ホワイトハットSEOにおける「良質なコンテンツ」の定義とは具体的に何よ?

SEO

2016年現在におけるSEO界は、「ホワイトハット全盛」と言っても過言ではないほど”コンテンツ重視”が叫ばれている気がします。

  • コンテンツ イズ キング!
  • リンク主義はオワコン!
  • 良質なコンテンツこそが上位表示される時代!
  • ブラックアフィリエイターはおしまい!

なんて声がどんどん大きくなってきて、あっちもこっちもホワイトに移りはじめているのが今のアフィリエイト界隈の状況ではないでしょうか。

確かに、無料ブログを無数に立ち上げて、上位表示したいサイトに自演リンクを貼りまくれば簡単に検索上位表示できる時代は終わりました。現在のGoogleの検索エンジンは、そのレベルの自演リンクは見破れるほどの賢さを身につけたからです。

それまで、コンテンツの質よりも自演リンク工作に力を入れていたサイトが次々と滅ぼされ、日陰に追いやられていたコンテンツ信者たちに一斉に日の光が差し込みはじめました。

ほら見ろ、やっぱり俺たちが正しかったんだ! これからは俺たちの時代だ! リンクの時代は終わり、良質なコンテンツが正当に評価される時代だ!

”最後は正義が勝つ”んだよ!

とでも言いたげに。

うんうん、その通り。皆さんのバンザイは正しい。

確かにこれからは「良質なコンテンツ」が評価される時代だとGoogleも公言しています。それは間違いない。

ただ私は、いま漠然と両手を挙げて「ホワイトホワイト」とバンザイしている人たちに問いたい。

で、その「良質なコンテンツ」とやらの、具体的な定義はなに? と。

 

私はまだ熟練のアフィリエイター達に比べたらアフィリエイトやSEOの世界に片足を踏み入れたばかりで、お世辞にもSEOに精通しているとは言えません。アフィリエイトの成果もまだヒヨッコレベル。

しかし、そんな私ですら、いまブログ界隈で叫ばれているような「リンクの時代は終わり! これからは良質なコンテンツ勝負!」という”ひどく漠然としたスローガン”を手放しに賛同する状況には、首をかしげざるを得ないのです。

というわけで、今回は私なりのホワイトハットSEOに対する考えを色々とまとめたいと思います。

※ブラックが良いのかホワイトが良いのか、という二元論ではありません。

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Googleクローラーはコンテンツを認識できるのか?

Google

まず最初に断っておきたいことは、「Googleの検索エンジンは日に日に進化している」ということ。つまり、この記事執筆時点の2016年4月と1年後では、全く事情が違っている可能性も多いにあります。

さて、まず考えたいのは、2016年4月時点のGoogle検索エンジン(以下クローラー)は「どこまでコンテンツを正しく認識できるのか?」ということです。

正確には「コンテンツ」ではなく、無機質な「文章(文字列)」として考えます。なぜなら、現時点のクローラーは所詮はプログラムであり、人間特有の感性を持ち合わせていないからです。

以上のことを前提に、クローラーはどこまでコンテンツを正確に認識できるのか?

  1. コンテンツが何について書かれているかを認識できる ⇒ 確実に◯
  2. コンテンツの内容が正しい情報かを認識できる ⇒ △〜◯
  3. コンテンツ(の文章)の良し悪しを独自に判断できる ⇒ これは×

以上は、あくまで私なりの考えです。

まず1については、確実に認識しています。これができなければ検索エンジンの役目を果たせません。

次の2については、自分的には「△」をつけたいところ。検索エンジンはおそらくより専門性が高く、より権威性が高いサイトの情報を「正しい」と認識し、それをもとに他サイトの情報の正誤を相対的に判断していると思われます。

極端に言うと、その道の専門家や公式サイトが間違った情報を載せていた場合、クローラーはその間違った情報こそが「正しい情報」と認識し、その場合に、本来的に正しい情報を載せているコンテンツは(公式の情報と違うので)「間違った情報」と認識される可能性がある、ということです。

つまり、全ては「相対的に成り立っている」ということ。絶対的に正しい情報かどうかは判断できないと私は思います。

問題なのは3の「コンテンツの良し悪しを”自分の頭で”判断できるかどうか?」です。

 

Googleクローラーはコンテンツの良し悪しを自分の頭で評価できる?

選択

Googleクローラーはコンテンツの良し悪しを自分の頭で判断できるかどうか? 

