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退職金の「安全」かつ「簡単」な資産運用におすすめインデックス投資(投資信託)について分かりやすく解説する

投稿日:2019年8月2日 更新日:

資産運用

「老後2000万円問題」が騒がれた昨今、さすがにもう貯金大好きな一般市民でも「資産運用の必要性」に気づきはじめました。

むしろ、いまだに貯金一筋で大金を銀行口座に眠らせているような人は正直マズいと自覚した方が良いです。銀行預金はもうお金が増えないどころか、今後経済がインフレしていくとお金の価値は目減りしていくので実質的に資産を減らすことになるからです。

なのでこれからの人生100年時代、資産運用というのは長生きする上での必須科目になるわけですが、いかんせんこの資産運用というのは罠が多くてですね……。

知識ゼロの素人が下手に手を出すと、事故ったり騙されたりして逆に資産を減らすケースが後を絶たないわけです。

定年まで投資なんか全くしてこなかった金融知識ゼロの高齢者が退職金でまとまったお金を手にした途端に、株やFXで博打をしてスッカラカンにしたり、怪しい投資商品を売りつけられて大損したり。基本的に騙すほうにとって、「お金だけは持ってるバカ(金融知識ゼロの人)」が一番美味しいカモなんです(最近も某有名な生命保険会社の不正販売事件がありましたよね)。

 

ということで先に結論を言うのですが、この記事では、退職金でまとまったお金を手にした人のための「安全」かつ「簡単」な資産運用として、

『インデックス投資』

という、投資の王道中の王道中の王道でありつつ、イッチバン簡単で手間がかからない投資を分かりやすく提案していきます。

インデックス投資というのは「めちゃくちゃシンプル(簡単)かつ、なんだかんだで長期的には一番堅実に儲かる投資だよね」と金融の世界では常識となっています。

 

というわけで退職金の資産運用について詳しく書いていきますが、その前に下記3つの重要事項を復唱しましょう。

 

3回復唱しましょう!

  • 株トレードやFXや仮想通貨には手を出さない!
  • 銀行や証券会社の窓口が勧めてくる投資商品を無闇に買わない!
  • ネット証券でインデックスに分散投資しておけばOK!

 

3回唱えましたか? では、詳しく書いていきます。

と、その前に

資産運用には「証券口座」が必要になります。まだ持っていない人はネット証券で口座を開いておきましょう。

証券会社は大手ならどこでもいいですが、よく分からなければ業界1位「SBI証券」と2位「楽天証券」の口座を持っておけば事足ります。開設は無料なので登録だけ早めにしておきましょう。

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「インデックス投資ってなに?」を分かりやすく説明する

インデックス投資とは、その名の通り「インデックスに投資する」という手法です。

現代の金融では、このインデックス投資こそが最もパフォーマンスの良い投資(=要するに儲かる投資)であることが歴史的に証明されています。

では、この”インデックス”とは何かというと「市場全体を示す指標のこと」です。

まだ「???」かもしれません。
もう少し分かりやすく説明します。

個別の銘柄ではなく「全体」に投資する

普通、株式投資というと個別の企業の株に投資するイメージですよね。数ある企業の決算情報などを睨みながら「この企業の株は将来上がりそうだー下がりそうだー」と判断して投資先を決めます。

しかし、数千もある企業株の中から本当に将来有望な銘柄を見つけるのなんて至難の技です。どの企業の株が上がるか下がるかなんて、ぶっちゃけ誰にも分かりません。もしや倒産して紙くずになるリスクもある。

では一方で「インデックスに投資する」とは何かというと、個別の企業ではなく、日本経済全体に投資するという意味になります。より具体的に言うと、「日経平均株価」という指数に投資します。

 

日経平均株価という言葉は誰でも聞いたことはあると思います。

これは具体的には「東証一部上場の銘柄から日本代表225銘柄を選出した平均株価」となります。要するに日本を代表する大企業たちの平均株価ですね。

つまり日経平均株価というのは日本の景気そのものを示す数字であり、日経平均に投資するというのは言わば「株式会社 日本」に投資するのと同じ意味になります。

個別の企業ではなく、「市場全体(この例でいうと日経平均株価)」に投資する。これがインデックス投資です。

世界中に数々のインデックス(指標)がある

市場全体を表す「インデックス指標」は、世界中に色々とあります。

例えば、以下のような「国全体」に投資できるインデックス↓

  • 日本経済全体のインデックスである「日経平均株価」(=株式会社 日本)
  • アメリカ経済全体のインデックスである「ダウ平均株価」や「S&P500」(=株式会社 アメリカ)
  • イギリス経済全体のインデックスである「FTSE100種総合」(=株式会社 イギリス)

