サラリーマンの給料(可処分所得)は年々減っている苦しい日本社会ですが、その中でも「儲かっている」かつ「将来も伸びる」とされている業界をご存知でしょうか?
そう。言わずもがな「IT業界」です。
「転職の狙い目|今後衰退する職業・伸びる業界」という記事でも書きましたが、人口減少により経済の縮小が懸念される日本においても、需要が減るどころか増え続けるのがIT人材です。
社会のあらゆるインフラにITが組み込まれようとしているこのIT革命時代の中で、最も活躍し、最も重宝され、最も食いっぱぐれない人材であることは間違いありません。
そこでこの記事では、IT業界への転職で利用しておくべき転職サイト・転職エージェントを紹介していきます。
(独立や副業もしやすいメリットあり)
IT業界に強い転職サイト・転職エージェント
転職エージェントには、全業界を通して求人を扱う「総合型」と、特定の職種や業界に特化した「専門型」のエージェントがあります。
総合型は広く浅く、専門型は狭く深くといった特徴ですが、総合型とIT専門型はどちらも利用しておくことです。総合型は広い求人に出会えるし、専門型は深い情報が聞けます。エージェントは無料で利用できるので、どちらかではなく両方使って良いとこ取りしましょう。
結論から言うと、IT業界への転職を視野に入れるなら以下の転職サイト・転職エージェントあたりから3〜4社くらい登録しておくと良いです。
IT転職で利用すべきサービス
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リクナビNEXT
/ リクルートエージェント (業界最大手)
転職サービスの最大手で求人数が圧倒的に多い。総合型エージェントとして最初に必ず登録しておくべき2つ。リクナビNEXTで案件を探して、リクルートエージェントに相談に持っておくのが○ -
WORKPORT(ワークポート)
(IT総合)
IT専門エージェントとして10年以上の歴史がある大手。未経験もOK。ITの中でもエンジニアから企画、営業まで総合職種に幅広い求人あり。非公開求人も多い。現在はITのみでなく総合型に拡大。
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レバテックキャリア
(エンジニア向け)
男性エンジニア・クリエイター向けの特化型エージェント。業務経験ありの人向け。男性エンジニアの転職率が非常に高い。非公開求人多い。
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GEEKLY(ギークリー)
(ソーシャルゲーム)
IT・WEBやソーシャルゲーム業界に強い特化型エージェント。エンジニア・クリエイターの割合多め。非公開求人も多い。ゲーム業界を視野に入れるなら登録必須。
総合型としては業界最大手の
リクナビNEXT
あとは、IT専門型のエージェントをいくつか登録しておけばOK。とくにIT業界は専門エージェントだけが持ってる非公開求人・独占求人が結構多いです。
上記のIT専門エージェントをそれぞれ簡単に紹介しておきます。
WORKPORT(ワークポート)
【公式サイト】https://www.workport.co.jp
WORKPORT(ワークポート)
未経験向けの求人もあるので、他業界から未経験でIT業界に転職したい人は特におすすめ(IT専門エージェントは経験者向けも多いので)。
大手からベンチャーまで独占求人持ってるので利用しておいて間違いないです。
レバテックキャリア
【公式サイト】https://career.levtech.jp
レバテックキャリア
- 【エンジニア】SE、Web系、フロントエンド、インフラなど
- 【クリエイター】デザイナー、ディレクター、ゲームプランナーなど
どちらかというとエンジニア向け案件が多いです。未経験OK案件もありますが、印象としてはエンジニア・クリエイターの経験者向けです。
一見すると公開案件が少なめですが、じつは非公開案件数がめちゃくちゃ多いです。それだけでも話を聞きに行く価値があります。
ちなみに、中の人に聞くと男性の利用率がめちゃくちゃ高い(ほぼ男性)とのことです。
Geekly(ギークリー)
【公式サイト】https://www.geekly.co.jp
GEEKLY(ギークリー)
Geekly(ギークリー)の特徴として、1次選考確約サービスという独自のサービスがあります。職務経歴書をデータベース化して企業の採用担当が閲覧できるようにしており、企業側からスカウトが届くと書類審査を飛ばして1次面接からスタートできるサービスです(もちろん面接に応募するかは自由)。
ギークリーという名前の通り、ギーク寄りの人は登録しておくべきエージェントです。