つまりこの点こそが「良質なコンテンツ」という漠然とした概念が問題になるところです。

ひとまず人間の基準に合わせて考えると、コンテンツの良し悪し?充実度?は概ね以下の2ポイントをもとに評価できそうです。

  1. 情報の質と量
    ⇒情報が正しいか、詳しいか、文量など
  2. 文才
    ⇒心を動かすような文章か、説得力のある文章か

それぞれについて、Googleクローラーは自分で評価できるのか考えてみます。

情報の質と量を評価できるか

まず、コンテンツの情報が正しいか、また似た意味で詳しいかどうかはすでに上述しました。

情報の量については、単純なテキスト量なので、単純に量が多いか少ないかは認識できます。しかし、その量がユーザーにとって適量かどうかは、Google自身では判断できません。(少なすぎは論外ですけど)

これは俗にいう「長文はSEOに有効かどうか」という問題に繋がりますが、その点は以下の記事を参考に。

結論だけ述べると、Googleクローラーはコンテンツの文章自体から良い悪いを自分で判断することはできず、そのコンテンツを読んでいるユーザーの反応を見て評価を下しています。(滞在時間やキーワードの離脱など)

つまり、コンテンツの情報が有益かどうかを、Googleクローラーは自分の頭では評価できないと結論づけます。

Googleクローラーは「文才」を評価できるか?

次に、クローラーは「人の心を動かす素晴らしい文章」を評価できるのかという問題。

結論から言いますと、これも私はできないと考えています。

Googleのクローラーは、「文才」を認識できるでしょうか?

例えば、同じ内容のコンテンツを私と東野圭吾が書いたとして、クローラーは東野圭吾の文章をより高く評価できるでしょうか?

人間には評価できます。なぜなら人間には感情があり、感性がありますからね。

しかし上述した通り、Googleクローラーは所詮プログラムです。ミスをしないかわりに、心が動きません

洗練された文章を、瑞々しい文章を、カッコいい文章を、泣ける文章を、Googleクローラーは評価できないと思います。

 

【結論】Google検索エンジンが自力で判断できるのはカテゴリー分別だけじゃない?

結論としては、Google検索エンジンが自分の頭で判断できるのは、そのコンテンツが何に書いてあるかを認識してデーターベースにカテゴリー分けすることくらいじゃないか? と思うわけです。

  • 情報が正しいかどうか ⇒ 他のサイト情報の信用度を参考にする
  • 情報の適量加減 ⇒ 自分の頭では判断できない
  • 文章の巧みさ ⇒ 全くわからん

要するに、コンテンツが何について書かれていて、◯◯で検索されたときの候補に置いておこう、というカテゴリー分けです。クローラーなんて自分の頭じゃそれくらいしかできないオバカさんです。きっと。

 

コンテンツ同士の序列(評価)はどうやって決めるのか?

表彰台

じゃあ、そのカテゴリー内における序列はどうやって決めているのさ? ←ココがSEO。

Googleクローラーがコンテンツをカテゴリー分けし、さらにその中でコンテンツの良し悪しをどう判断するか。

これは私の考えですが、

Googleクローラーはたぶん、コンテンツ自体は見てない(笑) 

コンテンツを見ている人の反応(データ)を見ている。つまりユーザーの反応が全て。

この点はたぶん、いまも昔も変わらない。この先、検索エンジンのランクブレイン?(人工知能)が感性を持たない限りは変わらない。

だって彼(クローラー)まだプログラムだもの。無機質な数字(データ)の羅列しか見えないもの。

「良質なコンテンツかどうか」

それをコンテンツ自体から判定することはクローラーにはできない。だから結局はみんなのクチコミを見て判断するしかないのです。

Googleクローラーは味覚を持たない覆面調査官

クローラーは覆面調査官で、度々あなたのレストランをチェックしに訪れます。メニューの文字列は読めるので、どんな料理を提供しているかは判断できます。

でも、いかんせんロボットなので料理の味は分かりません。味覚がないので美味しいか不味いかは自分で分からない。

だからクローラーは、周囲の他のお客さんを見ます。

  • 他のお客さんはどれくらいいるか?
  • その人たちは料理を美味しいと言っているか?(話題にしているか?)
  • どれくらいの品数を注文しているか?
  • どれくらいの間お店に居座っているか?
  • 料理残してない? もしくは足りないって2軒目に行っちゃってない?
  • サクラとかいない? 自演で繁盛装ってない?

