安タクシーが使える。グリーンは年2回まで - 【トラベルオンライン】
→ホテルや海外航空券、レンタカーの手配予約ができるカード会員専用サイト(優待割引あり) - 【グローバルホットライン】
→世界中のどこにいても24時間無料で連絡サポート
年会費や旅行保険など豪華特典はゴールドカード級
一般カードでありながら年会費12,000円。この時点で他カードで言えばゴールドカード級の格を持ったカードであることが分かります。
基本ポイント還元率1%と高いですし、旅行保険も国内海外ともに最高5000万円と一般カードとは一線を画す内容になっています。
そして圧巻なのは豪華すぎる特典の数々ですね。さすがアメックスと言わんばかりの旅行関連特典が目白押しなので、旅行好きの人にはたまらないカードとなっています。
いくつか目玉の特典を紹介しておきましょう。
空港ラウンジ利用は本人に加えて同伴者1名まで無料に
空港ラウンジ特典は、国内の主要28空港と韓国・ハワイの空港ラウンジが無料で利用できるサービスです。通常はゴールドカード以上の特典ですが、アメックスグリーンには当然のように付いています。
ラウンジではドリンクや軽食サービスがあり、場所によってはお酒もでたりします。Wi-Fi環境や新聞雑誌も揃っているので、搭乗時間までをゆったり過ごしたい時に使うと最高です。
そしてアメックスの素晴らしいところは、カード会員本人だけでなく、同伴者1名も無料で利用できるところ。他のゴールドカードだと本人のみ無料なので、この点でアメックスはさすがですね。
友人連れやカップルでも気兼ねなくラウンジを利用できます。
「トラベルオンライン」と「グローバルホットライン」で旅行前の準備〜旅行中までサポート
「アメックストラベルオンライン」は、アメックス会員専用の旅行予約サイトです。
国内外のホテルの予約や、航空券の手配、レンタカーの予約などが優待価格・ポイント付きで行えます。旅行前の計画や準備のときに大いに役立つでしょう。
また、旅行中は24時間電話サポートが受けられる「グローバルホットライン」があるので安心です。
現地での緊急時・トラブル時はもちろん、レストランや興行の予約も受け付けてくれるアシスタントデスクなので大いに活用しましょう。もちろん無料で利用できますし海外からでも日本語で話せます。
まとめ
ハイブランドでステータス性の高いアメックスですが、プロパーカードに関しては大学生なら内定通知書の提出が求められたりと審査基準は高めです。
内定者以外でアメックスを持ちたい場合は、親がアメックスカードを持っていれば家族カードを発行してもらうことが可能なので家族カードを狙うか、あるいは本家のプロパーカードではなく提携カードを作ることですね。
すでに内定取っている大学生なら、安心してアメックスグリーンに申し込みましょう。
(ちなみに、1ランク上のゴールドカードは原則30歳以上なのでおそらく無謀です)