無料で使える転職エージェントのメリットとは?複数利用必須なのでおすすめ比較は必要なし

その後の人生に多大な影響を及ぼす「転職」は、今や”1度もしない”という人の方が珍しく、誰もが必ず通る道になりつつありますね。

ただ転職というのは諸刃の剣でもあり、上手くキャリアアップして年収も上げていく人がいる一方で、むしろ転職したことで年収は下がりキャリアにも余計なキズをつけてしまう人も大勢います。

転職の「成功」と「失敗」を分ける最も大きな要因はなんでしょうか?

過去2回の転職を経験した私が実体験から確実に言えるのは、「情報量の差」です。情報格差がそのまま転職の成否に繋がります。

それは案件数だったり、社風や雰囲気はもちろんですが、最も大事なのは「その企業が”具体的に”どんな人材を求めているのか?」という情報です。

私はサラリーマン時代に採用側を担当したこともあるのですが、応募者を見ていると、

例えるならば、

「休日は自宅でまったり映画を見れるインドア派の彼氏募集してます」

という女性(つまり求人)に対して、

「自分は高校大学とラグビーをやってきて体力には自信あります。休日はアウトドアが趣味で、登山やキャンプの経験知識は誰にも負けません!」

とミスマッチな自己PRしてくる人の多いこと多いこと……。

このミスマッチがなぜ多発するかというと、「企業が欲している人材像」を求職者側が正確に分かっていないからです。

「企業が欲しい”具体的”な人物像」の情報は、普通表にはでてきません。
ましてや求人情報誌や求人サイトの一コマ説明で伝わるわけもありません。

この情報を握っているのは、転職エージェントだけです。

縁故採用を除いて、正面突破の転職においてエージェントを使わずに単独単身で転職活動しようとする人はまさに「情弱」です。「転職エージェントってなに?」の人はもう崖っぷちの超情弱と言わざるを得ません。

そこで今回は、そんな崖っぷちの人たちに向けて、

  • 転職エージェントってなに?
  • 何ができてどんなメリットがあるの?
  • どこのエージェントを利用すればいいの?

といった点を簡単にわかりやすくまとめていきます。

基本中の基本のことばかりですが、転職を考えている人はエージェント必須なので必ずチェックしておきましょう。

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転職エージェントとは?何ができるの?

転職エージェントとは一言でいうと、人材が欲しい企業と転職したい求職者の間に入ってくれる仲介業者です。

一般的に「エージェント」と呼ばれますが、サービスによっては「コンシェルジュ」や「アドバイザー」などと言われたりもしますね。

転職エージェントを使うことの恩恵、つまり転職エージェントでできることは大別すると4つあります。

  1. 転職に関する相談対応
  2. 求人案件の紹介・推薦
  3. 履歴書や職務経歴書の書き方から面接指導
  4. 給与交渉など、企業との交渉担当

もちろん、細かいサービスは各々によって違いがありますが、一般的に「転職エージェント」というと上記のようなことが行えます。

それぞれについてもう少し詳しく説明します。

1. 転職に関する相談

「エージェント」というと何となく敷居高く感じますが全くそんなことはなく、転職に関する「相談」から気軽に入ることができます。

例えば、よくあるのがこんな感じ▼

  • 「○○業界に転職できたらと思ってるんですけど、自分の経歴やキャリアに自信がなくて……」
  • 「職務経歴書や自己PRの書き方がいまいち分からなくて……」

またあまり良くないですが、

「今の会社を辞めたいんですけど、かといって自分が何をしたいのかも分かりません。どうすればいいでしょうか?」

みたいなどうしようもない相談まで対応してくれるのが転職エージェントです。

なので、「よし決めた!転職するぞ!」と決意してからではなく、「転職しようかな……した方がいいのかな……」と考えだした段階で、「とりあえず相談してみよう」と転職エージェントを利用していいです。

下記で説明しますが、転職エージェントは無料で利用できるので渋る必要は一切ありません。自分ひとりでアレコレ悩むより、転職のプロに相談した方がはるかに有意義ですからね。

2. 求人案件の紹介や推薦

エージェントを使う一番の目的はコレ、案件紹介ですね。

求人案件なんて求人サイトとか情報誌眺めてればいいんじゃないの? と思うかもしれませんが、転職エージェントの持っている情報量は圧倒的です。

企業の内部情報や求めている人物像は抜かりなく把握していますし、エージェントによって業界や企業とのパイプも持っています。

家やマンションを買ったり借りたりする時も、必ず不動産屋に相談しますよね? それと同じで、素人にはとても探しきれない優良物件を紹介したり推薦してくれるのが転職エージェントです。