 

もしあなたのお店が人気がある、または目立った立地にあれば、お客さんの入りは好調です(アクセス数)

それなりの数のメニューを揃えていれば、沢山注文もしてもらえるでしょう(サイト回遊率)

1つひとつの料理がじっくり作り込まれていれば、味わって食べてくれるかもしれない。(滞在時間)

お客さんの食べたい料理を過不足なく提供して腹を満たすことができれば、そこでごちそうさましてくれるでしょう。(コンテンツ量とキーワード離脱率)

サクラいない? 怪しいヤツはすぐ分かるよ?(自演リンク)

 

こういったお客さんの些細な反応の数々を、Googleクローラーはお店の評価の参考にしています。

し・か・し・だ。

Googleクローラーが最も注意して耳をそば立てて聞いているのは、それらじゃない。

一番大事な項目は決まっているじゃないか。

周囲のお客さんが、料理に対してどれだけ感想を上げているか(話題にしているかどうか)だよ。

つまり、『リンク』だ。

※実際には、いまのGoogleクローラーは自然リンクの意図までは理解できない。だから炎上によるリンクも賞賛によるリンクも区別がつかない。お客さんの声が「ウマい最高!」か「不味い死ね!」かは判別できないので、その弱点を狙った手法が俗にいう炎上芸。

ホワイトハットSEOの正しい捉え方

つまり何が言いたいのかと言うと。

現在のSEO論でよく取り沙汰される「ブラックハットSEO VS ホワイトハットSEO」は、

「リンク VS コンテンツ」

という対立構図で語られている場合が多く見受けられるけど、実際はそうじゃない。

正しくは、

「自演リンク VS 自然リンク」

の構図だと思うわけです。

さらに正確に言えば

「自演リンクもあり派 VS 自然リンクのみ派」

という構図だと思うのです。

 

リンクの時代は終わった? これからはコンテンツの時代?

いいや、それはちょいズレていないか?

SEOにおいて「リンク イズ ジャスティス」はいまでも変わらない。ただ、リンクの集め方に法規制が入っただけの話。

現在のホワイトハットSEOは「いかに良質なコンテンツを作るか」ではなく、正しくは「いかに自然なリンクを集めるか」。

2016年のGoogle検索エンジンを持ってしても、SEOの意味で、コンテンツの力はまだリンクの力を超えていない。

  • 上位表示(目的)
    ↑↑(手段)
  • リンク
    ↑↑(手段)
  • コンテンツ

というのが、私の持論です。

※リンクが”全て”なのではなく、リンクが”最重要指標”だと言うこと。外部リンク、内部リンク、滞在時間、直帰率などあらゆる要素の比重バランスは今後大きく変わっていくかもしれません。変わりつつはあるかも

なかには、以下のように説いてくれる巨匠も確かにいます。

リンクの重要性は限りなく低くなってきている。いまの検索エンジンは、しっかりと良質なコンテンツを作り上げれば問題なく上位表示が出来る仕組みになっている。

このブログはそうしてコンテンツを最重要視して作ってきたから、検索上位表示を実現している。

なんて感じに説いている有名なSEO記事もありますよ。それにすがりたくなる気持ちもあります。

でもね。

あなたのその記事(サイト)にめっちゃ自然リンクとソーシャルリンクついてますから!! 全然説得力ないですよ!!

と小一時間ほど問いつめたいのはやまやま。

話を戻しますけど、

もちろんコンテンツと自然リンク、どちらも必要だし大事。どちらの時代かなんてそんな二元論の話ではないです。

ただ、上位表示に影響するパワーとしては、まだまだリンク>コンテンツだと言うことは多分間違いない。だからホワイトハットSEOの本質を【コンテンツ>リンク】のことだと思っているとたぶん結果が出せません。

コンテンツのパワーがリンクパワーに及ばないことは、リンク目的の低レベルな炎上記事たちも証明していますが、

もう1つ、その根拠となるのが、かの「アナゴさん」のサイトです。

 

有名なスパムサイト「アナゴさん」

SEOに詳しい人の間では有名ですが、「アナゴさん」という奇妙なサイトが存在します。

このサイトは見ての通り、「アナゴさん」という文字列が大量に羅列されただけのちょっと不気味なスパムサイトです。

しかしこのサイトは、「アナゴさん」の検索キーワードでずーっと検索上位に表示されています。

記事執筆時点ではWikipediaに抜かれて2位でしたが、1ヶ月ほど前までは検索トップでした。(ためしに「アナゴさん」で検索してみて下さい)

このサイトの存在は「Google検索エンジンがコンテンツよりもリンクパワーを重要視している証拠」として多くのSEO関係者やアフィリエイターのブログで紹介されており(この記事もそう)、多くの自然リンクを集めています。

