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人気俳優であり、ときには映画監督もこなす伊勢谷友介さん。 実は、そんな彼に俳優とは違うもう1つの顔があるのをご存知でしょうか?
伊勢谷さんのもう1つの顔とは、会社経営者。
『リバース・プロジェクト』という会社の共同代表・CEOを務める社会起業家なのです。
というわけで今回は、俳優・伊勢谷友介さんが設立した株式会社リバース・プロジェクトについてご紹介します。
『リバース・プロジェクト』概要
【公式ホームページ】
株式会社リバース・プロジェクトは、2008年に俳優の伊勢谷友介さんと、その友人である龜石太夏匡(かめいし たかまさ)氏によって活動開始され、2009年に株式会社として正式に始動しました。
会社のコンセプトとして「人類が地球に生き残るためにはどうするか」という壮大なテーマを掲げており、具体的な事業については詳しくは後述しますが、人間の衣食住や教育・芸術・エネルギー・メディアなど、実に様々な分野に関わる事業を展開されています。
社内構成としては、核となる正社員が数名のほか、著名なアーティスト、クリエーター、プロデューサーなど約30名と協力体制を組んでプロジェクトにあたっているようです。
また、社会活動のほかにも、伊勢谷さんをはじめとする俳優やアーティストをマネジメントする芸能プロダクションの役割も果たしているので、芸能マネージャー職も募集したりしています(時期によります)。
『リバース・プロジェクト』の活動内容
リバースプロジェクトが手がけているプロジェクトは大小合わせると紹介しきれないほど多くあります。現在進行中のプロジェクトは公式HPで見られるので、気になる方は御覧ください。
ここでは、その中でも主力事業にあたる、人間の「衣・食・住」に関わる3つのプロジェクトを見てみます。
【衣】:『HATCH YOU』
衣に関わる代表的なプロジェクト『HATCH YOU』は、廃棄予定のデニムなどデッドストック商品にクリエイターがデザインを施し、市場へ蘇らせるというプロジェクトです。
現代の大量生産は、同時に大量の無駄を生むことに繋がっていて、型落ちやちょっとしたほつれがあるだけで、何万もの洋服が廃棄処分されています。
そんな、”本当はまだ着られるはず”の洋服を引き取り、リバースプロジェクトの優秀なクリエイターたちがデザインを加えて、元の状態よりもさらに付加価値をつけて売っています。
こちらの活動は、大手デニムメーカーLee Japanとコラボレーションしていて、「LeeBIRTH PROJECT(リーバース・プロジェクト)」として活動を続けています。
デザインされたデニムはLee SHOPで売られているようですが、現在はまだ本数が少ないとのこと。しかしデッドストック商品は大量にあるので、今後もよりパワーアップさせて活動していくようです。
【食】:『RICE475』
食に関わるプロジェクト『RICE475』は、農家と協業して、無農薬と減農薬の2つの方法でコシヒカリをつくってプロデュースする活動です。
きっかけは、農家からの一通のメールでした。 現在、巷のスーパーで「コシヒカリ100%」として売られている米の多くが、実は混合米なのだそうです。
農協がいろんな農家から集めたコシヒカリを混ぜて売っているので、農家の人からすれば、他とごっちゃにされて自分んとこの100%コシヒカリがきちんと消費者に届かないという悩みがありました。
そんな悩みを持った農家からメールをもらったことで始動したのが本プロジェクトです。
お米を買うのではなく、お米になる前の”田んぼ”を消費者みんなで出資して買い取り、そこで収穫されたお米の数%分を届けてもらえる、という仕組みのようで、農家(生産者)と消費者の距離をグッと縮めることに意義を見いだしています。
農家の収益は米の収穫量に左右されず、田んぼを買ってもらった時点での一定額となるので、良く言えば安定しているし、悪く言えば儲からないというビジネスモデルです。
収穫されたお米は『RICE475』というブランド名で売られています。
【住】:『THE SPIKE SHOW』
住に関わるプロジェクト『THE SPIKE SHOW』は、廃材などを用いた再生事業で、取り壊される前の住居から家具や廃材を引き取り、それを再利用してオブジェやモニュメント、インテリアグッズや小物などの作品に昇華させるというプロジェクト。
日本の家は20〜30年のサイクルで立て替えられていますが、その際に90%以上の素材が廃材として処分されているようで、リバースプロジェクトのクリエイターがそれを引き取り再クリエイトすることで、新たな命を吹き込んで作品に仕上げます。