 

他にも「国単位」ではなく、もっと大きいくくりのインデックスもあります↓

  • 先進国の経済全体に投資できる「先進国株式インデックス」
  • 新興国全体に投資できる「新興国株式インデックス」
  • 世界の経済全体に投資できる「全世界株式インデックス」

インデックス投資というのは、このようなインデックス商品を購入する(=投資する)ということになります。

このように数あるインデックスの中で、おすすめのインデックスや組み合わせについては後述します。ひとまずインデックス投資とはこのように「個別の銘柄ではなく市場全体に賭ける投資手法」ということを理解しておいてください。

 

インデックス投資って本当に儲かるの?

株の投資において「必ず儲かる=損は絶対にしない」ということは絶対にありません。儲かるということの裏には必ず損するリスクが表裏一体になっており、「絶対に儲かる」と言われたらその投資は詐欺と判断していいです。

それを前提にした上での話ですが、

インデックス投資というのは長期的には儲かる可能性がとても高い

と言えます。「長期的には」という点が大事。

なぜそう言えるかというと、至ってシンプルな答えで回答できます。

人間の経済というのは長期的には必ず進歩するものだからです。

経済は長期的には成長していく

明治 → 大正 → 昭和 → 平成 → 令和と日本の歴史を見ても、時代が進むごとに技術は進歩し、経済は発達し、人間の生活は豊かになってきました。乗り物は馬から車になり、娯楽はテレビからネットに移り、電話はスマホに進化しました。

こうした人類社会の「進化・進歩」は不可逆であり、時代を逆行して退化することはありません。

このように「人間社会が常により便利な生活を求めて、企業が経済活動を営む以上は、常に技術は進歩する方向に進み、経済は長期的には必ず発展していく=世界の株価は値上がりしていく」と言えるのです。

 

こちらは、1915年〜2019年現在まで過去100年間のアメリカ株(ダウ平均株価)の超長期チャート。100年間というスパンで見れば、経済を示すインデックス株価は信じられない速度で成長しているのが分かります。

もちろん、その間には所々で急激な不況が訪れているのが分かります。2008〜2009年のリーマンショックでは14000ドル付近→7000ドル付近まで株価が急落しているのが分かりますね。全世界が絶望に包まれました。

それでも上記のチャートのように時代の進化という長い目で見れば、リーマンショックですら小さな調整にすぎません。現に10年後の2019年現在はリーマンショック暴落前の株価をはるかに超えて27,000ドル台まで上がっています。

 

もう一つ参考までに、日経平均株価の超長期チャート↓

(引用:https://frogkablog.com/chart-compare/

1949年から約70年間に及ぶ超長期チャートです。

日本の場合は1990年台に特大バブルが起きたおかげ途中でものすごい山ができてしまっていますが、70年間の長期で見れば確実に右肩上がりで成長を遂げていることが分かります。

 

このように、数十年という「時代レベル」の長期スパンで投資すれば、人類がより便利な生活を求めて経済活動をする限り、経済=株価は自然と成長していくのです。

この「時代の成長」に投資することこそが、インデックス投資ということになります。

ポイント

人類が経済活動を営む限り、世界の経済はゆっくりとだが確実に成長し続ける。その「成長」に長期で投資することがインデックス投資である。

インデックス投資が裁量投資に勝ることは歴史的に証明されている

裁量投資とは、投資家自らの判断で売買を行うことです。「ここで買い!ここで売り!」とか「この銘柄を買い!その銘柄を売り」とか一般的なイメージのやつですね。

対してインデックス投資は、市場平均となる指数(日本なら日経平均株価)を淡々と購入するだけ。正直、投資家は何も考えることはありません(何も考えないは言い過ぎですが 笑)。

さてここで、金融の世界では衝撃的な事実があるのですが、

 

プロの機関投資家(ヘッジファンド)を持ってしても、裁量投資の成績はインデックス(市場平均)に勝てないということが歴史的に証明されています。

 