転職エージェントを利用する際に注意すべきこと
「良い会社」ではなく「良い担当者」と出会えるかが全て
よくネットとかで転職エージェントの評判を調べると「丁寧だった」とか「仕事が雑」とか「対応が淡白」とか「高圧的で投げやりだった」とか色々書かれてますよね。あれ、正直ほとんど参考になりません。
なぜなら、そんなものは「会社」ではなく「担当者」で変わるからです。
いくら大手の転職エージェントだろうと、十人十色の社員がいます。仕事が丁寧でしっかりしている社員もいれば、仕事が雑でテキトーな社員もいます。もっと言えば仕事のイロハすら覚えたての新人担当者に当たることもあります。
なので重要なのは、会社で決めるのではなく「担当者」で決めること。相性の良い担当者、仕事のできる担当者と出会えるか否かで転職の成否は大きく変わります。
「転職エージェントは複数利用すること」と言われるのはこのためです。なるべく複数のエージェントを使って何人かの担当者と出会ってみて、そのなかで相性の良い人にお世話になるのが最も確実です。
やめた方がいいダメ転職エージェントの見極めポイント
私の経験上ですが、以下のポイントで転職エージェントの良し悪しを判断していました。
ダメなエージェントの特徴💡
- 面談をろくにしない。職務経歴書だけ預かってすぐに求人案件を並べ始めるような人はNG。まず人の話を親身に聞いてくれる担当者が良い。
- レスポンスが遅い。経験上、メールの返信などレスポンスが遅い人で仕事のできる人間を見たことありません。逆にレスが早い人は高評価。
- 大量の求人を出してくる。数打ちゃ当たる戦略で手当たり次第出してくるタイプ。相手のことよりも自分の営業成績を
と言いつつも、結局一番大事なことは、
”人として合うかどうか”
「この人なんか苦手……」と少しでも思ったらやめた方がいいです。
人生の進路がかかった重要な決断を相談するわけですから、変に苦手意識を持つと本音の意思を伝えられなかったり、相手の圧力に負けてゴリ押しの転職をさせられてしまうケースもあります。
「相談しやすい」「本音で話しやすい」というフィーリングの部分は外さないようにしましょう。
未経験でもIT企業に転職できるの?
一口にIT業界といっても広いです。
エンジニアから企画からクリエイター系から営業から事務まで職種は様々あるので一概には言えないですが、「未経験でも転職できるか?」と言われたら、答えは「できる」です。
経済産業省の出しているレポートによると、IT人材の人手不足は2020年で37万人、2030年には79万人が不足すると予想されています。
肌感覚でも年々人手不足が深刻化している感覚があるので、私が転職していた時よりも売り手市場(転職者が有利な状況)になっているのは間違いないです。
しかし当然ですが、現実的には人と場合によるところが大きいです。
20代であれば未経験採用の確率は上がる
20代と30代を比べたら、未経験でも入社しやすいのは間違いなく20代です。確率でいうと段違いです。
20代であればまだ若いので育成することができるし、なにより人件費(給料)を安く抑えられるからです。
私がいた会社でも20代未経験で入ってきた人はいました。逆に30代以上で未経験で入ってきた人はいなかった……ような。
30代以上は100%不可能とは言いませんが、未経験採用は「若さが正義」みたいなところは正直あります。
エンジニア(SE・プログラマ)採用は全くの未経験だと厳しい
数ある職種のなかだと、エンジニア採用は未経験採用のハードル一番高いです。いわゆる開発チームですね。全く知識ゼロの状態からプログラマで採用されたケースというのは個人的にあまり聞いたことないです。
未経験でも採用されるケースがあるとすれば、
- 趣味でプログラミングしていた(独学ですでにスキルあり)
- プログラミングスクールに通ってから就活
というパターンがほとんど。
なので全くゼロからプログラミング覚えてIT企業に入るなら、「Tech Academy (テックアカデミー)
一人で勝手に諦めるのはもったいない
色々書きましたが、就職は結局は「ご縁」です。
”一般的には”難しいからといって、「30代だし無理だよな……」とか「未経験でプログラマは無理だよな……」とか、自分の中で勝手に諦めてしまうのはもったいないです。
世の中には多種多様な企業があり、十人十色の採用担当がいて、就活に100%はありません。
就活は突撃して失敗しても失うものないですし、ダメ元でもトライしてみることは重要です。それでなくても、せめて転職エージェントには相談してみましょう。自分の思い込みだけで勝手に可能性を潰すのはよくありません。
未経験でIT業界に転職するのに資格は必要か?
