偉大な経営者・起業家たち

【大塚家具の美人社長】大塚久美子の生い立ち・華麗な経歴をまとめてみた

投稿日:2019年3月31日 更新日:

大塚 久美子(おおつか くみこ、1968年2月26日生まれ )/画像は大塚家具HPより/本人ツイッターはこちら。

ここ数年、なにかとニュースで目にするようになった大塚家具。

もともとは高級家具店なのでニトリ・イケア派の一般庶民にはあまり馴染みがないかもしれませんが、親子ゲンカによる経営問題や業績悪化など、あまりよろしくない方向で世間の注目を集めるようになりました。

そんな大塚家具の舵を握っている現社長が大塚久美子氏。創業者・大塚勝久氏の長女です。

見ての通り、めちゃくちゃ美人ですよね(しかも独身未婚!)。絵に描いたようなエリートキャリアウーマン。興味を持ったので調べてみると、学歴や経歴を見てもやはり華々しいものがあったので、その辺の生い立ちストーリーをまとめてみました。

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幼少期〜学生時代の生い立ち

家具屋に生まれた少女時代

クレヨンしんちゃんでお馴染みの埼玉県春日部市に生まれた久美子さん。

実家はもともと家具屋。タンス職人をしていた祖父の家具を販売するという形で、その息子である大塚勝久氏が販売会社として大塚家具を創業したのが1969年。久美子さんが1歳のときでした。

久美子さん家族は、大塚家具の倉庫の一角に作った住居スペースで暮らしていたそう。

当時、春日部市はベッドタウンとしての開発が進んでおり、住宅街が広がって多くのファミリー層が移り住むようになりました。そうした時代の波にうまく乗ることができ、大塚家具は順調に規模を拡大していきます。

名門のお嬢様学校である白百合学園中学・高校時代|意外と成績優秀ではなかった?

中学・高校は名門のお嬢様学校「白百合学園」に進んだ久美子さん。高校募集を行わない中高一貫の女子校で、卒業著名人には松たか子や高田真由子や木村多江なんかがいますね。

ただ意外や意外、学業の成績はそこまで優秀ではなかった模様? 苦手の数学では赤点を取るような生徒だったと本人が語っています。

勉強ですか? あまりしていません(笑)。恥ずかしい話ですが、高校時代の数学は赤点をとることもありました。三角関数が出てきたとたんにつまずく、典型的な苦手パターンです。

NIKKEI STYLEのインタビューより)

 

一橋大学経済学部に入学

大学は一橋大学の経済学部に進んだ久美子さん。やはり華やかな学歴をお持ちですね。

経済学部を選んだのは、高校生の頃にケインズ(イギリスの有名な経済学者)にハマったからだそう。

 

富士銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)に就職

一橋大学を卒業後、就職した先は旧富士銀行。今のみずほ銀行ですね。

経済学部に入った時点で金融機関に就職したい意思はあったようで、当時はバブル景気だったこともあり女性総合職に見事採用。

ちなみに実家の大塚家具に入る意思はなかったそうです。男兄弟がいるので自分が入る必要はないと。

銀行では融資担当として2年間働きましたが、ここでも意外にドジなタイプでミスも多かったそうです。外見からするとエリートキャリアウーマンに見えますが、意外と勉強してなかったりミスしたりと「抜けてる」ところがあるタイプなのかもしれませんね。

 

大塚家具の全国展開に伴い、父・勝久の要請で大塚家具へ入社

新卒で旧富士銀行に就職してから3年後、父であり大塚家具の創業社長であった大塚勝久氏からの要請があり、久美子さんは大塚家具へ入社します。

ちょうどその頃、大塚家具は関東圏から全国展開に幅を広げようとしたところ。東京エリアの人手不足からの呼びかけでした。

大塚家具では経営企画の仕事を中心に、人材育成や経理・広報・営業管理など会社の「仕組みづくり」の部分で活躍します。入社2年後の96年には取締役に就任しており、入社から10年で大塚家具の売上高・従業員数は3倍近くにまで成長を遂げました。

その時点で久美子さんは「自分の役目は終わった」と感じ、ちょうど10年経った2004年に大塚家具取締役を退任。セミリタイア生活に入ります。

セミリタイア後はコンサルティング会社を立ち上げる

セミリタイア後は、2005年にIR・広報を専門とするコンサルティング会社「株式会社クオリア・コンサルティング」を立ち上げたり、友人のコンサルティング会社「フロンティア・マネジメント株式会社」の執行役員に就任したりと、今までの経歴を生かしたコンサル業で仕事をしています。

