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偉大な経営者・起業家たち

出世街道を外れ、資産1兆円を築いた三木谷浩史(楽天創業者)の経歴書

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三木谷浩史(みきたに ひろし)/1965年3月11日生まれ
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会員数・約1億人、出店舗数・4万店を誇る、日本最大のEコマース企業である『楽天』。

インターネット上のショッピングモールとして1997年の創立以降、急拡大急成長を続けており、現在では世界を席巻する外資系モンスター企業・Amazonと、ネットショッピング事業の覇権をかけて熾烈な競争を繰り広げています。

創業者であり会長兼社長の三木谷さんは、今では世界の長者番付に必ず名前が載るほどの成功を収めています。

名門大学を卒業して大企業へ入社、というバブル世代のエリートビジネスマンの王道を歩んでいた三木谷さんですが、一体どうして起業の道へ進むことになったのでしょうか? 今回はその辺りをまとめてみました。

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会社員になった頃でさえ、起業なんて全く考えたことがなかった

考え

アメリカの名門イェール大学で研究員をしていたという優秀な父のもとに生まれ、小さい頃からスパルタ教育で育ってきた三木谷さん。

大学は名門の一橋大学に進学し、大学の95%をテニスに捧げたという三木谷さんは、3・4年次にはテニス部のキャプテンを務めていたそうで、のちの起業家としてのリーダーシップはこの頃に培われたそうです。
バブル世代として育った三木谷さんは、大学を卒業したら大企業へ入ることがビジネスマンの花道だと信じて疑っていませんでした。

そして大学を卒業後は日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行し、エリート銀行マンの道を進み始めました。

この頃まで三木谷さんは、「ベンチャー」や「アントレプレナーシップ(起業家精神)」なんて言葉すら知らず、起業という道なんてこれぽっちも考えたことがありませんでした。

人生を変えたきっかけは、社内留学制度を利用したハーバードビジネススクールへのMBA留学でした。 この留学で三木谷さんは、自分が持っていた価値観を大きく破壊されることになったのです。

 

起業こそ王道であり、サラリーマンは自ら起業できない人間がなるもの

geralt / Pixabay

三木谷さんが自らビジネスを興す原点となったのは、米国留学中に触れた「アントレプレナーシップ(起業家精神)」に対する社会的評価の高さでした。

留学するその時まで、三木谷さん、そして日本のビジネスマン全体の空気も、「大企業に勤めて、出世することこそがビジネスマンの王道である」と考えていました。

しかし、アメリカという国では、その価値観は全くの逆だったのです。

アメリカでは、大企業や官庁に所属することよりも、ゼロから新しくビジネスを興せる人間こそが高い評価を受けていました。

「私がMBA留学していた1990年代前半の日本では、ベンチャー、アントレプレナーシップといった言葉はまだ一般的ではなく、自分も含め、多くの人が、大企業に勤めてそこで出世していくのがビジネスマンの王道と考えていた。

ところが米国では、自ら起業することが優れたビジネスマンの王道であり、自分で起業できない人が既存の大企業に勤めるという空気すらあった」 

アメリカの起業家精神に人生を変えられるほどの刺激を受けた三木谷さんは、1993年にMBAを取得後帰国し、95年に銀行に辞表を提出して起業することを決心しました。

 

「最大のリスクは、金や地位を失うことでなく、人生を後悔すること」

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銀行を辞める少し前、1995年の阪神淡路大震災で幾人もの知人や友人を失った三木谷さんは、「人生は有限である」という事実を痛烈に感じました。

「会社を辞めるリスクなんかより、人生を後悔するリスクの方が遥かに高い」と再確認したと言います。

日本人はリスクや失敗を恐れすぎと三木谷さんは言いますが、大学卒業後就職せずに一大料理サイト『クックパッド』を創業した佐野陽光さんも同じように、「死ぬ事以外はリスクじゃない。餓死で死なない日本にリスクはない」と仰っています。

銀行を退職した三木谷さんは、友人と二人で渋谷のマンションの一室を事務所として、「クリムゾングループ」というコンサルティング会社を立ち上げました。

それまでに培った人脈を駆使して世界中の情報を手に入れることで順風満帆にコンサルティング業をしていた三木谷さんですが、「コンサルティングは主体性がない」仕事だとして、もともと長く続けていく気はありませんでした。

