転職に失敗したくない人が絶対すべき面接の準備と対策・コツを採用経験者がアドバイス

当サイトの読者様は20〜30代のサラリーマンの方が多いので、たまには転職ネタも書いていこうかと思います。

この先、終身雇用は確実に崩壊の一途を辿るのは間違いないわけですが、それは何も悪いことばかりではなく、むしろ「人材の流動」を促す効果が期待されます。

つまり、一世代前の日本型サラリーマンにとって転職は「しない方が普通」であり、転職を繰り返すと「ダメなやつ」に取られがちだったのが、今後の市場においては人材の流動性が高くなり、転職はより「当たり前」に、よりしやすくなるのも確実なのです。

というかもはや、2017年においても転職の1度や2度経験がある人の方が多くなっていますよね。

かくいう私も、過去に2度の転職経験があります。

転職の面接で大きな失敗をしたこともあれば、最後の会社では採用側を担当していたこともありますし、その後独立してからはアウトソーシングで色々な方を面接したり採用しているので、一般人よりは転職や採用の経験が豊富です。

なので今回は、20代〜30代で転職を考えていたりする人に向けて、私なりに「失敗しない転職」のアドバイスをいくつか勝手に書いていきたいと思います。

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転職・面接の成否は準備段階で8割決まる

と言っても過言ではありません。いや本当に。

私は学生アルバイト時代からサラリーマン時代まで、色々な人の採用面接を担当したことがありますが、面接で失敗している人の多くは圧倒的な「準備不足」が要因のように感じられました。

(あぁ……ぶっつけ本番(ノリ)で乗り切ろうとしているなぁ……)というのは見ていて思いのほか分かってしまいます。

「準備」と言っても、セリフを一言一句覚えておくとかそんな陳腐なことではないですよ。「自分をどう売り込むかというプレゼン」の用意ができていないということです。

新卒面接と転職面接は全く別物

転職の面接なのに、新卒面接と同じノリで来る人はかなり多いです。意気込みや情熱を押してきて、「私の将来性を見てください!」と言わんばかりの人。

こういう人はまず論外です。
新卒採用と中途採用が全く別物であることを理解していません。甘え全開です。

新卒なら良いんですよ。採用側からすれば新卒学生がどんなプレゼン準備してきたって所詮ニワカ知識だと最初から想定しているし、ハナから即戦力になるとは誰も期待していないので、意気込みや人間性を見て将来性に投資するわけです。いわば前払いですよね。

一方で転職採用というのは、基本的に「即戦力」を求めています。つまり、情熱とかやる気とかより、明日から利益を出してくれるのかどうかの方が重要なわけです。

アピールすべきはやる気や情熱ではなく、自分がいかに「明日から」利益に貢献できるかというポイントです。

「明日から」が一つポイント。転職者を採用する側は、新卒のように教育のコストをかけられないからです。なので、「私は○○をしていたので仕事を覚えるスピードは早いです」みたいなアプローチは新卒にしか許されません。

「自分を明日からこう使ってください! そうすれば御社に貢献できるはずです」

という売り込みが必要です。

買ってすぐに使えない商品なんて誰も要りませんよね。そんなの誰も買いません。

転職なんて「自分という商品」のプレゼン営業なわけですから、いかにすぐ使えて、いかに役立つかをど直球でアピールするのがベストです。

そんなこと簡単にできれば誰も苦労しないって?

転職エージェントは必ず2〜3社は利用すること。

転職の際は必ず転職エージェントを利用します

無料で使える上に、案件紹介だけでなく履歴書の書き方から擬似面接練習までサポートが受けられうので使わない手はありません。

ただ、1社のみに限定して使うのはダメです。

1社限定だと見逃し案件が出てきますし、エージェントは担当者との相性がかなり重要なので、評判良いエージェントを使っても担当者が微妙だと結局微妙です。所詮は個人対個人の関係なので。

転職エージェントについては最後に詳しく紹介しますが、まず5社程度は使ってみてその中からフィーリングの合う2〜3社に絞るのが良いですね。

ひとまず下記の大手エージェントは必ず登録しておきましょう。

転職・面接のコツと対策

転職エージェントの活用は最低限の準備として、今度はもう少し具体的に、転職成功率を1%でも上げるためのコツと対策をいくつか紹介します。

下記の事項は、私が転職時に実際に使った方法でもあり、また採用側として転職者を見ていて「こうすればいいのに」とか「それはしない方がいいのに」と思ったことでもあります。

【1】自分がどう利益に貢献できるのかを明確にしておく

転職は、社会人と社会人の”対等な”取引です。新卒のように学生と社会人の取引ではありません。

社会の対等な取引は、Win-Winの関係でなければ成立しません。
企業があなたを採用し給料を払う条件なら、あなたが同等以上の利益を生み出してくれる条件を見せないとWin-Winの関係にはならないわけです。当然ながら。

「あなたを採用することで、弊社にどんな利益がありますか?」

例えば「コネ入社」なんて、入社側からは嫌われがちですが、採用側からしたら明確な利益だったりします。大手マスコミ系にコネ入社が多いのも、そういう人を囲うことで大物との取引をしやすくする効果が見込めるからですよね。

