「売れない……さっぱり売れない……」
「最近急に売れなくなった気がする……」
せどりをしている人なら、誰もが必ず「急に売れなくなった疑惑」を抱いたことあるはず。
私も例外でなく、普段の売上の半分も売れない日が続くなんてこともしょっちゅうありました。昼前に起きた時点で売上ゼロなんて今でも頻繁にありますからね。
そしてその度に「Amazon 障害」と検索したり 「Amazon 陰謀説」と検索したりしましたよね(笑)。
今ではもう慣れっこですが、初心者のころはちょっと売れない日が続くと胸がザワザワして不安に駆られるのは当然です。
この記事では、必ずやってくる「売れない時期」と、その際の3つの対処法についての私なりの見解を書いてみようと思います。
2月と8月は売れない? 転売の売れる時期と売れない時期
そもそも、せどりに限らず物販ビジネスというものには「よく売れる時期」と「あまり売れない時期」があります。
ニッパチ(2月と8月)は売れない時期
流通業界の商売では「ニッパチは売れない」という常識があります。ニッパチとは2月と8月のことで、この2つの時期は売上が落ちやすいと言われています。
根拠としては、
- 【8月】
→ お盆休みで買い物する人が減る
→暑さで人々の購買意欲が低下する。 - 【2月】
→12月〜1月(忘年会や新年会)で出費が増えた分、2月は出費を抑えようとする。
→寒さのせいで人々の購買意欲が低下する。
寒かったり暑かったりで人々の購買意欲が落ちるから……なんて言われています。
この「ニッパチ売れない説」は、せどりに限らずあらゆる物販商売の原則です。
せどりにおける「売れる時期」と「売れない時期」の違い
では、せどりにおいてはどうか?
私の体感的にも、確かに2月と8月は売れないイメージが強いです。具体的に年間通して売れる時期と売れない時期を考察してみると次の通り。
- 【売れる時期】
→サラリーマンのボーナスで潤う6月後半〜7月、12月付近の年末年始 - 【売れない時期】
→売れる時期が終わった直後。やはり8月と2月。
また、中期的に月間のサイクルだと、
- 売れやすい ⇒ 給料が入る月末(25日前後〜月末)
- 売れにくい ⇒ 売れやすい時期の直前(10日〜20日前後)
さらに短期的に週間のサイクルだと、
- 売れやすい ⇒ 商品を受け取れる&ゆっくり楽しめる週末や休日前
- 売れにくい ⇒ 週末に比べると平日は普通レベル
短期〜長期的に、以上のような売れ行きの傾向があるように感じます。
とはいえ、12月の年末商戦を除いては、この辺りの売れ行きの傾向なんてものは正直微々たるものですので、個人商売レベルでは深刻に捉えるものでもありません。
また、扱っている商材によっても、売れる時期や売れない時期は変わってくるでしょう。
詳しく検証してみたい方は、ビジネスレポートで年間や月間・週間の売れ行きをグラフで確認してみると、売れている時期や売れない時期の法則が見えてくるかもしれません。
しかし大体の場合はそんな法則は見えず、気まぐれにしか見えないものです。
さて、とにもかくにも、売れる時期と売れない時期があるのは分かったところで、 では売れない時期にはメンタル的にも戦略的にもどういった対処を取ればいいのでしょうか?