転職エージェントは、企業側から「こんな人材が欲しい。良い人がいたらぜひ紹介してくれ」という情報を最初に渡され、それを満たせるような求職者に案件を紹介し、企業へ橋渡ししていきます。なので仕組み上、企業側と求職者間での「人材像のギャップ」は生まれにくいのです。

これも後に説明しますが、転職エージェントというのは求職者が転職に成功して初めて企業側から報酬が得られる仕組みのビジネスです。なので、エージェントも「勝ち目のある案件」しか基本紹介しません。

あなたが転職失敗すればエージェントも売上ゼロ、あなたが転職成功すればエージェントも成果報酬が入って万歳なんです。いわば一蓮托生の存在なので、エージェントがあなたに優良案件を紹介して転職成功させようとサポートしてくれるのは偽善ではなく必然なのです。

3. 履歴書や職務経歴書の指導・擬似面接

スペック自体は悪くないのに、書類の書き方や自己PR・ストーリーの組み立て方など自分の「見せ方」が下手なせいで大きな損をしている人はめっっっっちゃくちゃ多いです。

考えてみれば当たり前な話で、転職なんて誰だって人生で0〜数回しか経験しませんから素人で当然です。上手くできなくて当たり前、だからみんなエージェントを頼りにするんです。

エージェントでは履歴書や職務経歴書の基本的な書き方から、経歴の見せ方活かし方、自己PRの効果的なアピール方法まで共に考えてくれます。

エージェントの中には心理テスト並みの「ヒアリングシート」を作成してあなたの人物像を分析し、「どう売り込むのが得策か」という戦略を徹底的に考えてくれたりします。

また書類だけでなく、エージェントにもよりますが擬似面接で面接指導まで行ってくれるところも多いですね。ここでも話し方といった基本的なことから、話の組み立てかた、一貫したストーリー作りまでレクチャーしてくれるので非常に心強い存在です。

向こうもあなたが転職成功してくれないと飯が食えないので必死なんです。

4. 企業との交渉ごとを担当してくれる

企業との様々な交渉ごとも、あなたに代わってエージェントが担当してくれます。

中でも最も重要なのが「給与交渉」ですよね。
普通、個人だと今後お世話になる企業に対して給与交渉を満足に行うのは難しいです。どうしても相手側に「がめつい奴だな」という印象を与えてしまうので。

しかし、転職エージェントを利用すればあなたに代わって「対等な立場」で給与交渉を代行してくれるので非常に助かります。次項で説明しますがエージェントはあなたの年収がアップするほど儲かるシステムなので、自社利益のためにもあなたの年収を少しでも上げようと交渉してくれるんです。

また、給与交渉以外でも重要なのがスケジュール交渉です。

転職活動は在職中にしたい人が多いと思いますが、働きながらの活動だと面接の日程などをすり合わせるのが大変で、企業側の希望日程を断るたびに印象を悪くしかねません。

そんな時も、エージェントが間に入っていればしっかりスケジュール調整してくれるので、相手側の印象を悪くせずにスムーズな転職活動ができるようになります。

なぜ転職エージェントは無料で利用できるのか?

以上のように、転職エージェントはあなたの専属コンシェルジュとして至れり尽くせりな転職サポートをしてくれます。それなのに、転職者はこのエージェントを無料で使うことができるんです。

なぜ無料で利用できるのかというと、転職エージェントは企業側から成果報酬を貰うビジネスモデルだから。

企業側から「こういう人材が欲しい」という要望を受け、それに見合った人材を探してきて転職成功させれば、企業側から成果報酬(転職者の年収の25〜35%程度)をもらえる仕組みです。

つまり、転職者側が支払うコストはありません。

転職者側からすれば最高のシステムですよね。無料で使えるうえに、エージェントも転職成功させないと報酬が貰えないのだから必死に協力してくれます。あなたが転職成功すればエージェントも儲かる、まさにwin-winの関係です。