とはいえ、大多数の凡人にしたら「自分にどんな利益があるか」なんて難しいのは分かります。

同業からの転職ならまだしも、他業種からの転職ならダイレクトに「私はこの経験があるので、明日からでもその仕事に取りかかれます」なんて普通言えません。

しかし難しいからこそ、切り口次第で100人が100人に違いがでるアピールポイントにもなるわけです。採用側としては、ここで納得させてくれる人はその時点で採用ラインです。

一方、ここで納得させるに至らなかった人でも、その時点で不採用とはなりません。他の採点項目を見ながら多面的に評価していきます。

逆に、この時点で採用ラインから落ちる人というのは、ここの答えを用意すらしていない人です。つまり準備不足の人。

「準備していない人」は、この質問をした時の反応を見ればほぼ100%分かります。一瞬ドキリとし、頭をフル回転させながら何かしらの答えをひねり出そうとする様子が丸わかりです。

取引に必要な項目をしっかり用意していないなんてその時点でアウトです。

中には「そんなマニュアルみたいな対策したくない」という人もいますが、企業なんてマニュアルだらけの組織体ですから、そんなマニュアルアレルギーみたいな人を採用したくないのは当たり前です。

「自分がどう利益に貢献できるか」という答えは、最も重要でありながら最も難しい部分でもあります。ココは必ず転職エージェントに相談して、自分という商品をどうアピールして売り込めばいいのか用意周到に作り込みましょう。

【2】面接の練習は必ず録画してチェック

面接の練習は必ず録画してチェックしましょう。これかなり重要です。

人間は、自分が普段どう喋っていて、どんな仕草をしているか全く自覚していません

自分が喋っている動画を見て「え、俺ってこんな声してるの!?」とか「喋ってるときこんなニヤニヤしてるの!?」とか「こんな猫背なの?」とか、初めて見る「自分」に衝撃を受けた経験は誰しもあるはずです。

あえてはっきり言いましょう。
あなたは、あなたが思っているより気持ち悪いです。

  • ことあるごとに目線が上を向いたり
  • 語り出しに必ず「えー」がついたり
  • 喋るとき常にニヤついていたり
  • 肩が内向きになっていたり
  • 猫背になっていたり
  • 声が意外と小さかったり
  • 語尾が震えていたり
  • などなどなどなど。

自分が自覚できていないマイナスポイントは、誰にでも2つ3つは必ずあります。そしてそれは、実際に自分で自分を見てみないと一生気づくことができないから厄介なのです。

面接の練習は必ず動画で録画しましょう。自宅で一人で行うならスマホで取ればいいし、できれば転職エージェントの擬似面接で録画するのが良いですね。できるだけ「マジ」な時の自分の方がいいです。

これ私も2度目の転職の時に実際にやった練習法ですが、はっきり言って衝撃でした。もちろん、絶望的な意味での衝撃です。

声も小さいし、全然ハキハキ喋れてない……。おまけに猫背で、緊張すると足が内股気味になるクセも発覚して、これは自分で見ても「こんなヤツ絶対取らないわ」と思える有様でしたよ。

自分は予想以上に気持ち悪い。コレ大事なので3回言いましょう。

気持ち悪い自分を認め、自分の目で確認し、改善すれば良いのです。

【3】話を多少”盛って”でもネガティブな話はしない

「転職」という行為は、その時点で「前の会社を辞めた」というネガティブ要素を必ず含んでいます。しかし、そこを馬鹿正直にネガティブストーリーとして話すのはかなりの悪手です。

  • 前の会社はブラックだった
  • 上司にパワハラされて喧嘩した
  • うつ病になってしまい
  • 前の職場では力を発揮できず
  • 自分には雰囲気が合わず
  • 実力に伴った評価が得られず

などなど、前の会社をディスったり、自分に自虐的な話をするのは論外です。たとえそれが真実だとしても絶対NGです。

実際にパワハラによってうつ病になり、ブランクがあったとしましょう。しかし、馬鹿正直にうつ病になってましたなんて言う必要はありません。

物は言いようです。空白期間があったとしても、「独立してみたけど失敗した」や「どうしても取りたい資格があり全てを捨てて勉強 & 挑戦したけど失敗した」など、前向きな空白期間にいくらでも言い換えられます。

嘘をつくのはダメかって?

ノーノー。明らかにバレる嘘は当然ダメですが、採用面接官は求職者が話を「盛ってくる」ことなんか百も承知です。なぜって、自分たちも就活の時には話を盛った経験があるからですよ。私もそうです。

前職を辞めた理由は必ず聞かれる事項だと思いますが、

  1. やむを得ない理由(引っ越し・家族事情など)
  2. 前向きなキャリア形成(ポジティブなストーリー)

このどちらかを必ず用意しておきましょう。

【4】SNSやブログは見られる!本名を使っている場合は取り扱い注意

人にもよりますが、私が採用側だった時には、採用検討中の人のSNSやブログをチェックしていました。これは人事としての使命感というより、個人的な興味心であったりもします。

