「クラウドワークス」や「ランサーズ」を使ってネットで仕事を受注して報酬を稼ぐクラウドソーシングという働き方は、主婦にこそ最も恩恵が大きいんじゃないかと思います。
世帯年収の低下によりもはや専業主婦ではいられない時代。かといって育児や家庭のことを考えるとパートに出るのもなかなか融通が効かず難しい……。
そんな悩みを抱える主婦の救世主となるのが、クラウドソーシングという稼ぎ方なんですね。
私は普段、クラウドワークスとランサーズを使って仕事を依頼する側(クライアント)として数多くのWEBライターさんに記事の執筆をお願いしています。採用するライターは割合でいうと20代後半〜30代の女性が最も多く、今でも毎月10万円以上の報酬を払っている懇意の主婦ライターさんも複数います。
そんな私が、ランサーズやクラウドワークスのWEBライター仕事が主婦におすすめできる理由を改めて書いていきたいと思います。
昼間にパートに出て月10万円をせっせと稼ぐなら、クラウドソーシングで在宅ライターをした方が効率的に稼げるケースも多々あります。ひとまず、「クラウドワークス」や「ランサーズ」には会員登録しておいた方がいいでしょう(会員登録は無料なので)。
初心者未経験の主婦でもできる・稼げる!WEBライターの仕事こそおすすめな理由
「クラウドワークス」や「ランサーズ」には、実に多種多様な仕事案件がつねに募集されています。
記事執筆はもちろん、イラスト制作の仕事だったり、ネーミング募集だったり、WEBデザイン、プログラミング、動画編集など、探せばありとあらゆる案件を見つけることができます。
その中でも私は、特別なスキルのない主婦はWEBライター(記事の執筆)の仕事をおすすめしています。
その理由は複数あります。説明しましょう。
パソコン一台あれば在宅で稼げる
まず何と言っても最大のメリットは在宅で仕事できることですよね。まだ小さい子供がいる主婦であれば、子供を見ながら仕事ができるというだけでも相当助かるはずです。
ライター仕事ならパソコン一台あればOKなので、出費もかかりません。
それに、クラウドソーシングであればクライアントとのやりとりも基本はWEB上(ランサーズやクラウドワークスのサイト上)で完結します。わざわざ対面での打ち合わせに出向くこともありません。
クライアントによっては、対面での打ち合わせを希望する人もいます。嫌なら断ればいいだけの話なので安心しましょう
また報酬など金銭のやりとりもランサーズやクラウドワークスのサイト上で行うので、最初から最後まで全てをネット上で完結することができるのもメリットですね。人と会わなくてもいいので精神的に気軽に仕事できます。
未経験・初心者でもこなせる案件が数多くある
「スキルとか資格とか何も持ってない主婦でもできるのかな……?」と二の足を踏んでいる人も多いと思います。
確かに、デザインだったりイラストだったりプログラミングといった案件では専門スキルが必要になるので厳しいです。というよりクライアントから採用されません。
そんな中で、とくにスキルのない未経験初心者でもこなせる仕事が多いのがWEBライター(記事の執筆)なんです。
「経験・スキル不問」の仕事を調べてみると、圧倒的に記事作成(ライター)の仕事が多いです。
例えば以下のようなプロジェクト案件↓
- 子育てに関するエピソードを2000字で記事にしてください
- 引っ越しに関するエピソードを1000字で記事にしてください
- 脱毛エステの口コミを2000字で記事にしてください。
- 転職で失敗した経験を3000字で記事にしてください
このような「誰でもこなせる」仕事も数多く見つかります。
このような「敷居の低さ」は、クラウドソーシングの魅力の1つです。ただし、これは同時にデメリットでもあります(これは後述)。
ひとまず特別なスキルがなくても、最低限の「文章が書ける力」があれば仕事にありつけるのがWEBライターの良いところです。
実力次第ではアルバイト・パートよりも稼げる
クラウドソーシングでのWEBライターの収入は実力によりピンキリ。報酬形態としては文字単価(1文字につき○円)で支払われるケースが多いです。
初心者だと1文字0.5円なんて激安案件で請け負っている人もいますし、実績のあるライターだと1文字10円なんて人もいます(5000文字の記事1本書いて5万円の報酬!)。
参考までにクライアントである私の場合、初心者のライターでも採用した以上は最低1文字1円の報酬を支払っています。1文字1円はある程度の業界基準になっているので、1文字1円で標準くらいのイメージで良いと思います。
依頼している文字数は1本5000文字程度の記事が多いので、記事1本書いて5000円の報酬。私がお世話になっている主婦ライターさんは大体1週間に5本、月にして平均20本くらい書いていただいているので、月10万円程度の報酬になっています。
月10万円の収入をどう感じるかは人次第ですが、時給1000円のパートでも1日5時間/週4〜5日の出勤が必要になると考えると、在宅ライターで家にいながら自分のペースで仕事ができて月10万円稼げるのはそこそこ魅力的ではないでしょうか?