そうなんです。投資家が必死にあれこれ考えて、調べ尽くして、投資銘柄を選定して、売買タイミングを見極めて投資するより、ただインデックス(市場平均)を購入してボーッと長期保有し続ける方がなんだかんだで儲かるということがすでに判明しているのです。長期のスパンで見れば。

現に、「投資の神様」と呼ばれる世界一の投資家・ウォーレンバフェットは、家族への遺言として「資産の90%をS&P500へインデックス投資しなさい」と主張しています(S&P500はアメリカ株のインデックス)。

(投資の神様は、短期でガチャガチャ売買するトレード投資に否定的なことで有名)

ほりっく
じゃあなぜ、自分の判断で売買する裁量投資をする投資家が多いのかって?

それは後述する「インデックス投資のデメリット」で書きます。

 

実際どのくらい儲かるの? インデックス投資の平均リターン(平均利回り)

で、実際にインデックス投資はどのくらい儲かるの? という具体的な話。

まずざっくり結論だけ言うと、インデックス投資の成績は(10年以上運用すると)年平均3〜7%程度の利回りに平均化するとされています。

もう少し具体的なデータを見てみると、

下記は過去20年間の各資産クラスの平均利回りのイメージです↓

資産クラス 平均利回り

インデックス投資で扱うのは主に「日本株式」「日本債券」「外国株式」「外国債券」(の、インデックス)です。

さらに、1年〜20年間の年率平均リターンが分かる詳しいデータがこちら↓

資産クラス 平均リターン

2枚のデータ出典:https://myindex.jp/assets_i.php

上記のデータをみると、日本はバブル崩壊後の「失われた20年」のせいで例外的に平均リターンが低いのが特徴的ですね。一方で、外国株式や外国債券の平均リターンはとても高いです。

 

とこんな感じで、その時々の各国の景気によって、あるいは運用期間によって年あたりの平均利回りは変動します。が、10年以上の長期間運用するほど、平均利回りは概ね3〜7%の範囲に平均化するというわけです。

なので、間をとって「インデックス投資は年利回り5%」という目安語られることが多いですね。

仮に退職金で1000万円をインデックスに投資したら、1年間で1050万円くらいに増える計算です。「たった50万?」と、1年だとまだ少なく感じるかもしれません。

しかし、インデックス投資は「時間」というレバレッジをかけるもの。これを10年間、複利で運用するといくらになるか?

 

10年で約1630万円にまで資産が膨らみます。

 

さらに時間をかけるとどうなるか? シミュレーションしてみると以下の通り。

1000万を年利5%で複利運用した結果

年利5%計算シミュレーション 年利5%計算シミュレーション

参考:複利計算サイト

20年で約2650万円……
30年で約4300万円……
40年で約7000万円……

そう、年率5%で毎年毎年、時間をかけて転がせば転がすほど、資産は雪だるま式に増えていくのです。これがインデックス投資の凄さ、「時間」というレバレッジの凄まじさです。

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インデックス投資のデメリットはないの?

現代の投資の王道であり、99%の人にとっては一番儲かる手法であるインデックス投資。その凄さについてここまで具体的に書いてきましたが、ではインデックス投資にデメリットはあるのでしょうか?

デメリットは、あります。2つほど。

暇であり退屈である

そう、インデックス投資は何と言ってもヒマで退屈です。なぜなら、基本的にやることが何もない。

銘柄を選定する必要もないし、ただ淡々と積立購入して放っておくだけ。積立に関しても今はネット証券で「毎月○日に○万円分を購入」と自動設定できるので、一度設定しちゃえば何もやることありません。

一般的な投資家像のように、毎日株価チャートを見て利確損切りしたり、ニュースを必死に追いかけて右往左往したりすることもない。ただインデックスを買って寝てるだけ。正直「投資してる感」とか「投資家としての充実感?」を感じることはあまりないかもしれません。

ですが繰り返すように、10年〜数十年の長期で見れば、ガチャガチャと裁量投資で売買を繰り返すよりも、ただインデックス買って寝てるだけの方が結局は一番良いパフォーマンスになるのです。

むしろ買って寝てればいいだけなのだから「気楽」です。運用を気にせずに趣味や仕事など他のことに集中できるという大きなメリットでしょう。裁量投資だと常に株価の動きや資産の増減が気になってしまって、少なからず私生活に支障がでますからね。