さらに、エージェントの儲け分は転職者の年収の25〜35%程度との決まりなので、あなたを高年収で転職させるほどエージェントも儲かるわけです。なので、企業との給与交渉もエージェントがしっかり交渉してくれます

win-winな関係素晴らしいですね。
ここまで説明すれば、転職においてエージェントを使わないのがどれだけの機会損失か分かったと思います。

転職エージェントは「おすすめ」「比較」で選ばず、片っ端かた登録しておく

転職エージェントを登録するときに、おすすめを探したり比較情報を見てみたりする人がいますが、あれは基本的に意味がないです。

転職エージェントは無料なので、ひとまず片っ端から登録してOK。学生時代にバイトを探す時、バイトルもanもフロムAもジョブセンスも色んな媒体見てましたよね? 基本的にそれと同じ感覚です。1社に絞る必要性は全くありません。

転職エージェントはしょせん個人対個人の商売なので、「どの会社」を選ぶかよりも、「どの担当者」に当たるかが問題です。おすすめ1位の会社(エージェント)にだって、優秀な担当者もいればクソみたいな担当者もいるので、結局会社で選んでもあまり意味ありません。

担当者との相性は運の要素も多いので、もしダメ担当に当たったときに他社に移れるよう複数エージェントに登録しておくのは必須です。

個人的にはまず最低5社程度は登録しておき、その中で実際使ってみてフィーリングが合いそうな2〜3社にお世話になるのが良いかと思いますね。

転職エージェントの種類|「総合型」と「特化型」

転職エージェントは大別すると「総合型」と「特化型」があります。

総合型は文字どおり百貨店のようにあらゆる業種の案件を取り揃えており、一方の特化型は業種や属性に特化したエージェントです。「IT専門」「外資専門」「フリーター派遣専門」などなど色々あります。

イメージ的には、総合型は「広く浅く」、特化型は「狭く深く」です。案件数は総合型が圧倒的に大きいですが、専門領域でのサービスの手厚さは特化型の方が優れています。

総合型と特化型、どちらに登録すべきかではなく、どちらも登録して使い分けます。

大手総合型は案件数が圧倒的に豊富なので、こちらで良さげな案件情報を逃さずピックアップし、その案件あるいは業界に強そうな特化型にお世話になるのが良いのではないでしょうか。

まず全員が使うべき大手総合型のエージェント

さて、長くなってきたので最後に推奨の転職エージェントをまとめておきます。

まず最初に登録しておくべきは、総合型エージェントの大手です。下記で紹介する3エージェントは最初に必ず登録しておきましょう。

リクルートエージェント

まずは最大手と言っていいリクルートエージェント。案件数も圧倒的ですし大企業との繋がりやコネも強いです。

まず最初にここは登録しておきます。

パソナキャリア

パソナキャリアも大手総合型エージェントですが、「IT・通信系」「メーカー」「医療・福祉医療」「営業」といった分野に専門特化したキャリアアドバイザーを置いています。

これらの分野を検討している人は登録必須です。

type転職エージェント

非公開求人を多く扱っているのがこちらのtype転職エージェント。年収アップ率も高くて給与交渉が得意なエージェントですね

こちらもリクルートエージェントの次に登録必須です。

DODA(デューダ)

インテリジェンスが運営する「DODA(デューダ)」も大手ですね。求人数も最大級です。

こちらを含めて3社の総合型を抑えておけば、見逃す求人もないでしょうし、担当の合う合わない問題が出てきても乗り換えられるので準備万全です。

自分に適した特化型のエージェント

続いては「狭く深く」に最適な特化型のエージェント。業界や属性(第二新卒・フリーター・元アスリート)に特化したエージェントが多くあるので、自分に最適なエージェントを必ず見つけておきます。

これはもう各々によるので一概に紹介できませんが、比較的需要の多いIT業界であれば下記は必須。

また、フリーターや派遣社員、第二新卒(入社2〜3年目/25〜27歳くらいの人)、ブランク期間ありといった属性の人は下記の特化エージェントも必須です。

先にも言った通り、これらのエージェントは比較検討して選別する意味はあまりありません。

無料なので自分に合うところはまず全て登録してみて、実際に使ってからフィーリングのあうエージェントや担当者と会えたところに絞っていくのが最も効率的です。

まとめ

転職エージェントはその道のプロです。無料でプロのバックアップをもらえるのであれば、利用しない手はありません。

エージェントは上っ面だけでなく、仕組みとしてwin-winの関係なので、良き担当者と巡り会えれば転職の可能性は10倍以上に広がるでしょう。

転職をすでに決めている人はもちろん、転職について悩み始めている人でも、まずは気軽にエージェントに転職相談してみるのが良いと思いますよ。

※転職エージェントの選び方や比較ポイントは下記記事も参考に。

ダメな転職エージェントの見極め方|選び方と比較ポイントを経験者がアドバイス

2017.04.13
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