せどりで売れなくなった時の3つの対処法
対処法①: 焦らず、我慢して待つこと
ぶっちゃけた話、売れない時期というのは自然の法則的に必ずくるものです。そして、その時期は必ず過ぎるものです。
つまり最も適切な対応としては、 暗黒期が過ぎ去るのを、ひたすら待つということです。
思い返してみて下さい。
いつもより売れない日があるように、いつもより売れる日だってあるはずです。
総じて見るとプラスマイナスゼロになるようになっています。 なのに、売れる日の恩恵だけはさも当然のように受けて、 売れない日だけは「なぜだ! どうしてだ! こんなのおかしい!」と騒ぐのはフェアじゃありませんね。
大切なのは、昨日今日の目先の数字だけで一喜一憂するのではなく、2週間(決済周期)、月間、年間の広い視野で考えることです。
とは言いつつも、 「今売れてくれないと、次の仕入れに回す資金が回収できない!」という近々のトラブルを抱えている人も多いと思います。
回転する資金が減少してくると、いずれは資金が完全にショートして立ちいかなくなる危険性は多いです。 そんな人のための対処法が次になります。
対処法②: ガツガツ仕入れ足す
資金に余裕のある人は、売れない時こそガツガツ仕入れてやりましょう。攻めは最大の防御なりと言わんばかりに強気に仕入れます。
在庫数が増えれば売上も増えますし、売れない暗黒期を過ぎて売れる時期に転換した時に、爆発的な売上を上げることができます。売れなかった時のマイナス分を一気に回収してプラマイゼロに持っていけるでしょう。
なにより売れない時期に弱気になって仕入れを控えると、在庫の回転率が減少しやがて止まってしまいます。回転率が下がっているときこそ、強気に仕入れて無理矢理にでも押して押して回転させていきましょう。
下記記事でも書きましたが、せどりで継続的に稼いでいくには在庫回転率が命です。
対処法③:価格設定を下げる(適切な価格に改定する)
あまりに売れなくて仕入れ資金が減りそうであれば、多少値段を下げてでも売ってしまって現金化しましょう。
必要とあらば、普段よりも値段を下げて売り抜き、次回決算の入金高を一円でも多く確保します。 半年以上も売れていない不良在庫が溜まっている場合は、たとえ仕入れ値を割って赤字になってでも、最安値で売ってしまって現金化した方が良いのではないでしょうか?
回収した資金でさっさと次の仕入れをした方が、中長期的にはよっぽど利益が上がっていきます。
また、知らない間に商品の価格相場が動いていて、自分の出品価格が浮いている状態になっている可能性もあります。他出品者の値下げ合戦に気づかないうちに置いていかれているなど。
常に最適な価格ポジションを維持するには、価格改定ツールが絶対不可欠です。まだ使っていない人は必ず利用するようにしましょう。価格改定ツールなしにせどりで稼ぐのは不可能と言っていいです。
価格改定ツールは、今のところ「プライスター」一択です。まだ使っていない人は導入をおすすめします。
公式HPプライスター
おそらく、せどり業界のツールで一番利用者が多いツールではないでしょうか。
自動価格改定ツールとしてもピカイチの人気ですし、プライスターは価格改定だけでなく、ザッと以下のようなせどりに関するあらゆるサービスが使い放題になります。
プライスターで出来ること
- 「自動価格改定機能」
- 「バーコード検索機能[アプリ]」
- 「カンタン出品機能」
- 「カンタン在庫管理」
- 「カンタン売上管理」
- 「PRICE CHECKとの連動機能」
- 「棚卸し機能など、確定申告向け税務サポート」
- 「仕入れを安くする問屋サービス」
- 「海外輸出・輸入をサポートするサービス」
※そのほか、今もどんどん新機能や新サービスが増えています。
プライスターの価格改定機能などは下記記事で詳しく魅力を書いていますので参考に。
またプライスターにも、30日間の無料お試し期間があります。まだ使ったことない人は、マジで一度使ってみるといいですよ。プライスターの自動価格改定をONにするだけで、何もせずとも1ヶ月の売上はかなりアップするはずです(実体験)。
まとめ
「せどり 突然売れない」とか「Amazon 急に売れなくなった」とかで検索してきた皆さん。
売れなくなった合理的な理由なんて基本的にありません。多くは自然の気まぐれです。
魔法の対策なんてありませんよ。無駄なあがきはせず、嵐が過ぎ去るのをじっと待ちましょう。売れる日はやがて必ず戻ってきます。
そして暗黒期を生き抜いたときには、「あの時期は何だったんだ?(笑)」と笑い飛ばしてやりましょう。