新卒・新入社員で1年〜3年以内の退職は転職で不利になるのか?

一般的に転職マーケットでは、3年以内に退職することは✖️(バツ)とみなされ転職において不利になります。

人それぞれに事情があるので1回(バツ1)までなら事情が考慮されるケースも多いですが、2回以上(バツ2)だと書類段階でほぼほぼ足切りされると思って間違いありません。

ただし、新卒入社の場合はちょっと事情が違います。

新卒社員でいう入社後2〜3年目というのは俗に「第二新卒」と言われ、むしろ転職おいては有利なゾーンになります。

新卒入社で現在2年目〜3年目にいる人は、「石の上にも3年」などと思い込んでいるうちに転職のボーナスタイムを逃してしまう可能性大アリですよ。

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第二新卒(入社2〜3年目/24〜27歳あたり)は転職に有利な時期

「第二新卒」という言葉自体がかなり最近になって生まれたもので、未だにきちんと定義が定まっていない感があるのですが、一般的には入社後2年〜3年目あたりの若手社会人のことを指します。

新卒入社の場合はでも1年未満の離職は×(バツ)なので社会人2年目〜3年ほどの人たちですね。年齢でいうと24歳〜27歳くらい。この辺も企業によって定義がまちまちなので、ざっくりアラウンド25歳のエリアです。

これら「第二新卒」と呼ばれるセグメントは転職市場において人気が高いです。どの企業ももれなく欲しがる層だと言えます。

その理由としては、

  1. 社会人としての基礎スキルやマナーは習得済み
  2. かと言って、まだ一企業の色に染まりすぎていない

といった「使い勝手の良さ」にあります。

社会人2〜3年目であればすでに最低限のビジネススキルやマナーは習得しているだろうから研修コストをかける必要もなく、それでいて3年以内であればまだ一企業の風土に染まりきっていないので柔軟性もある。

3年目以内であれば人件費(給与)も安く抑えられるので、企業からしたらコスパの良い買い物なんですね。

転職側としては一世一代のボーナスタイムと言えるので、大きなキャリアチェンジやキャリアアップはこの第二新卒のときに勝負をかけるのがベスト。30歳からの転職は基本的に20代で築いたキャリアの延長線上にしかなくなるので。

第二新卒については下記記事で詳細にまとめてあります。

【24〜27歳まで】第二新卒のメリットとは?転職・就活に有利な理由までまとめて解説!

2017.03.29

ただし繰り返しますが、新卒入社でも1年未満の退職はアウトです。1年も満たずに辞めてしまうと大体どこも本人の資質を疑います。

「自分で選んだ道を1年も続けられないヤツ」のレッテルを貼られるので、採用側も「そんなヤツ採用しても赤字だよね」という話になりますからね。

次項で説明しますが、企業は採用した人材に3年未満で辞められると概ね赤字です。なので3年持たなそうなヤツは基本とりません。

新入社員に3年未満に退職されると企業は赤字

第二新卒の例外を除いて、一般的に転職マーケットでは「3年以内に短期退職」を✖️(バツ)とみなします。

この「3年」という期間にもそれなりに理由があります。

企業側にとって、社員を採用するということは言わば「先行投資」です。即戦力であれば話は別ですが、未経験に近い人材ほどまず仕事を教えるところからのスタートとなるので膨大なコストがかかります。

なので入社1年目は当然赤字です。
2年目で仕事を覚えてくると新人も少しずつ会社に利益を出せるようになるので、1年目の赤字を回収していく段階です。有能な人だと2年目でトントンまでは持っていけるでしょう。

そして概ね、一般的な能力の新人社員が入社1年目の教育コストを回収しきって、会社に本当の意味での利益をもたらし始めるのは入社3年目からと言われています。

企業側からしたら、3年以内に退職されると教育にかけたコストが回収できずに赤字です。企業が社員を雇うのは利益を出すためですが、利益を出すどころか損を被った……という結果になります。

つまり言い方悪いですが、企業にとっては「損失をもたらした前科者」とみなされてしまうんです。

そうなると転職時に不利になるのは当たり前。
書類の「バツ」を見た採用担当者は、「採用してもまた3年未満で辞められる可能性あるな。教育コストが赤字になるだけだから辞めておこう」みたいな判定をします。

