会社・仕事に行きたくない。考えるだけで吐き気がするほどツラい時の処方箋

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「仕事に行きたくなさすぎて吐きそう……」

仕事が好きな人なんて日本にはそういません。9割型の人は「仕事に行きたくない……」という悩みに直面したことがあるはずです。しかも大体は人間関係が原因。

かくいう私も、仕事に行きたくなさすぎて吐いてた時期がありました。

20代後半の時、当時働いていた会社は先輩社員とペアを組んで仕事をする謎方式があり、運悪く一番嫌いな上司と1年間のペアになってしまいました。

その人はとにかく理不尽にキレるわ嫌味ったらしいわと絵に描いたようなクソ上司で、もう入社当時からなるべく避けていた人でした(タイプ的にも顔の系統もタレントの坂上忍にめちゃ似ていた)。

そんなクソ上司と1年間のペアに決まってから地獄の毎日でした。もう毎日のように嫌味ったらしく詰められすぎて、寝ても覚めても、平日も休日も365日24時間クソ上司のストレスと恐怖で心が落ち着かない。

仕事のこと考えるだけで涙が出るし、朝の出勤前になると心臓がザワザワなりはじめるし。満員電車の埼京線に乗っていましたが、会社の駅が近いてくると吐き気がこみ上げてきて駅のトイレで吐いたことも多々ありました。

今書きながら思い返しても胃がキリキリします。それくらいストレスだった。

で、結局当時の私は潔く逃げました。転職です。

その後も人間関係でストレスを被るのが嫌すぎて組織で働くのは無理だと思い、最終的にはサラリーマンからも逃げて今は独立してストレスフリーに仕事をしています。

私は上から嫌われやすい性分(生意気なんです)なので人間関係こじらせやすいんですよね。でも、そういう時の対処法というか「心の持ちよう」みたいなものを身につけてきました。

同じ日本の空の下、仕事に行きたくなさすぎて吐きそうになっている人に向けて、アドバイスめいたことを取り留めもなく書いていきます。

目次

会社がツラい人にまず知っておいて欲しいこと

あなたが今嫌いな人たちは、あなたの人生にさほど影響しません

あなたの悩みは十中八九、人間関係のはずです。職場全体でイジメられているか、クソ上司みたいな死ぬほど嫌いな特定の人物がいるか。

いずれにせよまず知っておいて欲しいのは、そんな死ぬほど嫌いな人たちは、あなたの長い人生の中でほんの一時的に(たった数年だけ!)同じ電車に乗り合わせただけの「他人」にすぎないということです。

そいつが一生あなたの人生に関わってくるわけでは決してありません。たまたま、人生という長い旅路のほんの一駅分くらい一緒に乗り合わせてしまっただけの他人にすぎません。

これがもし「身内」であれば、始発から終点まで人生ずっと乗り合わせなければいけないので正直ツラい。それはもう同情してしまいます。

でも、会社の人間なんて身内でもなんでもない「他人」です。人生のうちのほんの一瞬を同じ場所で過ごすだけの他人。ひとたび会社を辞めればもう一生会わないでしょう。所詮はそれくらいの存在です。

私は小学5年〜6年の時の担任の先生が大嫌いでした。めちゃくちゃ厳しくて怒鳴りまくるクソ上司みたいな先生で大嫌いで仕方がありませんでした。でも、時が経った今思い返せば「本当最悪だったなあいつ」と懐かしむくらいです。当たり前ですが、今の私の毎日には1ミリも影響していません。

今の私からすれば、クソ上司も小学校の担任も全く同じです。過去の一時期をたまたま一緒に過ごしただけの他人に過ぎず、ただの「思い出の中の人」と化しています。

つまり何が言いたいのかというと、

今死ぬほど嫌いなその人は、将来のあなたの人生にはさほど影響しません。

なので、嫌いな上司や先輩を前にして、まるで「私の人生終わり」かのように考えないで下さい。

あなたの人生はこんなことでは全然終わりません。
数年後には「あいつ最悪だったな〜」と話のネタとして思い返しているでしょう。

身内でもない。恋人でもない。友達でもない。
仕事で接しているだけの人間なんて、職場から一歩離れればあなたの人生に無関係の「他人」です。

そんな他人ごときに、あなたの人生は壊されません。断言します。

「私がいなくなったら困る」は妄想です

「嫌なら辞めればいいのに」ができない理由として、「私がいま消えたら会社(職場)が困るから」と考える人がいますが、これははっきり言って自意識過剰すぎです。ただの妄想です。

