村井智健(むらい ともたけ)/通称・マックスむらいーー1981年12月11日生まれ
photo by : https://www.youtube.com/
マックスむらいさんという方をご存知でしょうか?
「YouTube」のCMに出演されていたことで見たことあるという方は多いと思いますが、 ヒカキン、バイリンガールと並んで「Youtuber御三家」と呼ばれるうちの一人です。
「パズドラ」や「モンスト」の攻略法紹介やゲーム実況で人気を博し、ニコ生での視聴者数はなんと200万人を越えたという超人気者なんです。
さらに、マックスむらいこと村井智健氏は、Youtuberの顔だけではなく、れっきとしたビジネスマンの顔も持っており、『AppBank株式会社』という会社の社長を務めていました。(2015年3月に辞任し、現在は取締役)
そしてそのAppBankは、2015年10月に東証マザーズへ上場を果たしました。ということは、マックスむらいさんは上場企業の元社長であり現取締役という、実は相当スゴい人なんです。 今回は、そんなマックスむらいさんの知られざる経歴や、その総資産などを簡単にまとめてみました。
YouTuberとしてのマックスむらい
まずはYouTuberとしてのマックスむらいさんについておさらいしてみましょう。
そもそも「YouTuber」って?
「YouTuber」とは、YouTubeに動画を投稿することによって動画広告収入を得ている投稿者のことです。
広告収入はおおよそ動画のアクセス数に比例し、表示された広告単価により異なりますが、アクセス数の10分の1ほどが収入になると言われています。 日本でも1000万円以上稼ぐ人が人気YouTuberが多数存在していて、アメリカなどでは数十億を稼ぐ者もいます。
中には趣味で始めた動画投稿が人気を集め、本業のサラリーマンをやめてユーチューバーとなる人もいるそうですね。
マックスむらいの実力やいかに
マックスむらいさんは2013年10月にYouTubeへの動画投稿をはじめ、最初の頃は1日に2本、現在では1日に約8本もの動画を公開しています。
YouTubeのチャンネル登録者数は2014年10月に100万人を突破し、これまでの動画の総再生時間はなんと累計6600年分に相当するそうです。 (ちなみにマックスむらいさんは年間6億PV、ヒカキンさんに至っては年間10億PVだそうです。単純計算で年収6千万と年収1億円ですね。ゴクリ……)
さらにニコニコ動画で開設されたチャンネルでも、ニコニコ動画史上初の登録者数1万人を突破するという実力者です。 得意ジャンルは何と言ってもゲーム実況で、人気ゲームの「パズル&ドラゴン」や「モンスターストライク」の攻略記事を書いたりゲーム実況を配信して人気を得ています。
また、後述する「AppBank.net」ではiPhoneアプリを紹介するライターとしても活躍しており、「お願いランキング」のアプリ紹介コーナーではスマップの木村拓哉さんとも共演しています。
映画だって作っちゃう!
そんな人気YouTuberのマックスむらいさんは、映画だって作っちゃいます。
YouTubeで公開予定という『MAX THE MOVIE』は、クラウドファウンディングによって制作資金を募っています。支援金額は3000円コースから100万円コースまで用意されており、記事執筆時点では400万円ほどの支援金が集まっているようですね。(目標5千万に対して7%……)
果たしてヒットするのか(というより完成するのか……)非常に楽しみですね!