また同時に、大塚家の資産管理会社である株式会社ききょう企画の代表取締役にもなっています。

さらに翌2006年には筑波大学の法科大学院にも通っており、会社経営で必要になる法律知識を勉強されています。

セミリタイアしてからもこれだけ精力的に動いているのは、やはり根っからの仕事人であることが伺えますね。

大塚家具への復帰〜経営方針の違いによる父・勝久氏との確執まで

一方の大塚家具では、2007年に自社株取得によるインサイダー取引として証券取引監視委員会から課徴金納付命令を受け、業績が悪化。

当時、久美子さんはコンサルとして処理業務を手伝っていたそうですが、その流れで結局は大塚家具に戻ることとなり、2009年には社長に就任しました。

この頃から、久美子社長と父・勝久会長との間には、経営方針の違いによる確執が生まれていたようです。

匠大塚を立ち上げた大塚勝久氏/写真は匠大塚HPより

従来の大塚家具といえば高級路線でした。店舗ではまず会員登録させた上で、お店の中を販売員と一緒に回りながら「まとめ買い」をしてもらうことによって大きく業績を伸ばしてきました。

しかし年々、カジュアル・大衆路線で気軽に見て回れるニトリが台頭してきます。ファミリー層の需要を見ても、まとめ買いから「単品買い」のニーズが増えてきていました。

それを受けて久美子社長は、「今の時代で高級路線は敷居が高すぎる。もっとカジュアルで大衆が入りやすい店舗づくりを」という方針を持っていました。

「(父・勝久氏に対して)カリスマ的に黄金期の大塚家具を引っ張り成長させたことはすばらしい。ただ消費者は変化するので手法も変わるのが自然だ」

(久美子氏の発言)

しかし、創業社長であり会長の父・勝久氏はこれに大反対。大塚家具は従来通りの高級路線は捨てないと、久美子氏の路線転換を断固として許しませんでした。

ほりっく
時代に合わせて変化しようとする久美子社長と、創業時からの信念を貫こうとする勝久会長。世間でもどちらの戦略方針が正しいのか色々な意見が飛び交っていました。

今さらニトリと同じ路線で勝負しても勝ち目がない」という意見もあれば、「変化ができない企業に先はない」とか。

そんなこんなで、久美子社長が打ち出す改革案を、父・勝久会長がことごとく否定する確執が続き、2014年には大塚家具は営業赤字へと転落してしまいます。

勝久氏は一時、業績悪化の責任を取って会長職を退くことになるも、久美子社長が路線変更改革を進めようとする中で再び会長復帰を株主提案し、さらに久美子社長の退任も同時に提案。こうして親子の経営権をめぐる「ケンカ」は泥沼化していきました……。

最終的に、株主総会で勝久氏の提出議案は否決され、久美子社長は代表取締役に再任。創業社長および会長の座を失った父・勝久氏は大塚家具を去り、従来の大塚家具ブランドの信念をそのままに「匠大塚株式会社」を設立しました。

大塚久美子社長による新体制になるも、大塚家具の業績不振が続く……

父・勝久氏と袂を分かち、久美子社長の新体制・新経営方針で新たにスタートした大塚家具でしたが、大衆路線へ舵を切ったことが功を奏した……とはなりませんでした。

久美子社長が経営の実権を握った2015年度こそ黒字でしたが、16年から赤字に転落。17年度には過去最大の72億円の赤字という散々な結果に……。

引用:https://www.jiji.com/

ただ、これは久美子社長に手腕がなかったというよりは、久美子社長に舵が渡った時点ですでに大塚家具のビジネスモデルは沈没が避けられなかったーーとも言われています。

全盛期の2006年には売上700億円/経常利益53億円を叩き出していた大塚家具が、たった10年程度で赤字72億まで転落するのですから、これはもう社長1人の力量差のレベルではなく、時代の急激な変化にのまれたとしか言いようがありません。

時代とともに戸建て住宅が減少しているので大型家具をまとめ買いするニーズが減っていますし、そもそも2015年から日本の人口減に伴い世帯数も減少に転じています。

久美子社長の経営戦略は、高級路線だった大塚家具をもう少しカジュアルに、ニトリほど低価格路線ではないものの、中級路線に変更しようというものでした。しかし日本において経済的格差はどんどん広がっており、つまり金持ちと庶民の差は開いて中間層の人口が減っているわけです。

あくまで予想でしかありませんが、もし仮に父・勝久氏が実権を握っていたとしても、大塚家具の業績低迷は避けられなかったんじゃないかと私は考えています。

まとめ

以上、大塚家具社長の大塚久美子さんの経歴を生い立ちから現在に至るまでまとめてみました。

一流の家具屋に生まれ、一橋大学卒業から銀行就職、からの大塚家具社長に就任と、はたから見ると華々しいエリート人生を歩いているようにも思えます。しかし一方で、実の父親との確執に苦しんだり、時代として一番辛い時期に大企業の経営を任されるなど、一般庶民には想像もできないような苦悩やプレッシャーもあるはずですよね。

家具業界では、人口減少や労働者の実質賃金が下がっている現在、低価格路線の絶対王者であるニトリの好調さが目立ちます。そんな中、中間層を取りに行っている大塚家具(また、高級路線を維持した父・勝久氏の匠大塚も)が、今後どのような経営によって再起を図るのか、注目していたいと思います。




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