川島和正(かわしま かずまさ)/1979年ー
ネットビジネス・アフィリエイト業界では知らない人はいないであろうトップアフィリエイター・川島和正さん。
メルマガ読者数35万人という日本一のメルマガ発行者であり、7年連続で年収1億円越えを達成している億万長者。現在は日本を離れ、香港に拠点となる会社を設立し、世界中を旅しながら情報発信を続けています。
主な収入源は、メールマガジンやブログによる広告(アフィリエイト)収入と、個人で主催している「川島塾」による会費収入。合わせると合計2億弱ほどの収入となり、税金や諸経費をざっくり引いて年収1億以上になるとのこと。
元はサラリーマンであったという川島さんが、いったいどのようにしてパソコン一台で年収1億を稼ぐようになったのかーー?
その手法や経歴を簡単にまとめてみます。
ネットオークションで会社員から独立
横浜国立大学を卒業後、外資系製薬会社「ノバルティスファーマ」に就職してMRとしてサラリーマンをしていた川島さん。
もともと何事にもストイックな性格の持ち主で、会社員のときも、休日にセールスやボディランゲージや心理学を学ぶなど、常にスキルアップを目指していました。
その結果、川島さんは社内でもトップセールスを記録するほどの実力をつけていました。
それでも月収は24万円だったとか……。
しかし、実は川島さんは学生時代からある”副業”をしていました。それが『ネットオークション』です。
最初は家にある不要品を売りさばき、それからタダで仕入れたアーティストのチラシなど、細々としたものをオークション転売していました。
最初は月5万円の利益がやっとでしたが、チリも積もれば山となる方式で少しずつ資金が増えるにしたがい、アナログレコードの限定盤など、高い利益率の見込める商品へと転換していきました。
そうして、ネットオークションでの利益が月20万円を越えた辺りで、川島さんは会社から独立する道を選びました。
ネット転売から情報商材へ
独立したあともネット転売の売上は少しずつあがっていきましたが、やがてネット転売では稼ぎに限界が見えてきました。
そこで川島さんは、「ここまで培ってきたノウハウを情報として売った方が儲かるんじゃないか?」と考え、次の2つの情報商材を作り販売します。
- 「人気コンサートでいい席を取る方法」価格9700円
- 「古物商営業許可の申請の仕方」価格2970円
(※「古物商」とは、転売などで中古品を売買するのに本来必要な許可証で、警察署に届け出を申請する必要のあるものです)
結果的にこれが大当たりし、「人気コンサート〜」が1000万円、「古物商」が3000万円の売上をあげました。
まさに時代を先駆けた先行者利益ですね。
川島さんの成功のおかげで似たような情報商材が蔓延した今では、同じものを販売しても全く売れないでしょう。
わずか数日で書いたドキュメント商材が、数千万になって返ってくるというビジネスに手応えを感じた川島さんは、ここから本格的にメルマガとアフィリエイトに着手していきます。
アフィリエイト黎明期において、利益率の高いクレジットカードの紹介でアフィリエイトサイトを量産していきました。
(おそらく、サテライトサイトを使ったブラックハットSEOでしょう。これも当時ならではで、グーグルアップデートによって今では全く通用しなくなっています)
情報商材をヒットさせたことによって、「パソコン一台で◯◯円稼いだ」系のキャッチコピーにバイアスがかかり、メルマガ登録者数も激増していき、相乗効果で収入はどんどんと増えていきました。
このようにして、情報業界に参入してわずか1年も立たない間に、月収に500万を稼ぐトップアフィリエイターへと上り詰めたのです。
収入の内訳については、週刊SPA!のインタビューでご自身がこう答えています。
「メルマガの広告収入とアフィリエイト収入が1億円。塾会費で8000万円。諸経費を引いた年間の個人収入は1億円以上です」
ブログで確定申告書を公開したことでも話題になりましたが、この収入源についてもう少し詳しく見ていきます。
日本一の読者数を誇るメールマガジン
川島さんと言えば、メールマガジンの登録者数約35万人という日本一の読者数を持つことで有名ですね。
日本の起業家で最も知名度がありそうな「ほりえもん」こと堀江貴文さんのメルマガが読者2万人ほどですから、35万人の威力が分かると思います。
(といっても、堀江さんは月額900円ほどの有料メルマガで、川島さんは無料メルマガなので単純な比較はできませんが)
「年収1億円ブロガー」なんてキャッチコピーは正直胡散臭さMAXで、なかには「1億円も稼いでいるわけないだろ」と思っている方も多いと思いますが(むしろ多数派だと思いますが)、
正直な話、購読者が35万人もいれば、さすがに年収1億円くらい達成できるでしょう。
35万人を集めるほどの尋常じゃない集客力があれば、広告依頼なんかひっきりなしに来るでしょうし、アフィリエイトで商品を宣伝すれば莫大な収益をあげられるはずです。
