【嫌われがちな大家】不動産業者に嫌われる投資家の特徴6選

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不動産投資を上手くすすめるには、不動産業者のサポートが絶対に不可欠です。

不動産業者と上手く付き合える人ほど、優先して美味しい未公開物件の情報を流してもらえますし、向こうから色々な話を持ってきてくれたり、より手厚く協力的に動いてくれます。

しかし逆に、不動産業者に嫌われやすい投資家もいます。

業者に嫌われてしまうと物件情報も回ってこないですし、レスポンスも後回しにされたりと悪いことだらけです。「不動産屋が全然協力的じゃない!」と不満を垂らす人ほど、不動産業者に嫌われている可能性が高いでしょう。

では、どんな投資家が不動産業者から嫌われやすいのか?

私が直接、不動産業者の方から聞いた実情を書いていきたいと思います。

目次

嫌われる大家の特徴1:理想が高すぎて全然買わない

不動産業者からして一番困る客(投資家)というのは、あれこれと物件を内見して時間も労力もかけるのに全然買わないという投資家です。

不動産屋さんの立場で考えれば分かりますが、客に物件を案内する業務は1円のお金も発生しません。案内した物件を購入してもらった時に初めて仲介手数料という利益が発生します。

つまり、内見だけ繰り返して一向に物件を買ってくれないと、不動産屋さんの時間と労力は徒労に終わるわけですね。不動産屋もボランティアじゃないので、一向に買う気がないお客さんの内見にそう何度も付き合いたくないのが本音です。

ほりっく
私が付き合いのある不動産屋さんは、とある投資家さんに1年間も物件を案内し続けてますが未だに1戸も買ってくれないそうで泣きそうでした……(笑)

こうした「全然買わない投資家」というのは、ほとんどが理想が高すぎというケースです。

物件に対する条件が多すぎて、どの物件を見ても「何かが足りず」購入の決意まで至りません。しかもこうした人に限って、格安のボロ物件を探してる投資家だったりするんです。「ご希望の価格帯ではそんな物件ありませんよ(呆れ)」と言われても、どこか不満そうな顔をします。

 

はっきり言って、理想の条件を全て兼ね備えた物件なんて存在しません。

 

そんな物件があれば、あなたに情報が回る前にすでに誰かに買われています。

不動産選びは言ってみれば「どこを妥協するか」が重要なポイントで、譲れない条件と妥協すべき条件の折り合いをつけて購入の決断をしないといけません。

実際、私がこれまで購入してきた物件も内見したときには(あとここさえ○○だったら完璧だったんだけど)という、理想にあと1歩足りなかった物件ばかりです。でも、そこを妥協できていなければ恐らく未だに1つの物件も買えていないと思います。

とにかく、不動産屋に物件を案内させるだけさせまくって、あーだこーだと言って結局1つも買わないような投資家は1番嫌われるのは間違い無いです。

 

嫌われる大家の特徴2:強引な指値で値下げ交渉やりすぎ

何でもかんでも指値(値下げ交渉)を入れようとする投資家もとても嫌われます。

聞くところによると、最近は不動産セミナーやSNSの影響を受けて「利回り数十%以下は買いません!」「100万円の物件が欲しいです!」みたいな、現実とかけ離れたイメージを持って不動産投資を始めるビギナーが急増しているらしいです。

そうした人たちはSNSやセミナーで「400万円の家を150万円で手に入れました!」みたいな現実離れしたサクセスストーリーを見て勉強するもんだから、何でもかんでも強引な指値を交渉してくる人が多いらしいです。

 

そうした人にまず知って欲しいのは、値下げを交渉するなら「それなりの根拠」が必要だということです。

 

例えばよく使われるのが、不具合部分のリフォーム代を理由にした値下げ交渉です。

雨漏りがある物件であれば「こちらの雨漏りはこのままだと人が住めず、修繕に○○万円ほど必要です。その分だけでも値下げ頂けないでしょうか?」という根拠を持って、指値(値下げ交渉)を入れるという感じです。

あるいは残置物が山盛りの物件であれば、「残置物の撤去は全てこちらが引き受けるので、撤去にかかる費用の20万円分だけ値下げ交渉できませんか?」という論法なら値下げ交渉しても納得できます。

このように、値下げして欲しい理由・根拠がちゃんとあれば指値交渉も筋が通ります。

もちろん値下げ金額も、その根拠に妥当な金額でないとダメです。「残置物の撤去にお金がかかるから」という根拠で100万円の値下げを要求するのは非常識でしょう。

 

しかし嫌われる大家というのは、何の根拠もなく「値下げできないっすか?」と聞いてしまいます。いきなりお店に来て、なんの理由もなしに「これもっと安くしてくれませんか?500円なら買います」なんて言い出す客はメルカリによくいる中学生です。

不動産屋の立場を考えてあげないといけません。

不動産屋は、あなたの指値(値下げ交渉)を売主さんに伝えなければなりません。500万円で売却を希望している売主に「すみません、300万円なら買いたいというお客様がいるのですが・・・」なんて言ったら売主にブチ切れられます。

なので、非常識な投資家が非常識な指値を要求したときは、不動産屋は売主に伝えずに揉み消すそうです。通るわけない非常識な値下げ交渉をして売主を機嫌を損ねるほうが不動産屋のダメージがデカいですからね。