そして、コンサルティングで儲けた6000万の軍資金を使って、三木谷さんは次に狙うビジネスを考えます。

当時、候補となっていた新ビジネスは3つありました。

  1. 地ビールを扱ったレストランの経営
  2. アメリカで見つけた天然酵母のベーカリーのフランチャイズ
  3. インターネット上のショッピングモール  

以上3つのビジネス候補で迷った三木谷さんは、最終的にはインターネットの可能性を信じて、インターネットショッピング事業に挑戦することにしました。

そして、後の楽天となる『株式会社エム・ディー・エム』を設立したのです。

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先行者がいる市場へ割って入った三木谷さんのビジネス戦略とは?

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実は、三木谷さんがエム・ディー・エムを設立した1995年当時、「インターネット上にショッピングモールを作る」というビジネスモデルは、すでにNECや富士通など複数の大手企業が立ち上げていました。

先行して市場に参戦していた大手企業に完全な遅れをとってしまっていた三木谷さんですが、よく見てみると、どの大手サイトも出店や客足が少なく、全く賑わっていませんでした。

それはなぜでしょうか? 調べてみた結果、一番の問題は、ショッピングモールへ出店するのにかかる高額の出店料や、複雑な手続きや管理といった、『店を出す面倒さ』にありました。

この弱点を見抜いた三木谷さんは自身のモールにて、サイトの管理・情報更新が容易なソフトウェアの提供や出店費用の低価格化など、徹底的に出店者サイドに立った改革を行います。

出店に際して入会金はゼロ、マージンもゼロ、かかるのは月額5万円のみ(当時)という破格の待遇で多くの出店者をモールに誘い、出店者が自ら店のサイトを簡単に作れるようツールを開発するなどして、必死にモールに店を集めました。

この考えが大当たりし、楽天は他の大手ショッピングサイトを押しのけ、10年後の2005年には出店数1万5000店、流通総額は年間4000億円まで急激な拡大を遂げました。

 

そして現在、気になる総資産や噂の豪邸とは・・・

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今ではグループの連結売上は6000億円に迫り、10000人を超える従業員を抱える三木谷社長。

「日本のお金持ち」といえば必ずトップクラスに名前が上がるほどの資産家ですが、 2015年8月に米フォーブスが発表した「テック業界の富豪 世界100名リスト」では日本人最高位として19位にランキングされています。


その総資産額はなんと、87億ドル(約1兆800億円)

(ちなみに、1位のビルゲイツは安定の9兆円)

三木谷さんと言えば、渋谷区に24億9千万円の豪邸を立てたことでも話題になりましたね。

そんな、我が日本を代表するお金持ちと言っても過言ではない三木谷社長。 総資産額1兆という桁には驚くばかりですが、

真に驚くべきことは・・・

 

 

スティーブ・ジョブズの奥さんの半分にも満たないという事実でした。

(第9位 ローレン・パウウェル・ジョブズさん/2兆4300億円)

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【おまけ診断テスト】自分の「才能」に気づいていますか?

仕事ができるビジネスマンと出来ないビジネスマンの差は、意外と「自分の才能・資質を知っているかどうか」だけの差だったりします。

仕事ができる人ほど「自分が得意なこと」を仕事にし、仕事ができない人ほど「自分が好きなこと」を仕事にしようとします。

  • 仕事が非常にできる2割の人間は、自分が得意なことを仕事にしている人。
  • 仕事を普通にこなす6割の人間は、自分が得意なことを仕事にしていない人。
  • 仕事ができない2割の人間は、自分が苦手なことを仕事にしている人

「好きなこと」と「得意なこと」は違います。残酷なほど違います。一流と三流を分ける海より深い隔たりがあります。

世界最高のサッカー選手であるリオネル・メッシは、FW(フォワード)というゴール前20m四方のエリア内でのみ世界最高の選手でいられます。彼は誰よりもディフェンスをしません。なぜか? その仕事場以外では平凡な選手だからです。

つまり「仕事ができる人間」とは、「得意な場所で、得意な仕事をしている人」なのです。

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