さらには書籍執筆やメディア出演などの二次収入にもつながり、それによって知名度が上がって読者はさらに増えていきーーー
というまさに、「成功が成功を呼ぶ」スパイラルを生んでいます。
毎年主催している高額塾
もう1つの大きな収入源が、毎年主催している『川島塾』です。 「稼ぐ方法」から「モテる方法」まで、「どうしたら川島和正のようになれるのか?」を伝授していく趣旨の塾(セミナー)だと思うのですが、驚くのがその会費の値段です。
- プラチナ会員:年120万(30名限定)
- ゴールド会員 年36万円 (170名限定)
プラチナ会員は年間100万越えです……。
定員が完全に埋まれば、プラチナ会員の年間受講料で3600万円、ゴールド会員の年間受講料で6120万円、合わせて9720万円となります。
内訳で塾会費が8000万と言っていますから、満席は取れていないものの、それでもかなりの人気塾になっているようです。
その他、本を執筆したり、海外の自己啓発本の監訳を担当したりしているので、印税でも相当稼いでいそうです。
「秒速で1億稼ぐ男」の仕掛人でもある
「秒速で1億稼ぐ男」としてメディア戦略を仕掛け、一時は情報業界のアイコン的存在にまでのし上がった与沢翼さんですが、 実は、与沢さんが短期間で一気にアフィリエイト業界のトップへ飛躍できたのは、川島さんの力を借りたからでした。
当時、学生時代に起業したアパレル会社を倒産させた与沢さんは、手元に残った資産はかつて起業向けセミナーで使った資料だけという状況でした。
そこで、その資料を情報商材にして販売しようと考えた与沢さんは、業界トップの集客力を持つ川島さんにコンタクトを取り、「川島さんのメルマガで自分のメルマガを宣伝して欲しい!」と頼み込みます。
もちろんタダで川島さんがOKするわけはなく、「登録者一人につき600円のマージンをもらう」という厳しい条件をつけました。
この条件を承諾した与沢さんは、まさに一世一代の大勝負に出ることになります。
川島さんのメルマガの威力により、与沢さんはわずか1ヶ月半で7万人のリスト(登録してもらった読者のメルアド)を集めることに成功しましたが、 その時点で川島さんへの支払金は、「7万×600=4200万円」。
支払い期限を75日にしてもらったので、残り2ヶ月半で4200万を用意しなければならないという、まさに生きるか死ぬかの大一番でした。
与沢さんは獲得した7万のリストに対してアフィリエイトを仕掛けていき、なんと7000万円を売り上げることに成功しました。
こうして川島さんへ4200万を支払い、残った3000万弱で本格的に情報業界で起業し、世間で騒がれるまでになったーーというわけです。
(その後、資金ショートで税金が払えずに破産した与沢さんは、現在シンガポールに移住して株や不動産の投資家に転身し、以前にも増して億万長者になっているようです)
まとめ
情報商材と言うと、『=詐欺』というイメージが根強いわけですが、はっきり言って9割型は詐欺といってしまっていいと思います。
それほど、先駆者である川島さんの成功に追従しようとした人が増え、特に「稼げる系」は何の中身もない詐欺まがいな商材が溢れ返っているのが現状です。
一時期話題になった「ネオヒルズ族」と呼ばれた人達は、常々このような問題が指摘されていたわけですが……。
しかし、今はツイート1つで全国に拡散され炎上する時代。詐欺だのなんだのと騒がれればいずれ淘汰されていきます。
川島さんが今なお億単位で稼ぎ、30万人を越えるメルマガ読者を抱えていられるのは、そこに確かな需要が存在するからなのでしょう。
【おまけ診断テスト】自分の「才能」に気づいていますか?
仕事ができるビジネスマンと出来ないビジネスマンの差は、意外と「自分の才能・資質を知っているかどうか」だけの差だったりします。
仕事ができる人ほど「自分が得意なこと」を仕事にし、仕事ができない人ほど「自分が好きなこと」を仕事にしようとします。
仕事が非常にできる2割の人間は、自分が得意なことを仕事にしている人。
仕事を普通にこなす6割の人間は、自分が得意なことを仕事にしていない人。
仕事ができない2割の人間は、自分が苦手なことを仕事にしている人。
「好きなこと」と「得意なこと」は違います。残酷なほど違います。一流と三流を分ける海より深い隔たりがあります。
世界最高のサッカー選手であるリオネル・メッシは、FW(フォワード)というゴール前20m四方のエリア内でのみ世界最高の選手でいられます。彼は誰よりもディフェンスをしません。なぜか? その仕事場以外では平凡な選手だからです。
つまり「仕事ができる人間」とは、「得意な場所で、得意な仕事をしている人」なのです。
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