 

値下げ交渉自体が悪いわけではないです。しかし値下げ交渉は思っている以上にセンシティブなので慎重にしないといけません。

いきなり交渉する前に、まずは不動産屋さんの温度感を見ることです。

比較的大きな指値(値下げ)が入れられそうな物件であれば、不動産屋の方から「この物件〜〜なんで、○○万円くらいなら多分交渉できますね」とアピールしてくることが結構多いです。

つまり値下げしても売りたい物件だと判断できるので、その場合は「あともう一声」ともう一歩交渉するのはありでしょう。

しかし不動産屋から値下げの話が一切出てこない物件は、売主が満額での売却を希望している物件です。その場合は何かしら値下げの根拠となる手札を作らないといけません。

 

 

嫌われる大家の特徴3:とにかく細かい

条件や要求がとにかく細かい人も嫌われます。アレがなーコレがなーと細かい部分を気にしすぎて結局何も決められない優柔不断な人ですね。

そもそも完璧主義の人は新築やったほうがいいです。中古物件なんてどこかしら欠陥があるのが当たり前ですから、細かい人には向いてないですね。それも300万、400万程度の安い物件なんて基本ボロですから尚更です。

この点は最初にあげた「理想が高すぎて全然買えない人」に通じるものがあります。

 

嫌われる大家の特徴:何でもかんでも聞こうとする(自分で調べる気ゼロ)

不動産に限らずどんな世界でもそうですが、何でもかんでも人に聞いちゃう人。どの世界でも嫌われます。

「それくらい自分で調べましょう」とか「そこは自分で考えましょう」と言われることが多い人は要注意ですね。

こっちは素人なんだから不動産屋にアレコレ聞くのは当然だろ?と思うかもしれませんが、そういう次元の話じゃないんですよね。

こういう「何でもかんでも人に聞く人」って基本的に自分の頭で考えたり調べたりという”能動的に動く習慣”がなくて、全て人に教えてもらうっていう”受動的な姿勢”が染みついちゃってます。

調べるのとか面倒くさいし、人に言われた通りに動いたほうがラクだから、全部教えてほしいタイプ。

極論言ってしまうと、こうした人は事業を営むことに向いてないです。誰かに雇われて、誰かの下で指示通りに働いたほうがいいタイプです。

不動産投資も歴とした「事業」なので、自分で考えて判断して能動的に動けるタイプの人間でないと厳しいです。

嫌われるわけではないけど、不動産業者のお得意様になれない大家の特徴

続いて、心象的に嫌われるわけではないけど、不動産屋にとって「良いお客さん」になりにくいタイプの投資家も挙げておきます。やはり不動産屋にとってのお得意様になれないと、ご贔屓されにくいので良い情報も回ってきにくいですからね。

コレはもう一言で言えば簡単で、

(不動産屋の)売上にならない投資家です。

もう少し具体的に掘り下げますと・・・

属性が低く資金力もない投資家

まず属性が低い投資家さんですね。年収が低い人あるいは自営業者などがコレに当たります。

属性が低いと当然ながら銀行からの融資を引き出しにくいので、必然的に安い物件しか手が届きません。不動産屋さんの売上は基本的に物件価格に比例する仲介手数料なので、安い物件ほど売上(仲介手数料)も低くなります。

物件を案内する労力は1億円の物件も100万円の物件もそう変わらないですが売上は100倍違います。同じ労力を使うなら1億円の物件を買ってくれるお客さんを相手にしたいのは当然です。

ただ、属性が低くても現金をたんまり持っている人は「良い顧客」になります。稼いでいる自営業者や小規模法人の経営者などがこのパターンですね。

とくに不動産の世界は「現金買い」が非常に好まれるので、現金をたくさん持っていてポンポン買ってくれる人であれば属性がどうだろうと関係ありません。

激安のボロ物件ばかり買う投資家

最近はボロ戸建が投資家の間でブームですが、正直なところボロ戸建投資家も不動産屋さんからしたら「割りに合わない客」という扱いになりやすいです。

物件案内に時間も労力もかかるわりに、全くカネにならないからです。

不動産屋の仲介手数料はざっくり物件価格の3〜5%程度ですから、300万円の戸建1つ決めるのに何度も何度も物件案内して売買契約や決済して……となると正直トホホです。

しかもそうしたボロ物件を買う投資家は、資金がない初心者大家がとても多く、上記で挙げた「全然買わない」「条件が細かくて優柔不断」みたいな嫌われるタイプの投資家も必然的に多くなります。

 

まとめ

冒頭でも書きましたが、不動産投資を成功させるには不動産屋さんの力が絶対不可欠です。

世の中で売りに出ている物件は未公開のものの方が多く、まず不動産屋さんが自社で抱えている優良な投資家達に情報を流します。そこで売れなかった物件がホームズやスーモといった一般大衆向けに公開されます。

なので、ホームズやスーモに掲載される前段階の未公開物件の情報を手に入れるならば、不動産屋さんと関係を築くことが第一です。

今回挙げたような嫌われる要素が思い当たる人は、姿勢を改めた方がいいかもしれません。

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