投資手法

なぜ予想の逆を行く?仮想通貨トレードの基本「噂で買って事実で売る」の意味

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初めて投資をはじめた人が100%落ちる罠に、「事実売り(あるいは事実買い)」というものがあります。

こんな経験ありませんか?

分かりやすい例でいうと、特定の通貨に何か大きな材料が出たとします。例えば「NEMが3月20日10時にbitFlyer上場決定!」なんてビッグニュースが発表されたとしましょう(例え話ですよ)。

そうすると、twitterや掲示板、チャットなどでは連日連夜下記のような反応が飛び交います↓

「NEMが国内最大のbitFlyerに上場決定!これは上がるしかない!」

「100万人以上のユーザーがいるbitFlyerで上場したら……あとはもう分かるな?」

「NEMは取り扱い取引所が少ないのだけが弱点だった。bitFlyerで上場したら爆上がり確定!」

こんな反応を見て、初心者のあなたは急いでNEMを購入します。3月20日の上場に向けてNEMの価格が上昇しはじめました。

ほりっく
よしよし、上がり始めてる! これは上場したらデカいぞ!!

毎日登っていくチャートを見ながらワクワクが止まりません。上場が待ち遠しい!!

……そしてきたる上場の日。取引開始は10時予定。
上場した瞬間からの爆上がりをこの目で見ようと、スマホに張り付いてカウントダウン。

「さぁ10時だ!上がれ!」

……と思った矢先、10時を境にチャートは急激に暴落していきました。

ほりっく
え……なんで……?

上場したら上がるんじゃないの? だって今日まで上がってたじゃん?

なんでいざ上場したら下りはじめるの?

こんな経験、ありませんか?

相場には「噂で買って、事実で売る」という言葉があります(逆も然り)。これを知らないうちの初心者は大体この罠にハマるんですよね。悪く言えば「喰いもの」にされます。私も例外なくハマりました。

早いうちに知っておいた方がいいことなので、もう少し詳しく説明します。

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相場で「噂で買って、事実で売る」が発動するパターン

「噂で買って、事実で売る」または「噂で売って、事実で買う」。なんとなく意味は分かると思います。

要するに、将来的に何らかの上げ材料が用意されている場合、「上げ材料がくる」という噂(=”期待”と言っても良い)で買い、「上げ材料が来た」という事実で売る。ということです。

先の例で出した、取引所への新規上場で言えば、

  • 上場発表〜当日まで:「期待(噂)」で買い=価格上昇
  • 上場の当日(瞬間):「事実」で売る=価格暴落

結構高い確度で、このような現象が起こります。

ただし、この「噂で買い、事実で売る」が起きるパターンには条件があります。

それは、材料(事実)がくる日時が明確であることです。

G20で下落から上昇に転じたパターン

つい最近も、アルゼンチンで行われた「G20(=世界の金融・財務系の偉い人が集まる会議。仮想通貨の規制がテーマの一つになっていた)」が大きな不安材料となり、仮想通貨相場を大きく下落させていましたよね。

で、実際のチャートを見てみると↓

19日にG20が開幕したのを境に、それまでの下落が上昇に転じました。

これは逆パターンですが「噂で売られて、事実で買われた」という結果です。

 

「3月19日から開催されるG20で、仮想通貨の規制がテーマとして上がるらしい」という話は、1ヶ月以上前からニュースになっていました。

そこで仮想通貨にいよいよ国際的な規制が強まるんじゃないかという「」が投資家たちの間で浸透しはじめ、ご覧の通りBTC価格はG20に向けてどんどん下がっていきました。

ここでおそらく初心者の人は、「G20が始まったらもっと下がるはず!」と思った人も多いでしょう。なのでギリギリで狼狽売りしたり、ショート(空売り)を仕掛けた人も多いと思います。

しかし実際は……G20開催と同時にチャートは一気に上がり始めました。初心者が見事に「事実」で売らされ、逆にそこを買い集めた投資家たちがぼろ儲けした結果です。

ちなみに……

19日未明(日本時間)の価格上昇の直接の起爆剤になったのは、金融安定理事会(FBS)の会長マーク・カーニー氏が「仮想通貨は金融の安定性を損なうリスクではない」と仮想通貨規制に拒否の姿勢を示したことでした。

 G20会議自体の開始は夜21時ごろ予定だったので、私はその前に買いに入ろうかと思いましたが、まさか開幕前の朝に上昇転換するとは予想外でした……。

何はともあれ、G20開始本番で下がると予想していた人は「なんで逆いくねん……」と戸惑ったかと思いますが、実は前々から「G20はそこまで大きな不安材料ではない」ということは言われていました。

でも、そうした情報感度の高い人たちは「でも、噂で売られるだろう」という相場の常識も知っているのでG20までの下落トレンドは静観していたと思います。実際に私も、どのタイミングで買いに入ろうかを思案していたくらいですから。