ビジネスマンとしての村井智健の経歴
さて、続いては敏腕ビジネスマンである村井智健さんとして経歴を見てみましょう。
防衛大学校を退学後、IT企業で執行役員にまで上り詰める
高校を卒業し、防衛大学校へ入校するもわずか3ヶ月で自主退学した村井さんは、ソーシャルメディアやアプリを手がける『ガイアックス』というIT企業に入社しました。
中学はバスケ部、高校は合唱部、そして防衛大学校と、もとより体育会系の世界に身を置いてきた村井さんはベンチャー企業の気質が合ったのか、猛烈に仕事をするようになりました。
やがて社内でも頭角を表し、ついには執行役員の座にまで上り詰めた村井さんですが、振り向けば部下は誰もついてきていませんでした。
村井さんの尋常じゃない仕事ぶり部下達は付いていけず、次々に辞めていってしまったのです。
その後ガイアックスの業績が苦しくなっていたこともあり、村井さんは執行役員の椅子を降りました。
その後はガイアックスの子会社である『GT-Agency』という占いや心理テストなどのコンテンツを手がける会社の社長に就任しましたが、やがてはその会社も部下に任せ、村井さんは次のビジネスを模索しました。
iPhoneの登場が人生を変える。親友とともに起業の道へ
そんな時に登場したのがiPhoneでした。
世間のiPhoneへの熱狂ぶりに感化され、中学時代からの親友であった宮下泰明(のちに共同起業)さんと表参道のソフトバンクショップに並んだという村井さん。 このiPhoneとの出会いが、村井さんの人生を大きく変えました。
この時村井さんと一緒にiPhoneをゲットした宮下さんは、iPhoneの将来性が必ずビジネスになると確信し、iPhoneを使って商売をしようと考えていました。 しかし、アプリを開発するノウハウなどは全く持っていなかったため、ひとまずiPhoneを紹介するサイトとして「AppBank.net」を立ち上げます。
その後2009年に村井さんも「AppBank.net」に参画することになり、エースライター「entrypostman」として活躍したことで、AppBank.netはiPhoneアプリレビューサイトとして大きな成功を成し遂げました。
「AppBank.net」は2012年に「AppBank株式会社」として法人化しており、村井さんが代表取締役CEO、宮下さんは初代編集長として就任しました。
その後は社長業のみならずYouTuberとしての活動も目立ち始めた村井さんは、2015年3月を持って代表取締役を退き、現職は取締役となっています。代表取締役は宮下さんが引き継ぎました。
AppBankのマザーズ上場。村井さんの資産は……?
アプリレビューサイトとして成功し、その後はEC・実店舗でのアクセサリ販売、広告代理、アプリ開発と着実に事業を拡大しているAppBank。
2014年12月期連結業績では売上高30億円という成長ぶりを見せており、 2015年の10月15日に、東証マザーズへの上場を果たしました。
上場したAppBankの株はストップ高を記録し、会社の時価総額は146億円。 取締役として165万株を保有しているマックスむらいさんの保有資産は、35億円に上っています……。
ちなみに、上場によって公開された会社情報で、平均勤続年数が1年だとか、平均給与額が344万しかないというブラックによった評判が上がっていますが、 AppBank株式会社はまだ出来て3年しか経ってないですからね。
3年分しかデータのない平均○○という数字にはあまり意味がないと思います。平均勤続年数なんて最高でも3年なわけですから。 何より会社設立から3年での上場とは、やはりビジネスマンとしてもかなりの凄腕だという証明でしょう。
上場によって横領事件やブラック批判も……
上場によって一躍世間の注目を浴びるようになったAppBank。
12月10日には、経理部門に在職していた元役員が業務上横領を行っていた疑いがあるという事態が発覚しました。 被害額は約1億4000万円に上る見込みのようで、AppBank側は元役員について刑事告訴する方針を固めているようです。
1億4000万て……横領にしてもケタが違いますね。上場した直後にこの騒ぎは致命的です。 ただでさえ、株式上場によって億万長者になったマックスむらいさんに対して、その下で働く社員たちからは「ブラックすぎる」と不満が続出しているとの噂も飛び交っています。
AppBankに所属していて、パズドラの世界では有名なコスケさんという人気動画配信者が上場した途端に正式退職したこともネット上でちょっとした話題になりましたね。 退職に至った正式な理由は分かりませんが、1つ容易に推測できる理由があります。
コスケさんの出している動画の再生回数は相当なもので、一般的なユーチューバーの収入に換算すると数千万〜1億円にも上るのではないかと言われているほどです。 しかし、コスケさんがAppBankの社員としてもらっている給料はたったの25万円という説もあり……。
これは噂だとしても、まだ若いイチ会社員が数千万の給料を貰えるなんてことはないでしょう。
そのような点から、コスケさんについては、退職してフリーの動画配信者になるという見方が強いのですが、本人からの表明がないようなので現時点での真偽は定かではありません。 コスケさんの退職騒動と今回の横領事件で、AppBankが闇の深いブラック企業だというイメージが一層深まることが懸念されます。
やはり、上場はまだ早すぎたのでしょうか……。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 世間的には「ゲームばっかりして遊んでいる人」なんてイメージも根強いマックスむらいさんですが、 その本性は、35億円の資産を持つ億万長者であり一大経営者でした。
こんな方が大々的にメディアに取り上げられてしまうと、ますます「将来はYouTuberになりたい」という子ども達が増えそうですね。(子どもに限らず、大人もですが)
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仕事が非常にできる2割の人間は、自分が得意なことを仕事にしている人。
仕事を普通にこなす6割の人間は、自分が得意なことを仕事にしていない人。
仕事ができない2割の人間は、自分が苦手なことを仕事にしている人。
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