バツ1なら猶予あり? バツ2以上の常習犯はOUT

転職マーケットにおいてバツ(3年以内の離職/新卒は1年以内の離職)がつくと「キズ物」として見られてしまう可能性が高いです。

ただ、バツ1ならまだ(大丈夫とは言いませんが)希望はあります。

極端ですが例えば、今まで3社を経験していて、そのうち2社は4年以上勤めていて、うち1社だけ1年も満たずに辞めている……。
こんなケースでは採用側も「この会社(1年未満)だけ何か事情があったのかな……」と感じ、”例外”として見てくれたりします。もちろん人にもよりますが。

しかしバツが2つ以上あると、さすがに「これはこの人自身の問題じゃないか?」となり書類でボツになるのがスタンダードですね。

新卒であれば、最初の会社をどうしても耐えきれずに3年未満で辞めてしまった場合は、今後の転職(ひいては人生)を考えて2社目では必ず3年以上働くことを決意しましょう。

2社連続でバツをつけようものならもう転職マーケットで価値を持つことは厳しいので。

あと転職回数の多さが響くかどうかなどは下記記事を参考に。

転職回数多い人は面接に不利か?メリットデメリットを元採用担当が考える

2017.02.18

短期離職した場合は「退職理由」が超大事

すでにバツが1つ付いてしまった人は、「なぜ3年にも満たず辞めたのか」という退職理由が非常に大事になってきます。

ここは必ず、「以前の会社では○○な点がどうしてもマイナスでした。しかし御社なら○○な点は問題ない(あるいはプラス)なので、このような職場で永く働いていきたいと考えています」みたいなストーリーを作らなければなりません。

要するに、以前の会社をすぐ辞めた不安要素は御社にはないので大丈夫ですよ、ということを前向きに伝えればいいのです。

もちろん、短期離職の理由なんて大概は、

  • 上司がうざすぎた
  • 残業代がでない
  • ブラック企業すぎた

シンプルに「クソ会社だったから」みたいなのが多いでしょう。

しかし重要なのは、「なぜ辞めたか」の理由そのものよりも、「それがなぜウチ(転職希望先)だと解消されるのか? =つまり辞める心配がないのか」をきちんと納得できる根拠で示すことです。

まぁ、多少なりとも前の会社をディスるのはマイナスに取られることも多いので、もう少し言い方は考えた方がいいですけどね。

例えば、小さな出版社から別の出版社に転職するとして

「以前の会社では50代向けの雑誌を作っていましたが紙媒体はなかなか売上が取れない時代です。なのでデジタル化を進めようと提案したのですが、上層部はITといった分野に疎く旧態依然とした企業体質で、なかなかデジタル化への舵を切ろうとしませんでした。

このまま会社に留まれば業績が悪化するのは明白でしたし、私はもとよりIT時代の編集者としてのスキルをより追求したいため、デジタル出版に力を入れている御社で一層の成長できると感じました。さらに読者ターゲット層も近いので、私の経験も活かせると自負しております」

あくまで簡単な一例ですが、このように”ポジティブなストーリー作り”が大切です。

この辺りのストーリー作りはエージェントと一緒に徹底して戦略を練りましょう。その人のキャリアパスに整合性が取れていないのは採用側が一番嫌うので、多少無理にでも一貫性のあるストーリーを用意しておく必要がありますので。

転職エージェントについては下記記事を参考にしてください。

無料で使える転職エージェントのメリットとは?複数利用必須なのでおすすめ比較は必要なし

2017.03.25

ひとまず下記4社は登録必須です。

まとめ

一般的には3年以内の離職はアウトとされますが、新卒入社の場合は全く話が異なってきます。

第二新卒はむしろ転職マーケットにおいて非常に需要が高いので、転職したいと思いながらこの時期を無駄に耐え忍んでしまうのは超もったいないです。

理想のキャリアチェンジやキャリアアップが望めるのはやはり20代半ば〜後半なので、この時期は自分の望むキャリアについて真剣に考えた方がいいでしょう。

転職するリスクももちろんありますが、「今の会社に居続けるリスク」の方が遥かに大きかったりしますよ。とくにこの時期は。

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