もちろん、この1文字1円という単価はあくまで最低水準です(私の案件の場合)。継続的に仕事を受けてくれたり、その中で実力を上げてきているライターさんには1文字1.5円、1文字2円と段階的に報酬も上げています。
1文字2円なら月20本書いて月収20万円です。この水準になると、もうほとんどのパート・アルバイトより稼げると言っていいでしょう。
自分で言うのも恥ずかしいですが、私のように「しっかり報酬を払ってくれるクライアント」を捕まえれば、パートに出るよりも効率的に稼げるようになるからこそ、主婦の方々がどんどん「クラウドワークス
ライター案件は女性ライターの需要がとても高い
WEBライターというのは、男性ライターよりも女性ライターの方が需要が大きいです。
というのも、多くのメディアサイト(記事を作っているサイト)は広告収入が主な収益源になっているのですが、その広告というのが女性向け広告の市場規模が圧倒的に多いからです。
これはネットに限らずテレビもそうですが、ゴールデンのテレビ番組なんかも基本的にはF1層(20〜34歳の女性)をメインターゲットに作られています。この年代の女性が最も購買意欲が高く、そこに対して広告スポンサーが集まるからです。
ネット広告の世界でもやはりF1層向けの商品広告(美容や健康に関する商品)の方が予算・規模ともに大きく、それゆえに女性向けの情報サイト、女性ターゲットの記事の方が需要が大きくなるわけですね。
少しグーグルで検索すれば、女性向けの情報サイト(美容・健康・育児・恋愛が鉄板)が腐るほど出てくるのが分かるでしょう。それほど今のメディア業界は、女性をサイトに集客して女性向け広告で収益を上げるのが基本戦略になっているのです。
そのため、必然的にライター募集に関しても女性向けの美容・健康・育児・恋愛などの記事が書ける女性ライターの方が需要が大きいというわけです。
育休中の元バリキャリ女性はさらに需要が高い
これは私も含め、私と同業のメディアサイト運営者に聞いても同じ傾向なのですが、重宝する外注ライターさんは20代後半〜30代の女性が多い傾向があります。
これにはちゃんと理由があります。
20代後半〜30代の女性ライターというのは、少し前まで会社でバリバリ働いていたけど結婚や育児休暇で休業に入っている人が結構多くて、そうした人が空いた時間に在宅で稼げるクラウドソーシングでのWEBライターを始めるケースが多々あります。
このような属性の人たちは、もともと社会でバリバリ働いていた優秀なキャリアウーマンが多くて、クライアント側からするとぜひ囲いたい狙い目のゾーンなのです。
こう言うと角が立つのですが、男性の場合は社会でバリバリ働いているエリートビジネスマンがクラウドソーシングの市場に来ることは中々ありません。女性のように育児などで本業を辞める理由が乏しいからです。
そんなこんなで、常に優秀なライターを探しているサイト運営者にとって「育休に入っている元バリキャリの主婦」というのは一番欲しい属性なんですね。
初心者ライターの注意点は、安すぎる単価のブラック案件
良い面だけでなく、悪い面にも触れておかないといけません。
以前にも「クラウドワークスやランサーズの評判はなぜブラックなのか?」という記事で書いたのですが、クラウドソーシングにはブラックな一面もあります。
それはひとえに、安すぎる単価でライターを買い叩くという風潮です。一時期は社会問題としてニュースになったりしました。
実際に「クラウドワークス
文字単価0.1円、一記事108円って(´・_・`)
【節税】に関する記事作成依頼(1000文字以上) の仕事情報 | クラウドソーシング「クラウドワークス」 https://t.co/NB0J9EZeY8— 次郎丸🦍哲戸 (@_Jiro70) 2016年12月21日
文字単価0.1円なんて、1日5時間かけて5000文字の記事を書いて500円です。さらにそこからシステム手数料20%が引かれるので手取り400円くらいになります。
つまり時給80円。こんなのまともな「仕事」とは呼べません。
では、なぜこんな仕事を舐めているような激安単価案件が蔓延しているのでしょうか?