もともと「アナゴさん」という文字列全てが内部リンクになっており、スパム的な内部リンクでガチガチに固めた上に、色々なサイトで取り上げられたことで外部から自然リンクもつき、長いあいだ検索最上位に君臨しています。

この「アナゴさん」が検索上位にいるうちは、Googleの検索エンジンはコンテンツをまともに見ていない

やや乱暴ですが、こういう見方も出来てしまいますよね。それほど、いま現在もリンクのパワーはコンテンツを上回るほど強力な証拠なのです。

私の結論まとめ

ごちゃごちゃと長くなってきたので、私の結論をまとめます。

ひとまず言いたいことは、ホワイトハットSEOは「コンテンツ>リンク」のことじゃないと思いますよーということ。少なくとも現時点ではまだね。

でも、なかにはこう思う人もいるでしょう。

でも結局さ、良いコンテンツを作ることがユーザーに評価されて、結果リンクが集まるんだから、結局は良いコンテンツを作ることが第一じゃん?

それはそうです。間違いではない。

でも、その流れは目的へ辿り着く正解ルートの1つに過ぎない。しかも、本来はそれが理想のルート(人間から見れば)にも関わらず、最短ルートではないということ。現時点では少なくとも。

なぜなら、Googleはコンテンツ自体ではなく、”コンテンツを見ている人”の歓声の量と質で評価の大部分を決めているにも関わらず、質に関してはエールとヤジを判別できていないから。

必死にエールだけ集めてる人より、エールもヤジもいっしょくたにブルドーザーで集めている人の方が結果「量」が増えるのは当たり前。そして、人間は面倒なことに、批判の方が応援より数倍集まりやすいのです。

 

ホワイトハットSEOは、”人為的な工作をしない”ということではありません。

  • 【ブラック=人為工作】【ホワイト=人為工作なし】←違う
  • 【ブラック=自分でリンク貼るための人為工作】【ホワイト=他人からリンク貰うための人為工作】←正解
  • 【SEO=人為工作】←正解

つまりこんな感じ。

ブラックからホワイトへ、人為工作のやり方が移り変わっているだけ。ただそれだけの話。

Googleの進化によってSEOの主戦場は、「自分でリンクを貼る人為工作」から「自然(他人の)リンクを集める人為工作」へ変化をしただけです。

炎上記事でリンクを集めたり、リンク互助会のような存在を見ればそれが分かるでしょう? もっと広く言えば、SNSで記事更新の宣伝したりFacebookページ作ったりだって立派な人為工作じゃないですか。道徳的な良い悪いはGoogleにはあまり通じません。彼はプログラムだから。

SEOとは、多かれ少なかれ、”人為的な工作を加えること”には変わらない。ブラックとホワイトは対岸に立ってるわけじゃなく、もともとのジャングルが、ペナルティによる爆風で荒野と化し、そこでの狩猟方法が変わっただけ。多少見晴らしよくなって工作がバレやすくなったけど。

 

ホワイトハットSEOは言い換えれば「NEWブラックSEO」です。わざわざ色で区別するからややこしくなるんです。

人為的な工作を否定することがホワイトハットSEOだと思っているピュアラブルな良い子ちゃんは、結果的に環境変化に適応して最短ルートを貪欲に進む肉食系の人たちにどんどん追い抜かれていっちゃいますよってことです。

じゃあ、Googleがさらに進化して、エールとヤジを判別できるようになったら?

決まってるじゃないですか。

そのときはまた、環境の変化に適応して手法が移り変わっていくだけの話です。滅ぶとかオワコンじゃないです。適応して変化するだけ。

最後に

ほんとね、鬼の首を取ったように「これからはコンテンツの時代! 俺たちの時代!」とでも言いたげにホワイトSEOを叫んでる人見かけます。

私は後発組なのでブロガーとアフィリエイターの間に長く深い因縁があるのか何なのかは知りませんけど、

ホワイト組の皆さんは、ブラックSEOのプロ達がコンテンツに力を入れていないとでもお思いか? 

コンテンツ単独の力なら俺たちの圧勝だぜ、とでもお思いか?

リンクかコンテンツかなんて浅はかな二元論で考えている人(とくにブロガーに多い)は、リンクもコンテンツも抜かりなくフル装備しているアフィリ戦士には逆立ちしても勝てないかと。

最近よくSEOの記事を見てると、「良質なコンテンツ」なんてフワッフワで漠然とした言葉にすがりながら「リンクNO! コンテンツYES!」とホワイトバンザイしている人を沢山見かけるようになったので、このような記事を書いてみました。

最後に、改めて問いたい。

「良質なコンテンツ」の定義って何だ?

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