先にも言いましたが、採用側としては、転職者が面接対策に人格やエピソードをガチガチに作ってくるのは重々承知なんですよ。「良い子」でくるのは分かっています。

なので、その人の素顔を知るにはSNSやブログを見てみるのが一番手っ取り早いんですよね。そこでネガティブな書き込みが見られたり、素行悪そうな頭悪そうな印象を持った場合には採用を見送ったこともあります

ただ、チェックすると言ってもガチガチに調査するわけではありませんよ。上からそういう命令が出ているわけでもありませんでした。

半分は個人的な興味として、氏名でグーグル検索をかけてみて、Twitterやブログが出てきたら覗いてみるという程度です。

去年の就活時期には、本名で運営しているブログで企業批判をして、それが見つかって(というか炎上して)内定取り消しになった学生がちょっと話題になりましたが、そういうリスクは十分にあります。

SNSやTwitter、ブログなどを本名で運営している人は、「見られる前提」で使うように心がけてください。こんな所で採用側の心象に傷をつけて不採用になるのはマジでもったいないです。

【5】「最後に質問ありますか?」は答えておく

「最後に質問はありますか?」面接の最後に必ず聞かれますよね。あれ、何かしら無理やりにでも質問すべきかどうか悩む人がほとんどだと思います。

結論から言うと、何かしら用意しておいた方がベターです。「マスト」ではないですが「ベター」ですね。

8割型この時点で採用側の内心では採用不採用は決まっているものですが、まだ決めかねている時に最後の一手が決め手になることもあります。

何も「質問」でなくても良いです。

実際の例を紹介しましょう。
過去私が採用した人の中で、最後の質問にスッと手を挙げた人がいました。正直その時点では6:4くらいで不採用に気持ちが揺れていたのですが、最後の質問で彼が出してきた奥の手は、

「3分で、私が明日から御社にどう貢献していきたいかプレゼンしても良いですか?」

というモノでした。自分で作ってきたプレゼン資料を隠し持っていたのです。

(確か、「御社の利益をあと10%上げる具体的な方法」みたいな感じだったと思います(笑))

当時の私は意地悪く「時間がないので2分でできますか?」なんて言ったものだから、彼のプレゼンもガタガタに終わってしまったわけですが、私は最終的に彼を採用しました。

採用側も人間です。いくら理屈で可否基準を設けようと、最後にちょっとしたサプライズを見せられれば心が動くときもあります。

彼が面接の中盤でプレゼンを見せたらどうだったかは分かりませんが、最後まで揺れていた私の心を最後に撃ちとめたのが彼の切り札だったのは確実です。

仮にここで「時間がないのでやめてください」と断られたとしても、彼が何か勝負しようしたという意気込みは爪痕として残ります。

この事例はちょっと極端な例ですが、「最後の質問はありますか?」は言い換えれば、あなたに与えられた最後のターンです。何もしないのはもったいない。

最後っ屁とは言いませんが、最後の一押しとして爪痕を残しておけると最高です。当たればラッキー、外してもそうそう損になるわけではありませんからね。

登録しておきたいおすすめ転職エージェントについて

転職エージェントには、あらゆる案件を膨大に取り揃えている「総合型」と、業界や属性に特化した「特化型」のエージェントがあります。

総合型は広く浅く、特化型は狭く深くです。
総合型は取り扱い案件数が圧倒的に多く、特化型は1案件に対するサポートがより手厚いです。

どちらが良いかという話ですが、どちらも必ず利用します。無料で使えるので惜しみなく使い倒しましょう。

総合型はポータル用として使えるので、まず大手3社程度を登録しておきます。下記3エージェントを登録しておけば案件を見逃すことは基本ないでしょう。

 

転職者一人ひとりへのサポートは特化エージェントの方が圧倒的に手厚いので、自分に合う特化型も必ず2つ3つは登録しておきます。

とくに特化型が多いのはIT業界ですね。業界自体がまだ若く特殊なので、特化エージェントで相談した方がベターです。

【IT特化エージェント】

>> レバテックキャリア

>> ワークポート

また、フリーターや派遣社員、第二新卒(入社2〜3年目/25〜27歳くらいの人)に特化した属性特化のエージェントがあります。

【フリーターや派遣特化エージェント】

>>ハタラクティブ

転職エージェントは所詮人と人、一対一の商売なので、どの会社を使うかより”どの担当者に当たるか”の方が大きいです。

当然あたりハズレがあるので、最初は5社程度登録して使ってみてから、最も合うと感じた2、3社にお世話になると良いですよ。

転職エージェントが始めてという人は下記記事も参考に。

無料で使える転職エージェントのメリットとは?複数利用必須なのでおすすめ比較は必要なし

2017.03.25

まとめ

最後の最後にこんなこと言うのはアレですが、採用する側もあくまで人間であることを忘れてはいけません。能力重視でとる人もいれば、学歴でとる人もいる、顔採用する人だって当然います。人間ですから。

ここに挙げてきた対策は、あくまで1%でも心象を良くするために出来ることに過ぎません。ですが、やらないよりは間違いなくやった方が良いことでもあります。

人生を変えかねない転職です。1%でも向上できるなら、やれることは全てやっておきましょう。

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