キャリア・転職

短期離職や転職回数多い人は面接に不利?そこに強みやメリットはないのか?

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転職回数というのは、採用において重要視される数字です。企業はジョブホッパー(転職を繰り返している人)を嫌うため、転職回数が多すぎるとそれだけで書類落ちとなるケースも多いです。

ただ、転職回数が多いからといって転職を諦めることはありません。転職理由にも様々な背景があるわけで一律にマイナスポイントになるわけではないし、見方によって転職回数の多さをメリットと捉える経営者もいます。

そもそも、転職回数が多いって、何回からが「多い」のか?

今回は、転職回数が採用にもたらす影響について色々と考えていきます。とくに転職回数が3回目以上になる人は要チェックです。

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転職回数の平均ってどのくらい? 実情データを見てみよう

はじめに、転職回数にまつわる実際のデータを見てみましょう。

まず、実際にみんなどのくらい転職しているのかという「平均転職回数」については、エン・ジャパンの調査データを参考にしましょう。

https://mid-tenshoku.com/enquete/report-98/

転職市場のメインプレーヤーである20代、30代では0〜2回で70%前後を占めていますね。

一方で注目したいのは、どの年代を見ても転職4回よりも5回以上の方が多いことでしょう。この数字から、5回以上転職している人は間違い無くジョブホッパーであり「そういう人」である傾向が想像できます。

とすると、採用担当者からすれば5回以上は一発アウトであり、転職回数が「多い」と感じるのはやはり3回目が一つ基準と言えそうです。ただ、20代か30代かでも印象はまた大きく変わりますね。

ただ、こうした調査は媒体によってデータが大きく違うケースが多いので、あくまで参考程度にとどめたい。

もう一つ、転職回数と成功率の関係性を見てみましょう。こちらは転職支援サービスを提供する DODA(デューダ) のデータを拝借します。

https://doda.jp/guide/ranking/070.html

パッと見て分かる通り、基本的には転職回数を重ねるほど成功率は下がっていきます

例外的に35歳以上の2回目が最高の成功率をマークしていますが、これは1番働き盛りの年齢かつ、複数社の経験があるベテラン層を取りたい企業側の意向が表れているのでしょう。

ただ繰り返しますが、一般的には転職は繰り返すごとにキャリアダウンしていくものと考えて人生設計した方が良さそうです。

 

転職回数の多い人の特徴は2種類

さて具体的な話に入りますが、「転職回数の多い人」というのは大きく2種類います。

  1. 各社から引っ張りだこでフリーランスに近い働きぶりの優秀な人
  2. 人間関係や仕事に馴染めずに職を転々としている人

1)の引っ張りだこで優秀なビジネスマンは、私がいたIT業界では特によくいました。優秀ゆえに業界に顔が広く、あっちこっちの業界関係者から「うちに来てよ」と言われているような人ですね。そういう人はフットワークも軽いので、ノリと勢いでサクッと転職してしまう人も多いです。

すごい人だと、大きなプロジェクトごとに会社を移るような人もいて、まさに引っ張りだこのフリーランスそのものです。

こういう人が転職で不利になるかというとそんなことはなく、むしろこの手のタイプはスカウトかコネ転職がほとんどなので形式的な面接しかしません。もちろん本人とて「転職に不利か?」みたいな心配もしていません。

転職回数を気にしている人のほとんどは(2)のタイプ。「人間関係や仕事に馴染めずに職を転々としている人」のはずです。この手のタイプははっきり言って転職に不利です。

転職回数よりも短期離職が問題

実は転職でマイナス評価を受けやすいのは、転職回数が多いというより短期離職を繰り返している人です。具体的に言うと、”入社3年以内”の短期離職を、”複数回”繰り返しているパターンです。

上で言った「人間関係や仕事に馴染めずに職を転々としている人」つまりジョブホッパーに見られるのがこの傾向です。

1回ならまだ猶予がありますが、2回3回していると「そういう人間」とみなされるので基本的にはアウトです。フィルターを貼ってる企業も多いので書類で落とされるケースが多くなります。

一般的に短期離職の回数が多い人が転職マーケットにおいてどう見られるかというと、

  1. 理不尽に対する耐性がない
  2. 仕事に対するビジョンを持ってない

こんな感じです。

デメリット1:理不尽に対する耐性がない

職場の人間関係だったり仕事自体に馴染めないですぐ辞めてしまう人というのは、理不尽に対する耐性が弱い人が多いです。

  • 「上司が最悪」
  • 「会社のブラックぶりが酷い」
  • 「つまらない仕事ばかり押し付ける」

などなど。

もちろん、人によってはパワハラやいじめなど重度の被害にあって仕方ないケースもあるので1回であれば事情を汲んでくれるケースもありますが、それが2回3回繰り返しとなると「これは本人にも問題がある」という烙印がおされます。