ほりっく
もし、もう少しエキサイティングな投資(トレード)を楽しみたい場合は、資産運用分(インデックス投資分)とは別で、趣味の範囲に収まるお金で楽しめばいいです。最悪失ってもいいお金で。私もインデックス投資は別の資金で、ほどよく裁量トレードを楽しんでいますし。

 

短期間で大きく儲けることはできない

「1年で資産10倍達成!」とか、そういう短期間での一発逆転の成果はインデックス投資では出せません。

インデックス投資は「時間」というレバレッジを使って、長期間をかけて雪だるま式に、二次関数的に資産を増やしていく、「ゆっくりとお金持ちになる」という投資法です。

しかし多くの人が、短期間で金持ちになりたいと願います。だからギャンブル的な短期トレードを繰り返したり、レバレッジをかけたFXに挑戦しようとする。

……そして99%の人が、金持ちになるどころか資産を減らして退場します。

 

資産運用において一番大事なことは「一発逆転を狙わないこと」です。

 

せめてまだ20代30代であれば、お金もないし攻めの投資をして失敗しても人生やり直せます。ですが50代を超えて無一文になったり借金自己破産コースになったらもう立て直しは困難です。

なので、50代以降は「守りの投資」になることを胸に刻んでおきましょう。

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インデックス投資の買い方|おすすめの選び方・組み合わせは?

さて、インデックス投資の具体的な始め方というか、買い方について話を進めます。

 

メモ

前提ですが、インデックスに限らず投資を行うには「証券口座」が必要になるので、手数料が安いネット証券で口座を開いておきましょう。よほど何かこだわりがなければ、口座数1位の「SBI証券」と2位「楽天証券」の2つくらい持っておけば困ることはありません。

 

一口にインデックス投資といっても、実に色々なインデックス銘柄があります。

アメリカ株や日本株といった「国単位」のインデックスや、先進国や新興国といったインデックス、全世界株インデックス、あるいは国内債券・海外債券のインデックス、そしてそれらをバランスよく組み合わせたインデックスなどなどなど……挙げればキリがありません。

全てを説明するとこの記事ではとても書ききれないので、ここでは手っ取り早く「これを買っておけばとりあえず間違いない」というおすすめだけを紹介します。

おすすめは三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」シリーズ

eMAXSIS slim

eMAXIS Slim 公式HP

インデックス投資で圧倒的な人気と知名度を誇っているのが、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim(イーマクシス スリムシリーズ」です。

信託報酬(インデックス投資で定期的にかかる管理コスト)も国内最安水準なので、迷ったり、よくわかんねぇとなったらとりあえずeMAXIS Slimシリーズを選んでおけばハズレはないです。

似た名前で「eMAXISシリーズ」があるのですが、こちらはコストが高いので注意です。eMAXISシリーズを低コスト化したのが「eMAXIS Slim」となります

そんなeMAXIS Slimシリーズには、以下のインデックス商品が揃っています。

  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
  • eMAXIS Slim 国内債券インデックス
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 米国株式インデックス(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

ご覧の通り、必要なものは全て揃っている完璧なラインナップです。

ネット証券で「投資信託」を選択して、「eMAXIS Slim」で検索すればバーっと出てくるのでそこから購入できます。

楽天証券 eMAXIS

楽天証券の場合)

この中から、どのインデックスをどの程度の割合で組み合わせて購入していくか……というのはインデックス投資の肝の部分であり、人によって考え方やスタイルが異なってくるところです。

オフェンシブに組みたいなら、世界最強のアメリカ様のインデックス(eMAXIS Slim 米国株式インデックス(S&P500))を手厚く購入したりとか、ディフェンシブに組みたいなら債券インデックスを手厚くするとか、戦略は自由。

一般的に、資産運用の基本スタイルは「国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券」の4つをバランスよく保有することです。なので単純にこれら4つのインデックスを25%ずつ等分で購入していくのも基本の手です。

よく分からなければ「全世界株式(オールカントリー)」か「バランス(8資産均等型)」を購入しておけばOK

比率とか組み合わせとか難しくてよく分からん!」という人は、

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

このどちらかだけ選んでおけばOK。

どちらもざっくり言えば「全部セット」のパックです。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の概要

「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」は文字通り、日本を含む世界中の株式を1パックにした商品ですね。言わば「株式会社 世界」の株であり、世界経済そのものに投資するのと同じ意味になります。