断言しますが、あなたがいなくなっても会社(職場)は大して困りません

あなたが今日突然辞めても、会社は今日も明日もいつも通り営業します。あなたが抜けた穴はすかさず他の人員がカバーし、1週間もすれば何事もない日常に戻ります。それが「組織」というものです。

もし上司が「君がいなくなると困るんだよぉ」と止めてきたら、それは単純に(君がいなくなると俺の仕事が増えて面倒臭いじゃないか)という意味です。真に受けないように。

そもそも「あなたがいなくなったら困る」なんて会社の都合でしかなく、本来あなたには関係ないことです。社員たった1人抜けただけで崩壊するような脆弱な組織なら、それもそれで会社が悪い話です。

何はともあれ、「私が今いなくなったら困る」なんてことは100%ありませんのでご安心を。たんに辞める勇気がないことを、それらしい理由に正当化するのはやめましょう。

自分が辞められない原因を、人のせいにしてはいけません

私が辞めたら、お世話になった人に申し訳ない」……これも自意識過剰の妄想です。お世話になった人たちは、あなたが会社を辞めてもそこまで大袈裟に思いません。

自分が辞められない原因を、人のせいにしちゃダメです。

もし仮に恩のある先輩が「先輩にお世話になったのに辞めたら申し訳ないと思って辞められませんでした」なんて聞かされたら、「え、つまりそれ、私のせい……?」と困ってしまうでしょう。

繰り返しますが、自分が辞められない原因を他にすり替えたり正当化しようとするのはやめましょう。

あなたは、あなたの気持ち一つで今日にでも職場を辞められます。そのことで大変困る人もいません。そのことをまず知って下さい。

一度冷静になって、考えられる対策を考えてみましょう

仕事へのストレスや不安が溜まりすぎると、24時間常にクソ上司や職場の嫌な空気が脳裏にフラッシュバックしていて何も考えられなくなりがちです。

そんな時は、休みの日にでも一人で温泉に行き、絶対に邪魔が入らない一人だけのリラックス空間で「考える時間」を作ってみてください。

この時ばかりは嫌なこと、泣きたい気持ちなど感情的なことは一旦隅に置いておいて、一度冷静な頭で現実的な「対処法」を考えてみましょう。今の職場のツラい状況を解決する具体的方法です。

感情は一度置いておいて、冷静に現実的に「策」を考えてみてください。

 

私の例を出しましょう。

冒頭でも言いましたが私の場合、最も嫌いだったクソ上司(坂上忍似)と1年間のペアになってしまいました。このツラすぎる状況を解決するにはどういう方法があるでしょうか? 考えられる策は?

休みの日に温泉に行って、湯船に浸かりながら冷静に考えてみました。

  1. 他の人とペアに組み直せないか上層部にかけあう(ペアの解消)
  2. 他の部署に異動願いを出す(社内転職)
  3. 会社を辞めて転職する
  4. 会社を辞めて独立し、フリーランスになる

”感情論は一旦抜きにして”、現実的に取れる方法はこの4つが浮かびました。逆に言うとこの4つ以外に道はなく、早急にどれか1つを選ばなければなりません。

ここからは消去法です。
冷静に冷静に考えて、難易度の高いと思われる選択肢から消していきます。

その結果、最後に残った最も現実的な選択肢は「会社を辞めて転職する」でした

私はお風呂から上がったその手でスマホを取り出し、転職エージェント( リクルートエージェント )に登録しました。一度決めてしまえばあとは進むだけです。

あっけないほどすぐに、より待遇のいい転職先が決まったので速攻会社辞めてやりました 笑。あのとき悩みに乗って色々動いてくれた転職エージェントの担当さんには今も感謝してます。