ほりっく
ただもちろん、 G20の場合は会議のなかで何か大きな規制が決定するなどネガティブ材料が出るリスクもありました。

そんな不確定要素もあったので、今回のG20において「事実で買う」は一定の賭け要素があったのは否めません。

大手取引所への上場/取引開始のパターン

もう一つ、「噂で買って、事実で売られた」ときのパターンを見てみましょう。

下のチャートは、2017年12月25日にNEMが中国の大手取引所「OKEX」に上場した時のチャートです↓

大きく下落していた23日の段階で、OKEXが公式に「25日の17時よりNEMの取り扱いを開始する」と発表。これにより一気に上昇転換し、取り扱い開始の25日17時に向かって上がっていきます。

17時の直前まですごい勢いで上がっていますね。この時は私もチャートに張り付いていましたが、取引所のチャットでは「今買わないと損する!」「17時で上場したら爆上げ開始だぞ!間に合ううちに急げ!」といった買い煽りで溢れていたのを覚えています。

今でも思い出しますが、当時の私はというと、

ほりっく
これ、17時になったら事実で売られて暴落するパターンだ

と知っていたので、17時前のどこまで引きつけて売りぬけるかということをドキドキ考えていました。もうこの状況は「上場で上がる!」と信じている初心者以外は、ババ抜きと同じチキンレースです。

結局わたしはビビって16時半を過ぎたところで早々に売り抜けましたが、その後も観察していたら16時49分まで本当に上がり続け、17時ピッタリから綺麗に下落していきました。チャート図の頂点部分です。

このとき事実売りを知らずに、買い煽りに誘われて17時直前で買ってしまった人はもれなく含み損になったでしょう。本当に残酷ですが、これは「何も知らない初心者に割を食わせるババ抜きゲーム」なんです。

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取引所への上場で価格上がるパターン

まず前述したように、上場日時が事前に分かっている場合には「上場時刻まで期待で買われて、上場直後から事実売りされる」というパターンが王道です。「◯月○日の◯時から取り扱い開始します」とアナウンスされているケースですね。

一方で、上場した瞬間に上がるというケースもあります。それは主に下記2つのパターン。

  • いつ上場するかは分からない
  • 何が上場するかは分からない

前者で言えば、例えばちょうどこの記事を書いている時に「Binance(バイナンス)」へ上場したNEMが良い例です。

過去の記事「2018年仮想通貨ネム(NEM/XEM)はなぜ人気?実用性と今後の上げ材料について」でも書きましたが、NEMが近々Binanceへ上場するだろうことは知っていました。でも、いつ上場するかは分からないのでまだ買いは殺到しませんでした。

そして3月20日15時にBinance(バイナンス)の公式twitterが正式に上場を発表。その瞬間からNEMが爆上がりしています。

ものすごい上昇ですね。

Binance(バイナンス)は取引高世界一の取引所なので、そこへの上場はめちゃくちゃデカい材料です。おそらくこの上昇は一時的なものですぐに沈静化しますが、NEMの普及への大きな一歩になりそうです。

 

話は戻り、後者の「何が上場するか分からない」パターンは1月にbitFlyerに上場したLISK(リスク)の例なんかがそうですね。

1月の初めに、bitFlyerの社長がtwitterで「1月中に新規アルトコインが上場します」と宣言しました。この場合も、確定するまで何がいつ上場するのか分からないので、確定した瞬間に上昇するパターンです。

実際に、1月31日に「LISK取り扱い開始」の発表があった瞬間から一気に吹き上がりました↓

bFサイトも一瞬でサーバー落ちしてましたね。

何にせよ、上場で価格が上がるパターンは「上場が確定した瞬間(ニュースが発表された瞬間)」が吹き上がるポイントです。実際に上場する日時では必ずしもありません。

上場発表から上場当日まで日時が空いている場合は、本番まで期待で買われて緩やかに上昇していき、本番直前にもっとも急な上昇、そして上場本番で事実売りで一気に下落……というのが王道コースだと知っておくといいでしょう。

ほりっく
もちろん、あくまで王道に過ぎないので、その時その時の相場によって違った動きになるケースもあります

【最後に】上場で爆上がりする時期は終わった

2017年は「新規上場」は特大の上げ材料でしたが、2018年からはもうそこまで大きな材料ではない気がします(価格という意味では)。メジャーどころの通貨は世界の大きい取引所に大体上場しているので、今さら取引所が一つ二つ増えてもそこまで持続的に価格へは影響しません。

とはいえ、”発表の瞬間”だけは一斉に買いが入るので、そこにINできるようなら美味しい思いができます。ただ一瞬で爆上げした価格もすぐに落ちてくるので、下手に入りが遅れると逃げ遅れて損するリスクもあり、なかなか難しい勝負です。

そもそもリアルタイムで発表の瞬間に相場イジれる状況というだけでラッキーですし、一瞬で注文が殺到して取引所がパンクして注文が全然通らない……がザラですし。

なので、個人的にはもう新規上場はそこまで美味しい材料ではないかなぁ。という印象です。

 

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