具体的な国別比率でいうとこんな内訳になっています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

eMAXIS Slim 公式HP

世界最強のアメリカ株が53.1%を占めているので、まぁ半分はアメリカに投資しているようなものですけどね。

いずれにせよ、この「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を買っておくだけで手っ取り早く世界に投資できるので一番簡単かつ手堅いです。

 

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の概要

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、世界中の「株」だけでなく、「債券」や「リート(不動産)」まで主要な資産クラスをバランスよく配合したフルコースセットです。

具体的な内訳は以下の通り。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim 公式HP

この「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を購入するだけで「国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内リート、先進国リート」の8つの資産に分散投資が行えます。

(株式だけに全部ツッコむのはなんか怖いなぁ……)なんて人は、全世界株式より、さらに広く色々な資産に投資できるバランスを購入する方がおすすめです。

例えば、リーマンショックみたいな世界同時株安が起こった場合に、全世界株式は一時的に急落する可能性があります。その時にバランスであれば株が下がれば債券が上がるので、別々の資産同士でプラスマイナス相殺しあってより安定的と言えます。

 

一度にまとめて購入せず、「ドルコスト平均法」で積立購入すること

買い方についても一つ注意点ですが、例えば退職金から1000万円でインデックス投資を始めようとする場合、1000万円で一度に一気買いするのはNGです。

「ドルコスト平均法」で複数回に分散しながら積立購入していくのが王道です。

ドルコスト平均法とは、毎月一定額を積み立てていく投資法のことを言います。例えば「毎月10万円ずつ」とか「毎月20万円ずつ」といった具合です。

価格は常に動いているので、あるときに一気買いしてしまうと高値掴みしてしまうリスクがあります。なので購入を分散することによって取得価格を平均化するわけです。

ドルコスト平均法によって毎月一定額を購入していけば、株価が低いときは多く購入でき、株価が高いときにはあまり購入できない。つまり、割安なときに多く取得し、割高なときの購入は減らせるため、平均取得単価を下げる効果があってお得なのです。

楽天証券などでは自動積立の設定ができます。「毎月○日に○万円分を購入」と設定しておけば、あとは勝手に毎月購入しておいてくれるので、こちらは何もやることがありません。

10年スパンの長期投資なので、日々の株価に一気一憂する必要もなく、面倒な作業も一切なし。

インデックス投資とは、こうも簡単にできる最高・最強の投資法なのです。

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ダメ、絶対!退職金の資産運用で手を出してはいけない投資について

最後に、警告を鳴らす意味で、資産運用としてはやっちゃダメなNG例を挙げておきます。

冒頭でも復唱した通りなのですが、

  • 株(個別株)、FX、仮想通貨のようなリスクの高い商品でトレードをする
  • 銀行や証券会社の窓口が勧めてくる商品をむやみに購入する

この2つさえ避ければ、資産運用(投資)というのはイメージほどリスキーなものではないのです。

それぞれもう少し説明を加えておきます。

個別株、FX、仮想通貨などのトレードはリスクが高い

「投資で稼ぐ」というと、デイトレーダーのように短期間で株など金融商品を売買して儲けるイメージを持っている人が多いですよね。だとしたら、まずその考えを捨てましょう。

確かに、「トレーダー」と呼ばれる人たちの中には年収数億円を稼ぐような億万長者もいます(BNF氏など)。しかし、基本的に短期トレードというのはギャンブルであり、99%の人は負けるようにできています(99人の損失が1人の儲けになっている構図)。これは「投資」ではなく、「投機」といいます。

とくに、レバレッジ(自分の資金量以上の数倍〜十数倍の賭け金を持てる仕組み)の効くFXや、値動きが非常に多い仮想通貨なんかに手をだすと、瞬く間に資産が1/10以下になる可能性も全然あります。

そして初心者の場合、資産が10倍になる可能性より、資産が1/10になる可能性の方が2億倍くらい高いです(私も経験済み)。

ほりっく
もちろん、”最悪失ってもいいお金”でFXトレードや仮想通貨をやってみるのは全然アリです。リスクは高いですが損益以外にも世界経済や金融のことなど学べる部分もあるので、パチンコや競馬の博打より全然マシです

 

でも、退職金のような絶対失ったらアカン大金をブチ込むのは絶対ダメです。

 