この手のタイプの人の多数派は「嫌だから」とか「しっくりこない」とか、致命的な理由ではなく、気に食わない理不尽によって「あー、無理だわ。もう辞めよ」くらいのテンションで離職します。採用側からすればそんな人を採用しても再び「あー、ここも何か違うわ」と辞められるのが目に見えるので採用する気にはなりません。

世の中、どの会社にも多少の理不尽はありますし、ムカつく上司もいます。それが社会というものであり、サラリーマン社会なんて理不尽との戦いでもあるわけです。

大手企業が新卒で体育会系を優遇するのも、厳しい部活動経験で鍛えられた「組織の理不尽に対する耐性」が求められているからですよね。

それを軍隊だのブラックだの「雇われ側」が揶揄するのは勝手ですが、雇う方からすれば多少の理不尽ですぐ逃げてしまう人より、打たれ強い人間を採用したいのは当然です。

デメリット2:仕事に対するビジョンがない

もう一つ、短い期間で転職を繰り返している人の多くは、職歴にも一貫性がありません

「私はこんな仕事がしたい」というキャリアアップの道筋がまるで見えず、色々と手当たり次第受けて採用された職について来た感が丸出しです。

一言でいうと、仕事をただ”条件”で選んでいるタイプの人たちです。

この仕事でこれを成し遂げたいなどのキャリアプランはほとんど介在せず、年収面や年間休日日数などの条件だけにこだわって応募する人は、面接で話を聞けば大体わかってしまいます。

もちろん、そんな人を人間的に否定するつもりは毛頭ありません。
世の中、仕事が生きがいな人だけではありません。仕事が人生の中心ではない人も当然いて、趣味を充実させるための稼ぎとして仕方なく働いているという人の価値観を否定できるはずもありません。

ただ、そういう人はウチとしては要らないですね。というだけの話です。

相手の立場にたって考えてみれば分かります。一緒に仕事する仲間を募るのに、仕事に生きがいを感じているA君と、趣味のために仕方なく仕事をしているB君がいれば、雇い主としてはA君を取りたいのは当たり前です。

どちらが人間として、また生き方として正しいか? という問題ではありません。単純に雇い主がどちらを好むかを考えれば、仕事にやりがいを持ってリソースを割いてくれる人を好むのは当然です。

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転職回数が多いことをメリットと捉える経営者もいる

採用基準というのは当然、その会社の経営者の考えや哲学が色濃く反映されます。経営者も人間なので色々な価値観を持った人がいて、中には転職回数が多いことをメリットと取る稀有な人もいます。

以前読んだとある経営者インタビューでは、転職回数が多い人のメリットを以下のように語っていました。

  1. 多くの会社を経験していることで、より多くのものを知っているはず。
  2. 不満を持ちながら働き続け(居座られ)るより、すぐ辞めてくれる方がありがたい
  3. 自分の価値を意識して働いている人が多いように感じる

この経営者は転職5回以上でも全然アリと答えていて、転職回数を経験値として買ってくれるタイプのようですね。

また、2の「不満を垂れながら長く居座られるよりすぐ辞めてくれた方がありがたいから」はなかなか面白い意見だなと感じます。

解雇規制が強い日本では、経営者からすると「辞められる」よりも「居座られる=(給料泥棒)」の方が厄介なケースが多く、これは経営者ならではの鋭い意見でした。

一応こうして、転職回数が多いことに強みやメリットを見出してくれる経営者も少なからずいるということですね。本当に価値観は人それぞれです。

短期の転職回数が多いんだけどどうすればいいの?

このように、転職回数や短期離職が多いだけで一概にハネる企業ばかりではないので、これだけで諦めるのは早いです。ただ、素人が正面から門を叩いても弾かれる可能性は高いので、事前に必ず転職エージェントに相談しておきましょう。

転職理由は必ず問われるので、ここでなるべくマイナス印象を和らげるような理由をエージェントと共に練ってください。

そして同時に、転職にできるだけ寛容な企業案件を探してもらいます。特にIT業界は歴史が浅いので日本の古臭い風習がないところが多く、転職が当たり前の欧米然とした価値観を持っている企業が多いので狙い目だったりします。

大手総合型であれば リクルートエージェント はマストです。
またIT業界を視野に入れるならIT領域に強い WORKPORT(ワークポート) 。エンジニアやクリエイターなどより専門職であれば レバテックキャリア に相談を持ちかけてみましょう。

転職というのは「見せ方」によって印象を大きく変えられます。

転職回数や短期離職の過去はもう変えられないので、せめてそこを「どう見せるか?」を考えてみてください。

まとめ

転職エージェントが雨後の筍のように出てきたのは2000年以降になってからですが、つまりそれまでの日本社会では終身雇用が前提で「転職なんて普通しない」が常識でした。

それが今やどうでしょう。転職エージェントの急増が物語るのは、今や「転職は誰でもする」が常識に変わったということですよね。

今はまだ、短期転職の回数が多いとマイナス評価を受けやすいですが、今後より人材の流動生が高まればこの常識も変わっていくでしょう。

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