元ネトゲ廃人で資産200億!天才株投資家cisの凄すぎる経歴や投資手法をまとめてみた

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cis

日本の個人投資家としては、BNFと並んで最強トレーダーと言われるcis(シス ※以降敬称略)。投資をかじっている人ならcisの存在を知らない人はいないでしょう。

ほとんど表に出てこないBNFと違って、cisはTwitterをしているので公に発言(ツイート)することも多く、その発言や資金力の相場への影響力から「1人の力で日経平均を動かす男」というヤバすぎる異名があります。

日経平均1回のトレードで19億円の利益を叩き出すcis。異次元すぎて笑うしかありません(笑)

投資やってれば誰もが興味を持つcisの経歴や投資手法、その天才たる所以を調べてみるとやっぱり凄すぎて笑うしかなかったので、この記事でまとめてみることにしました。

目次

天才株トレーダーcisの基本情報

画像は本人のツイッターアカウント(cissan_9984)より

cisの基本情報

通称 cis(しす)。株クラスタからは「しっさん」と呼ばれることも。

1978年生まれ。現在の総資産は約230億円

2000年夏、大学4年生の頃に口座を開き、元手300万から株式投資を開始。大学就職後に一度就職するも、トレードによる資産が6000万に到達した2004年に退職して専業トレーダーに。

資金力や発言力の大きさから、cisの発言によって相場が大きく動くことも多く「1人の力で日経平均を動かす男」とも呼ばれる。

一方で廃人レベルのゲーマーであり、ゲーム課金に億単位のお金を使うことでも有名。

cisのざっくりとした資産推移がこちら↓

文句なしに日本では最高クラスのトップトレーダーでしょう。

日本人最強トレーダーとされる「BNF」と投資を始めた時期や、信じがたいトレード実績が似ていることで、BNFと並んでツートップの知名度と実績を誇る個人トレーダーですね。

ちなみに、BNFは2000年に元手160万円でスタートして2008年には資産200億円に到達した化け物なので、資産の増加スピードでいうとBNFが一枚上をいっていた印象です。

(BNFについては下記記事にまとめています)

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BNFは2009年以降ほとんど表に出てこないので伝説と化していますが、cisは今もTwitterで普通に交流していたり書籍を出したりと表舞台にも出ているので、今の投資家界隈ではcisの方が親しみがあり存在感が強い(いわゆる「神」)と言えそうです。

cisの株式投資(トレード)経歴をおさらい

さて、まずはcisがどういう経歴で日本を代表する株トレーダーになったのか、簡単にまとめましょう。

子供の頃からギャンブルや頭脳ゲームが得意だった

やはり才能というのでしょう。投資に出会う前、cisは中学時代からパチンコが得意で、15歳の時には月40万円くらいをパチンコで稼いでいます。

子供のころからトランプ(ブラックジャック、ポーカーなど)や麻雀といった「確率のゲーム」が非常に強かったようで、大学時代には授業よりパチンコに足を運んで20歳時点で貯金2000万になるほども荒稼ぎしていたようです。

ほりっく
「数字ゲーム」に強いのは凄腕トレーダーの特徴ですよね。稼ぎまくっている投資家は元パチプロ率がめちゃくちゃ高い気がします

また同時に生粋のゲーマーであり、ゲームも大会で優勝したりするほどめちゃくちゃ強いです。『cis(シス)』というハンドルネームは、とある格闘ゲームにおいて「俺と戦う奴は必ず死す」というメッセージでスコアランキングにcis=(死す)と入力していたのが由来。

「僕の原点にあるのはゲーム」

と言っているように、彼の投資の才能はゲームとギャンブルによって培われたようです。

大学時代に元手300万円で株式投資を開始。最初は負け続ける……。

法政大学時代にパチンコで2000万稼ぐも「2000万では人生は変えられない」と悟るcis。そこで大きい金額を張れる競馬に挑戦してみるもボロ負けして1000万ほど失います。

競馬も攻略法を研究したものの「このゲームでは勝てない」と悟り、そこから株式投資に勝負の場を変更。当時はネット証券ができて一般人も低コストで簡単に株取引ができるようになった頃だったので時代も追い風でした。

当時21歳、残った貯金1000万円のうち300万円を元手にして株式投資をスタート。2001年に大学を卒業後は、プレイステーションのフタ部分を作る町工場に就職。働き始めてからも株式トレードにのめり込んでいきました。

そしてイメージとは裏腹に、cisも最初は負けまくっています

当初は今のような短期トレードではなく、企業の財務分析をして割安な株を購入して評価(価格)が追いつくまで持ち続けるというファンダメンタル投資をしています。しかし「この株はいま割安だ(=だから上がるに違いない)」というのは主観的な思い込みに過ぎず、結果的に負け続けて溶かしまくります。

元手300万に加えて、結局残り700万の貯金も全額投入、さらに毎月の給料もブッこんだ末に、一番含み損の時で資産104万になったらしいので、総額1000万円以上は負けたとのこと。