突き詰めれば、答えは一つしかりません。
それでも依頼を受けるライターがいるからです。
「クラウドワークス
1文字0.1円なんて「普通に考えたらあり得ない単価」であっても、それでOKして仕事を受けるライターがいれば契約は何の問題もなく成立します。そして、そんなあり得ない単価で受けてしまうライターが大勢いるから、ブラック案件はいつまでもなくならないのです。
メリットの点でも書いた通り、クラウドワークスやランサーズは未経験の初心者でも始められるのが魅力でした。しかし「敷居の低さ」は逆にデメリットでもあって、誰でもできるからこそ安く買い叩かれやすいのです。
とくに、未経験の初心者なんて単価の相場も分かりません。「1文字0.1円です」と言われれば「そんなものなのかな。私は初心者だし仕方ないか……」と思って仕事を受けてしまうわけです。そしてそういう人がブラッククライアントの都合のいいようにコキ使われてしまうわけですね。
「会社員の副業で一番手堅く稼げるのはクラウドソーシングだと思う理由」という記事で、私は会社員の副業としてもWEBライターをおすすめしていますが、相談されるライター志望の人には必ずこう言います。
最低でも1文字1円以上の案件を選びましょう。
やはり、文字単価1円というのは一つの基準と考えていいです。1文字1円を切るような案件はブラックみを帯びてくるので避けましょう、と。
そういうクライアントは可能な限り安く記事を買いたい魂胆が丸見えなので、その下でいくら頑張って記事を書き続けてもライターとしての成長はないし、ましてや報酬も上がる見込みは少ないでしょう。
「クライアントを選ぶ権利はライター側にある」ということを忘れずに。ちゃんと報酬を出してくれる良いクライアントと出会えるかどうかが、WEBライターの収入では最も大事なことです。
ブラック案件など負の側面については下記記事でも詳しく書いているので、これからライターデビューするつもりの人は読んでもらえると嬉しいです。
【おまけ診断テスト】自分の「才能」に気づいていますか?
仕事ができるビジネスマンと出来ないビジネスマンの差は、意外と「自分の才能・資質を知っているかどうか」だけの差だったりします。
仕事ができる人ほど「自分が得意なこと」を仕事にし、仕事ができない人ほど「自分が好きなこと」を仕事にしようとします。
仕事が非常にできる2割の人間は、自分が得意なことを仕事にしている人。
仕事を普通にこなす6割の人間は、自分が得意なことを仕事にしていない人。
仕事ができない2割の人間は、自分が苦手なことを仕事にしている人。
「好きなこと」と「得意なこと」は違います。残酷なほど違います。一流と三流を分ける海より深い隔たりがあります。
世界最高のサッカー選手であるリオネル・メッシは、FW(フォワード)というゴール前20m四方のエリア内でのみ世界最高の選手でいられます。彼は誰よりもディフェンスをしません。なぜか? その仕事場以外では平凡な選手だからです。
つまり「仕事ができる人間」とは、「得意な場所で、得意な仕事をしている人」なのです。
あなたは、自分の才能がどこに向いているのか把握していますか? 本当はドリブルやシュートが得意なのに、なぜかディフェンスポジションで仕事をしているせいで「仕事ができない人間」になっていませんか?
自分の得意な場所(才能や資質)を探すには、才能診断テストを受けてみるのが確実です。
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- 仕事がデキる人 = 得意なことを仕事にしている人
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