また株式投資について。

今回おすすめした「インデックス投資」も株式投資の一つと言えますが、ここでNGと言いたいのは特定の企業の株をトレードする個別株投資のことです。

数千もある企業株の中から値上がりする株を見つけるなんて素人には難易度高すぎますし、いずれにせよ短期間で売買を繰り返して差益を儲けるようなトレードは博打になるので大金を入れるのはおすすめしません。

繰り返しますが、資産運用において一番大事なことは「一発逆転を狙わないこと」です。

資産運用の本来の姿とは、「”時間”というレバレッジを使って、あくびが出るほどコツコツと地道に増やしていく作業」だと今から胸に刻んでください。

「仮想通貨で1年で億り人!」とか「FXで100万円を3ヶ月で1000万円に!」みたいな聞こえの良い人生逆転ストーリーに踊らされると一瞬で資産を失います。

ハイリターンの裏には必ずハイリスクがあります。今までろくに投資もしたことない素人が、プロがしのぎを削っている戦場で勝てるなんて思わないことです。

 

銀行や証券会社の窓口が勧めてくる商品をむやみに購入する

これは高齢者にほど多いのですが、今だに銀行や証券会社が対面で勧めてくる投資商品を購入する人が多くいます。

しかし、基本的に銀行や証券会社がおすすめしてくる投資商品はおすすめしません。なぜなら手数料がバカ高すぎるからです。

銀行は言わずもがな「手数料ビジネス」なので、”顧客の損失(手数料コスト)が銀行の利益になる”という利益相反の関係にあります。そのため、バカみたい高い手数料がかかる上に、何度も手数料を取れるように無駄な売買を勧めてきたりするのが本当の姿です。

ひと昔前はネット証券がまだなかったので馬鹿高い手数料を払ってでも銀行や証券会社を通して売買するしかなかったですが、2000年代になって手数料格安のネット証券が誕生してからは、もはや銀行や証券会社を通すメリットはありません。

ネットが使える若い人たちはみんな銀行ではなくネット証券で投資をするようになったため、銀行や証券会社はネットが使えないお年寄りを相手に手数料を絞るとるしかなくなっています。

かんぽ生命がお年寄り相手に不正販売(ほぼ詐欺)をしていた事件を見れば、真っ当な大企業がいかに知識のない高齢者からお金を搾り取ろうとしているか分かるでしょう。

参考「詐欺と思われても仕方ない」二重徴収や無保険も! かんぽ生命で不適切契約続々…元営業担当が語る闇

銀行や金融機関が作る保険や投資商品というのは、”わざと”複雑な仕組みに作られています。それは、知識のない客に「理解させない」ためです。

とくに知識のないお年寄りなんかは、よく分からなくても「銀行さんがおすすめするのだから、間違いないだろう」と信頼して契約してしまいます。こういうタイプの人がカモになるわけです。

なので、銀行や証券会社の窓口で営業マンがセールストークしてくるものではなく、手数料が格安のネット証券口座を開いて今回紹介したインデックス銘柄が積立購入して、あとは寝てればいいのです。

ほりっく
だいたい、向こうから営業してくるような投資商品にロクなものないですからね

 

まとめ

長くなりすぎたのでここらで終わります。

今回は、退職金の資産運用としておすすめな「インデックス投資」について基本を書いてきました。

近年は早期退職募集を行う企業が増えてきており、早期退職する代わりに退職金上乗せで相当額をもらえるケースがあります。

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なので、早期退職制度を使って退職金を上乗せでガッツリ貰っておき、その退職金をインデックス投資に回して年利3〜5%で運用する。それプラス、どこかゆったり働ける仕事に再就職してワークライフバランスを整える。なんて「セミリタイア」の計画を立てるのも良いのではないでしょうか?

幸いにも、労働人口の高齢化によって40代以上のミドル〜シニア転職は活発になっており、40代以上の転職成功者の数は増えてきています。

もちろん20代〜30代の転職とは違いますが、ひと昔前よりはだいぶシニア転職も一般的になってきているんです(詳しくは下記記事参照)

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いずれにせよ、退職金で得た大金をそのまま銀行預金に塩漬けさせておくのはあまりにもったいないです。

インデックス投資のような「安全」かつ「簡単」かつ「一番パフォーマンスの良い」王道の資産運用をしておきましょう。

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