出来上がった作品は展示会などで公開しているようです。
プロジェクト発足当初は、解体される前の家から廃材を持ち帰って作品を作り、解体後に更地となった土地で作品を展示し、新築工事が始まる前に撤収するという流れだったのだとか。
リバースプロジェクトを設立した理由とは
「人類が地球に生き残るために、どうするべきか?」
これはリバースプロジェクトのコンセプトであり、伊勢谷さんが人生で考え続けている永遠のテーマです。
『もし人類全員が日本人と同じ生活水準で暮らしたら、地球が2個半必要になる』というデータがあり(アメリカだと約5個半)、 日本を初めとする先進国の大量消費に支えられた暮らしは、地球を破綻させているという問題に直面したのです。
今後、人類が存続するためには、その現状を変えなくてはならない。そのためには、まず“作る側”が変わっていかなくてはならないと思っています。作る側が消費する人たちに、新たな選択肢を提示することで、消費する人たちの意識が変わっていったら。僕たちは、「リバースプロジェクト」の活動を通じて、そのきっかけを作りたかったんです。(引用元)
「人類が地球に生き残ること」ひいては、「より良い世界を、次の世代へ引き渡す」ための活動母体としてリバースプロジェクトは発足されたわけですが、伊勢谷さんがこのような”難問”を抱き始めたのは学生時代からだったと言います。
アートの最高峰である東京芸術大学を卒業した伊勢谷さんは、そんな自分の内包する”テーマ”を世に訴える・表現する手段として映画を選びました。
しかし、映画は確かに最高峰の芸術なれど、所詮はフィクションであり、虚像です。フィクション作品として人の心に影響を与えることは十分あるけれども、一週間後のその人の生活の軸に介在するようなモノではありません。
というわけで、より強く人々にテーマを発信するには、虚像よりも現実的な実業の方が効果が大きいとして、リバースプロジェクトを設立したのです。
継続的に社会活動を行うために「株式会社」という形式を取っていますが、もちろん金儲けが目的ではありません。実際問題としてあまり儲からないビジネスモデルのようですし……。
まとめ
顔面や職業や経歴や名前のみならず、思想や信念まで惚れぼれするほどカッコいい伊勢谷さん。大学を卒業する時分に、「地球の未来について」ここまで深く考えていた人はそうそういないでしょう。
リバースプロジェクトの活動指針には「グローカル」という言葉を提唱していて、”思想は「グローバル」に、活動は「ローカル」から”という意味を込めた造語なわけですが、ゆくゆくはプロジェクト自体もグローバルに発展していって欲しいところです。
伊勢谷さんはハリウッド映画でも活躍しているように、英語ペラペラですしね(英語は12歳から習っており、留学経験もあり)。ビジネスマンとしてのスキルも相当高いと思います。
髪型スキルも相当なもんです。
”ザ・デキるビジネスマン”みたいな髪型をよくされていて、世のビジネスマンたちはこぞって伊勢谷さんの髪型をマネしようとするわけですが、そこには厳然たる使用上ルールがあることを皆さん忘れがちです。
その使用上ルールとは、”圧倒的にイケメンであること”
イケメンでは足りません。
圧倒的なまでにイケメンでないとこの髪型は使用してはいけない決まりになっています。
この使用上ルールをよく理解していない人は、目も当てられない有様になることも多々あるので注意が必要です。
【おまけ診断テスト】自分の「才能」に気づいていますか?
仕事ができるビジネスマンと出来ないビジネスマンの差は、意外と「自分の才能・資質を知っているかどうか」だけの差だったりします。
仕事ができる人ほど「自分が得意なこと」を仕事にし、仕事ができない人ほど「自分が好きなこと」を仕事にしようとします。
仕事が非常にできる2割の人間は、自分が得意なことを仕事にしている人。
仕事を普通にこなす6割の人間は、自分が得意なことを仕事にしていない人。
仕事ができない2割の人間は、自分が苦手なことを仕事にしている人。
「好きなこと」と「得意なこと」は違います。残酷なほど違います。一流と三流を分ける海より深い隔たりがあります。
世界最高のサッカー選手であるリオネル・メッシは、FW(フォワード)というゴール前20m四方のエリア内でのみ世界最高の選手でいられます。彼は誰よりもディフェンスをしません。なぜか? その仕事場以外では平凡な選手だからです。
つまり「仕事ができる人間」とは、「得意な場所で、得意な仕事をしている人」なのです。
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