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人脈を使ったコネ転職の罠。知人の紹介で転職する時に注意すべきこと

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転職市場の調査によると、転職者のうち約20%弱は人脈や知人のツテなどを介した「コネ入社」をしています。共通の知人の紹介だったり、取引先からの引き抜きなどパターンは数あれど、この記事では”人脈を使った転職”という意味でコネ転職とします。

コネ転職は、一見すると理想の転職です。時間も労力もかかる転職活動をしなくてもいいし、緊張で消耗する面接を繰り返す必要もない。形式的な面接はあれど基本は「受かったも同然」です。これほどラクな転職はありません。

しかし同時に、コネ転職は後悔しやすい転職でもあります。転職してから後悔を覚える人の割合は非常に多いです。

それはなぜか? を下記で説明していきます。

先方からのスカウトや知人の紹介でコネ転職しようとしている人にとって、そのまま転職して後悔しないよう「知っておいて欲しいこと」と「気をつけたいこと」です。

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コネ転職で後悔するパターン

コネ転職で後悔するパターンを一言に集約すると「思っていたのと違う」というパターンです。聞いていた話と違う、期待していた待遇と違う……要するに想像と現実の乖離による後悔です。

いくつか例を挙げてみましょう。

思っていた配属先と違う

よくあるパターンです。相手から自社プロジェクトの素晴らしさや可能性を熱心に聞かされ、自分もそのプロジェクトの一端を担えると期待して入社したものの、入ってみたらプロジェクトとは直接関係ない経理だった……など。

とくに知人を介して紹介された件などは、話が食い違うことが多いです。

思っていた待遇・給料と違う

役職やポジション、給与額なども入ってからガッカリするパターンはかなり多いです。「聞いていた給与額と違うのですが?」なんて遠回しに問いただしても、「いや、そりゃまだ入ったばっかりだから、ねぇ?」なんてはぐらかされるのがオチ。

こうしたケースは引き抜きやスカウト時にとくに多いです。相手はあなたをその気にさせるためにあえて「良い数字」を提示してきます。頑張れば不可能ではない数字、ごく一部の例に限った極端な数字を、あたかも当たり前かのように見せてきます。給料額や昇給ベースなどですね。

あるいは、知人から聞かされたアバウトな話を鵜呑みにして、勝手に年収を想像してします。「あの企業であのポジションなら年収700万は堅いだろう」と。しかしいざ面接で給料の話になると、年収500万しか出せないと言われる。でもコネ入社ゆえに今さら断ることもできず……というオチ。

自分が勝手に期待を膨らませすぎていて、現実を知り勝手にショックを受けるパターンも多いですね。

思っていた社風・職場環境と違う

ウチはマジで優秀な良い人たちばっかだから」なんて誰でも言います。ウチは縦より横の結束が強いとか、体育会系の要素はないとか、ボトムアップ型だとか、自由な社風とか、アットホームな職場ですとか。

まぁ大体は聞いていた話と違います。

なぜって「あそこは超体育会系で毎晩飲み会だし、上司のパワハラセクハラは当たり前みたいだね。でも良かったら紹介するよ?」なんて言う人はいないからです。そりゃ誰だって悪い点は隠して良さげな面だけ切り取って見せますよね。

入って1週間で後悔しても、もう遅いです。

なぜ聞いていた話と食い違いが起きるのか

もっと正確には「なぜ相手は”本当のこと”を言ってくれないのか?」というと、あなたと相手が利害関係にあるからです。つまり、あなたを転職させることに何らかの思惑が働いています。

もちろん、それが必ずしも悪い思惑とは限りません。しかし、良くも悪くも自分に何らかの「得」がないと人はわざわざ善意100%でコネの手を差し伸べるなんてことはありません。いや全員が全員とは言いませんが、基本ないと思っておいた方がいいです。

例えばこんな思惑

相手企業から直接の誘いの場合

  • 現場の人手が足りないから何としても引き抜きたい
  • 可愛い子(イケメン)だからウチに来てほしい
  • 従順そうだから俺の部下において良いように使いたい
  • コネ入社で恩を売って、後で利用したい(特に異性相手の場合)

業界の知人の紹介の場合

  • 自分の人脈力(顔の広さ)を自慢したい。特に女性相手の場合。
  • 紹介先の企業、あるいはあなたに恩を売りたい。

上司や同僚の紹介の場合

  • 不要な部下には転職して欲しい(by 上司)
  • 出世レースのライバルには消えて欲しい(by 同僚)
  • あなたに恩を売りたい

友人の紹介の場合

  • あなたに恩を売りたい(優位な立場になりたい)
  • 内心嫌いだからブラックな企業に行かせてやりたい

あえてブラックな例を多く挙げましたが、どれも実際にあり得る話です。

彼ら・彼女らは大小あれどあなたの転職に利害関係を持っていて、事実とは多少違うことを言ってでも転職させようという思惑が働きます。それが、転職後の話の食い違いとして現れるわけです。

もちろん100%全員とは言いません。が、かなり多いのが事実です。

それぞれの思惑にもかなり大小差があります。「あなたの仕事先は私が手配してやった」という優越感を持ちたいだけの人もいれば、「採用してあげる代わりに、今度食事でもどうだい……?」みたいな下心を持っている人もいます。

あなたが頼る人脈の相手が誰かはわかりませんが、そのほとんど全員が利害関係を持っているということは、絶対に理解しておいた方がいいです。良くも悪くもいい大人である他人が、100%相手の利益のためだけに動いてくれることなんてありませんから。

確認ですが、思惑自体が悪いという話ではありません。思惑を持った相手が口にする話は、多少事実に(思惑を通すための)「色」が付いていることを理解しておくべき、ということです。そのまま鵜呑みにしてはいけません。

絶対しておけ!転職後に後悔しないための対策

口約束はしない!絶対に書面契約を結ぶ

コネ転職となると、あらゆる条件面をただの「口約束」で済ませる人が非常に多いです。はっきり言ってこれが最悪。あとから「あの時言った・言わない」論になっても口約束なら何の証拠もありません。

対策として、給与面や待遇などの労働条件は必ず契約書を交わし、書面で残しておきましょう。そうすることで契約時に冷静に判断できるうえ、もし契約を反故にされた場合にも証拠が残ります。

転職エージェントで企業情報を必ずリサーチしておく!

先にも述べたように、利害関係にある人間からの情報は必ず「色」が付いていると思った方がいいです。なので、企業の情報は必ず転職エージェントでもリサーチしておきましょう。「言ってたことと、実際の内情が全然違う……」なんてことはザラです。

転職サイトに載っている求人情報では表面的な条件面しか見れないので、必ずエージェントに会って専門家から情報を貰いましょう。エージェントは企業の内部情報まで持っているので、最も信憑性のある生の情報が得られるはずです。

推奨 リクルートエージェント

できれば社員にも話を聞こう

コンタクトを取るのは難しいかもしれませんが、できれば第三者である別の社員にも話を聞きたいところ。

あなたが転職を考えていることを先に伝えてしまうと、相手側に利害関係(あなたに来て欲しい・欲しくない)の力が働いてしまうので、転職の件は伏せつつも社内の情報を得れれば完璧ですね。

まとめ

コネ転職の場合、聞いてた話から期待していた以上の結果が待っていることはそうありません。多かれ少なかれ「期待はずれ」な印象を受ける人が多いです。

そんなギャップを避けるためには、なるべく多角的に情報を集めること。紹介者からの情報だけでなく、転職エージェント、現場社員、その他の評判などなるべく多くの方面から情報を集めることで角度を高めましょう。

まずはリサーチ リクルートエージェント

 

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