未経験でIT企業に転職したくて、一生懸命に資格の取得に励む人が結構多いです。ITパスポートとか基本情報技術者試験とか、そのあたりですね。
しかし、実際に採用担当も経験していた私の見解として、「資格」というのはビックリするくらい評価の材料にならないです……。
「転職で資格なしはダメ?資格が有利なんて幻想を抱いている方がNGな理由」という記事で詳しく書きましたが、資格というのは基本的に実務をバックアップするためのものです。肝心の実務経験がないのに資格だけ持っていても「あー、お勉強頑張ったんだね」くらいの印象にしかなりません。
加えて、IT業界ほど「実務スキルが全て」の業界もそうありません。
下手に資格の勉強に時間と労力をつぎ込むくらいだったら、プログラミングスクールに通って短期間で最低限のプログラミングを覚えて、簡単な自作アプリの一つでも作って面接で披露した方が100%効果は高いと思います。
【まとめ】IT業界への転職はおすすめです
私自身がIT(WEB)で生きてきた人間だからひいき目もありますが、ITは本当にいいですよ。時代の恩恵をモロに受けています。
稼げるし、副業でも稼ぎやすいし、独立(起業・フリーランス)もしやすいし、将来にわたって需要が増えるのでスキルを身につければ仕事に困りません。
一つデータとして「産業別の就業者数の推移」を見ると、あらゆる産業の就業者数が減っていく中で、IT業界(情報・サービス業)だけどんどん人が増えているのが分かります。
一目でわかる通り、今後の時代でもっとも需要が高まるのはIT人材であることに間違いありません。
今回紹介したIT業界に強い転職エージェントの力を借りつつ、ぜひIT転職を目指してみましょう。
IT転職で利用すべき転職エージェント
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リクナビNEXT
/ リクルートエージェント (業界最大手)
転職サービスの最大手で求人数が圧倒的に多い。総合型エージェントとして最初に必ず登録しておくべき2つ。リクナビNEXTで案件を探して、リクルートエージェントに相談に持っておくのが○ -
WORKPORT(ワークポート)
(IT総合)
IT専門エージェントとして10年以上の歴史がある大手。未経験もOK。ITの中でもエンジニアから企画、営業まで総合職種に幅広い求人あり。非公開求人も多い。現在はITのみでなく総合型に拡大。
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レバテックキャリア
(エンジニア向け)
男性エンジニア・クリエイター向けの特化型エージェント。業務経験ありの人向け。男性エンジニアの転職率が非常に高い。非公開求人多い。
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GEEKLY(ギークリー)
(ソーシャルゲーム)
IT・WEBやソーシャルゲーム業界に強い特化型エージェント。エンジニア・クリエイターの割合多め。非公開求人も多い。ゲーム業界を視野に入れるなら登録必須。