短期トレードに切り替えてから連勝。爆発的に資産を伸ばす

割安株の長期投資法は、そもそも「この株は割安なはず(=だから今後上がるはず)」という判断がすでに主観的な思い込み・自分に都合のいい仮説に過ぎない…‥と感づきはじめる。

転機は2ちゃんねるで出会った投資家たちとのオフ会。

当時の2ちゃんねるの株板はフロンティアで、今でこそ数十億〜数百億の資産を築いた凄腕トレーダーたちが集まっていたのだとか。そこでcisは、勝っているトレーダーほど短期トレードをしていることを知り、長期トレードから短期の値動きで判断する短期トレードに切り替えます。

ここからが伝説のスタート。

株式投資を始めて3年後の2003年には資産6000万円に到達して会社を退職。専業トレーダーになります。そこからも勝ちまくりで、もう一度資産推移グラフを見てみると

綺麗に資産を伸ばしていっていますね。

とはいえ所々で、ライブドアショックで5億円損、リートの倒産によって6億円損と大きなマイナスも出しています。

cisの投資手法(トレード手法)|基本は順張り/素早い損切り

誰もが気になるcisの投資手法についても触れていきます。

もちろん一番深く具体的な部分は秘匿にされているものの、cisは後述で紹介する書籍「cis本」なんかでも結構自身の投資手法について基本となる「考え方」などは語ってるんですよね。

基本は順張り「上がっている株を買い、下がっている株を売る」

cisのトレード哲学を最もシンプルに言うと「上がっている株を買い、下がっている株を売る」というもの。つまり順張りが基本で、逆張りはしません。

「上がり続ける株は上がるし、下がり続ける株は下がる」

という考え方が根底にあって、押し目買いすら推奨していません。上昇トレンドにあっても「ちょっと下がったタイミングを待って買う」はNGで、上がっているときに買うのがcis流。

ほりっく
cisは2017年にビットコインにも参戦してきましたが、BTCが100万円を超えて一直線に上昇していたタイミングでインしてきて私も驚いたことがあります。

「え、(もうこんな上昇しちゃったのに)ここから買い!?」と。

しかし、そこからもBTCはグイグイ伸び続けて結局cisはBTCでも数億円の利益を数日で叩き出してました。さすがとしか言えません。

一方で、もう一人の天才トレーダーであるBNFは短期の逆張りトレードが得意で、下落相場の短期リバウンドを取る手法で元手160万を1億以上に増やしています。cisとは全く逆ですね。

つまりトレードにおいて唯一無二の正解はないということです。自分が得意な手法は自分で見つけて磨かないといけません。

参考【有名人投資家】天才株トレーダーBNFの経歴や投資手法が凄まじすぎる件

勝率はたった3〜5割!? 勝率ではなく「損小利大」で資産を伸ばす

「勝っているトレーダーは、価格が上がるか下がるかの予想が上手いわけではない」

というのは投資でしばしば言われる格言です。

上がるか下がるかに賭けるのではなく、下がったら一瞬で損切り/上がったらできるだけ利益を伸ばすというのがトレードの本質という意味。「損小利大」というやつです。

実際にcis本人も、取引の勝率は3割〜5割ほどしかないと証言しています。

つまり、cisも半分以上のトレードで負けてるんですよね。なのになぜ資産を増やせるかというと、「負け」は細かく小さく、「勝ち」の一撃がデカいからです。

コツコツコツ損切りしては負ける中で、たまにくる「大勝ち」で全てのマイナスを帳消しにして大幅プラスに持っていく。

重要なのは勝率ではなく、トータルの損益

極論を言ってしまえば、株トレードは上がるか下がるかを予想するゲームじゃないと言えます。いかに損小利大でトータル損益を積み上げるか…‥これこそがトレードの本質であり真の難しさです。

普通に考えて、上がるか下がるかなんて確率50%なんです。勝率1/2のはずなのに、なぜか短期トレードでは負ける人の方が圧倒的に多い。なぜか? それは人間は心理的に「利確ほど早くしてしまい、損失ほど無駄に長く耐えてしまう」という”損大利小”の傾向があるから。

cisは損切りがめちゃくちゃ早いということでも有名です。本人も「株で一番大切なのは迅速な損切り」と言っています。

そう言われると、株トレードに対する考え方や取り組み方も変わってきますよね。

cis式投資手法のルール

ダイヤモンドZAIという投資雑誌のcis特集で、cis式投資手法の7つのルールが書かれていたのですが、非常に分かりやすく本質に迫っていたので要約しつつ紹介します。

1. 下がった時には買い増し(ナンピン)せずに損切り

cisはナンピン(下がったときに買い増すこと)に対してかなり否定的です。なぜなら致命的な損失に繋がりやすいから。

cis曰く、重要なのはとにかく迅速な損切りであり、下がったときは失敗を素直に認めて素早く撤退するのが大事とのこと。

2. 上がっている株を買い、下がっている株を売る

”上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる”という順張り思考

上がっているうちは保有しておき、下落が始まったら売る。cisは2回目の下落(押し目)で売るケースが多いそうです。

3. ヘッジ売りはせず、投入資金でリスク管理する

信用売りなどでのリスクヘッジはしないとのこと。それは、せっかく取ったリスクに対するリターンを薄めてしまうから。

リスクコントロールは基本的に投入する資金量の調節でする。

4. 含み益は最大限に伸ばす

利確を早まらず、含み益を最大限に伸ばすのがcis流。

上がった株は、(そこから反転して下がるよりも)さらに上がる可能性の方が高い。すぐに利益確定に走らず、利益の最大化を目指すこと。

5. 恐怖やパニックのときはチャンス

”大きく儲けるチャンスというのは、人の感情が大きく揺さぶられるとき”