もちろん、転職だけが道ではありません。人によってはもっと他の解決策の方が有効な場合もあるでしょう。

ただ一つだけ”確実に”言えることは、

待っていても何も解決しない。

ということです。

我慢して震えていればそのうち誰か気づいて助けてくれるだろうとか、そのうちいつか状況が変わってくれるだろうとか、外からいつか救世主が来てくれるのをただ待ち続けるのは一番やってはいけないことです。来ないものを待っている間に過労死です。

そんな都合のいい救世主は現れません。幸福は外から勝手にはやってきません。

状況を打開できるのは、いつだって自分の行動だけです。

行動にはひとさじの勇気が必要ですが、逆に言えばひとさじ勇気さえ出せれば仕事程度の問題なら何だって打開できます。人を殺したわけでもないですし、言ってしまえば辞表1枚出せば全て解決できる程度の問題です。楽勝です。

仕事がツラすぎる時は泣きまくって感情を解放することも必要ですが、多少スッキリしたらどこかで一度冷静になって現実的にどうすればいいのか「対応策」を考えてみて下さい。

休みの日にふらっと1人温泉に行き、湯船に浸かりながらゆっくり考えてみましょう。

一度困難を乗り越えると、それは経験としてその後の人生で自信に変わります

長い仕事人生ですから、吐き気がするほど仕事が怖くなったりストレスになる経験は誰でも2回や3回は来ます。いまを乗り越えても、また同じようなピンチは人生でもう何度か絶対にやってきます。

でもそんなとき、過去に同じ様な死ぬほどツラい状況を自分の頭と行動で乗り越えた経験があると、

「あーこの嫌な感じ、”あの時”と同じだ。知ってる知ってる。でも、”あの時”も結局どうにかなったんだよな

だから今回もきっとどうにかできるはず……」

と、過去の経験が「自信」になります。よく言う「成功体験が自信につながる」というやつです。

もしあなたが今死ぬほど仕事で地獄にハマっていて、自らの行動で地獄を抜け出せたとしたら、その経験は今後の人生で「自信」という大きな財産になります。

言い方かえると「慣れ」というやつです。

私はクソ上司との人間関係から業務上の大失敗までそれはもう色々な仕事ストレスを体験をしてきましたから、今となってはどんな恐怖がぶつかってきても、

「ハイハイまたですか。またこの感じですか。なるほどね」

と心に余裕を持って構えられますし、大体は冷静に対処できます。ちょっとした勇気を出すのももう慣れました。上司の顔見たくなくて駅のトイレで吐いていたあの日々も、今となっては大事な経験になっているわけです。

なので今の苦しい状況も、のちの人生から振り返れば「あれも必要な経験だった。必要な修行だった」と思えるはず。そう考えれば少しは活力が湧いてきませんか? こないですか?

 

さいごに

仕事に行きたくなさすぎて息もできなかった当時、100万回くらい読んだ2ちゃんのコピペがあります。

もし仕事に行きたくなくなったら、そのまま反対の電車に乗って、
海を見に行くといいよ。

海辺の酒屋でビールとピーナツ買って、海岸に座って
陽に当たりながら飲むといいよ。

ビールが無くなったら、そのまま仰向けに寝ころんで、
流れる雲をずっと眺めるといいよ。

そんな穏やかな時間がキミを待ってるのに、何も無理して
仕事になんか行く必要ないよ。

(出典不明)

私はこの文章に感化されて一人で温泉に行き、そこで転職を決意しました。メモ帳にコピーして行きの電車でも繰り返し読んでたのを覚えていますね。

たった数行ですが、とても惹き込まれるコピペです。

この世に「辞められない会社」はありません。「辞められない自分」がいるだけです。そのことに気づけたことがとても大きいです。

ひとまず、本当に仕事に行きたくなければ1日や2日休んだって全然大丈夫なんですよ。

 

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