とくに人間は得したときより損したときの方が影響を大きく感じる生き物なので、暴落によってパニックや恐怖に包まれている時ほど大きく儲けるチャンス。ITバブルやリーマンション時がその典型。

6. 勝率ではなく、トータル損益を考える

cisは損切りの速さと回数なら全トレーダーの中でも上位だと自称しています。

重要なのは、損の回数を増やすことではなく、大きな損をしないこと。小さい負けを10回繰り返しても、1回の大勝ちを取ることでトータル損益を大幅プラスに持っていくのがcis投資の特徴です。

前述のとおり、cis自身、トレード勝率は3割程度しかないと証言しています。

7. 自分を過信せず、客観的に相場を見ること

人はどうしても、自分に都合のいい情報ばかり集めたり、都合のいい仮説に取り憑かれたりしてしまう。勝つためには、相場に対する思い込みや身勝手な仮説を捨てることが大事。

常に相場を客観視して、株価の動きに従うこと。不自然な動きをしたらすぐに逃げること。

ほりっく
以上が、cisの投資手法のベースにある考え方でした。

スーパー投資家だからといって凄いテクニカル手法があるわけではなく、どれも基本的かつ本質的なことですよね。

cisは「本能に勝てなければ投資には勝てない」と断言しており、”人が本能的についやりがちなことをしない”というシンプルだけど大事なことを突き詰めるのが一番大事ということですね

そのほかのcisネタ

1年間の生活費は驚愕の1億5000万!?

億トレーダー

桁違いの金持ちというと、意外と私生活は質素でお金つかってないみたいなエピソードがでがちですが、cisは結構豪快にお金使ってるタイプだと思います。

例えば生活費。以下、インタビューで発覚した2013年と2014年のおおざっぱな生活費です。

2013年の生活費内訳

  • 家賃など3000万円
  • みんなで飲食1億1000万円
  • 個別で飲食1億3000万円
  • 夜の飲み代1000万
  • ワイン購入5000万円
  • その他雑費5000万円で

総計:だいたい4億円弱(笑)

そのほか、ゲームへの課金額も半端じゃ無いです。

課金額5000万()

 

cisの名言集

cisはもともと生粋の2ちゃんねらーで、コテハンで書き込みしていた時代には数々の名言を残しています。その一部を紹介。

つーか! 20代で47億持ってないやつはクズだろwww ふつうにw

 

東証は俺のサイフ!

 

それなら優秀なトレーダーがわんさかいる証券会社、銀行は大儲けだろ。 資産が1兆円あれば、毎年3000億の儲けが出来る。 そんな銀行、証券会社が世界にあるか? 卓上の理論だけでは生活できないぞ。現実を見つめろ。

78 :cis ◆YLErRQrAOE :04/09/13 16:53:41 ID:iyY53JSJ
>>77 優秀な人はわざわざ勤めないでしょ・・・ 俺のまわりは25ぐらいで数億円持ってる人多いですよ。(実家は貧乏) 一回、投資一般板の今日の勝ち負けを報告するスレ。を見てみてくださいよ。 投資一般板のコテは毎年数億稼いでる。 株が暴落してるときでも

 

マジレスすると役に立った本はない。 一番役に立ったのは 株板 びびりの話(ヒントだけ) この前オフに来た2億円先生(すげー教えてくれた感謝) あとは頭のいい人(すくるーじとか忘年会に来た人とか)の話もためになりました。 これガチです。

ほりっく
cisは実力は疑いようがない一方で人を煽りまくる一面も強く、2ちゃんねるでは頻繁に住民たちとバトルしていたようですね。

【まとめ】cis本は投資家なら全員読むべし!

2018年12月にcisの初めての書籍が発売されました。通称「cis本」と呼ばれ、投資家界隈では大きな評判になっています。もちろん私も発売日当日に即購入し読みました。

内容的には、cisの投資(トレード)に対する考え方と、cisがトップトレーダーになるまでの生い立ち・伝記といった内容です。

具体的なトレード手法までは書かれていないものの、cisのベースにある考え方はしっかり書かれていて学びがあるし、何よりcisという人間の凄さがとてもよく分かる本でした。

ほりっく
あぁ……天才ってこう言う人を言うのか

なんて深く頷いてしまいますね。

投資だけでなく、麻雀やポーカー、ブラックジャックといったcisの得意とする確率ゲームに対する考察なんかも書かれているのでギャンブル好きにはたまらない1冊です。

投資家なら絶対に読んでおくべき本ですね。

もう一人の天才投資家がこちら

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