ランサーズやクラウドワークスのライターへ伝えたい採用基準【クライアント側の意見】

プロジェクト

最近、何かと話題になっているクラウドソーシング業界。「誰でも簡単に在宅ワーク!」「副業で稼いで副収入を得よう!」というコピーで、フリーランスから普通の会社員まで爆発的に利用者を伸ばしています。

国内2大クラウドソーシングサイトの 【ランサーズ】 【クラウドワークス】 は、単価が安すぎるだの、地雷案件が多いだのと悪い評判も立っていますが、それでも、誰でも手軽に仕事を受注できるという大きなメリットから今後も利用者は増えていくでしょう。

当サイトにも、実際に活躍するクラウドワーカーの方々が書いた記事があります(主にライターさん)。

などなど、どれも参考になる記事ですが、これらはどれもライター側が書いている記事です。

なので今回は、クライアント側からライターの皆さんへの意見を書いてみようかなと。たまにはね。

筆者の私はいくつかのWebサイトを運営していて、これまでランサーズとクラウドワークスで100人近いライターさんに仕事を発注してきました。

クライアントとして数多のライターさんを見てきた私が、クラウドソーシングでライターを雇う際の「採用する基準」と「見切る基準」について、かなりぶっちゃけて紹介してみようと思います。

これはあくまで私個人の意見・基準であり、クライアント側の意見ということでやや上から目線に聞こえることを予めご了承下さい……。

クラウドソーシングで仕事を受注する側の人は、参考までに読んで下さい。

また、私のようにクラウドソーシングで外注を考えているorしているクライアント側の人も、「良いライターを見極めるポイント」として参考にしてみてください。

※今回は、クラウドソーシングの中でもライターに特化して書きます。また、「タスク」ではなく「プロジェクト」における採用ポイントを書いていきます。

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採用の基準 〜”第一印象”で8割以上は不採用

いきなり正直に書いていきます。

まず私の場合、ライターにプロジェクト方式で仕事を発注する際には以下のステップを踏みます。

  1. 「プロジェクト方式」で募集(提案)を広く募る。
  2. 応募があった中から、提案の気になったライター(採用候補)を選別。
    ⇒提案の内容、ライターの実績・評価の数や質、ポートフォリオなども見て判断(スキル面)
  3. 採用候補ライターにコンタクトをとり、提案内容や納期・単価交渉などコミュニケーションを取ってみる。
    ⇒実際にメッセージを交わすことで、最低限の人柄やコミュニケーション能力などをチェック(人柄面←かなり大事)
  4. 条件に同意すれば晴れて契約成立
    ⇒スキル・人柄ともに問題なしと判断できたら、仕事を発注する。
  5. 仕事を発注 & 納品

以上、だいたいこのような流れでライターを採用します。

 

さて、ここで最初に打ち明けておきたいことは、ステップ2⇒ステップ3「気になったライターにコンタクトを取る」の段階において、

採用”候補”になるライターは10人の応募者にせいぜい2人いれば良い方だということ。

”採用”ではなく、”採用候補”になる人すら10人に1人か2人しかいないのが現実(あくまで私の基準だが)。

つまり、ライターからの提案のうち8割以上は、提案の”メッセージだけ”で不採用が決定します。

では、私がライターからの提案において、何を見て採用・不採用を決定しているか? 

提案段階におけるライターの採用ポイントを4つほど述べていきます。

(※私の採用基準はやや厳しめな方だと最初に言っておきます)

ポイント1. メッセージ文が最低限のビジネス文章になっていない

まず、ランサーズやクラウドワークスには、クライアントに提案するメッセージにおいて最低限のビジネス文章を書けない人が非常に多い。

例えば、以下のような提案メッセージ。

はじめまして。◯◯と言います。
△△の記事で2記事希望します。
以前はドコドコで働いていました。アレコレの経験はあります。
よろしくお願いします。

 

提案させてもらいます。

◯◯について、××字くらいで書こうかと思います。

納期守ります。コピペはしません。
よろしくお願いします。

やや極端ですが、こういったメッセージで提案してくる人が結構います。

これははっきり言って論外。

何が論外か? 

きちんと自己紹介もできないこと? 正しい敬語や改行が使えないこと? 最低限のビジネスメールの文言や構成が作れないこと?

もちろんそれもありますが、それは本質じゃない。

 

こういう人たちの何が問題なのかと言うと、

その文章がクライアントにとって、自分の第一印象になることがまるで分かっていない

ということ。

クラウドソーシングは、クライアントとライターが実際に顔を合わせることがありません。だから、「はじめまして」のメッセージがその人の第一印象の全てを決定づけるのだということ(その重み)を理解していません。

上記の提案文章を受け取る私からすれば、彼らは会社の就職面接の場に私服で現れて、

「チワす。面接やってます? あ、自分応募した◯◯です」

と言ってるのと同じ印象なのです。お前バイトか、と。

「でも、コミュ力と実際のライタースキルが一致するとは限らないじゃないか。コミュ力に多少不安があっても、スゴい文章を書く人だっているかもしれない!」

という意見も中にはあるでしょう。

えぇ、分かります。分かりますよ。確かに、世に「天才」と呼ばれる人種にはコミュ力に難がある人も多いでしょう。

しかしそれでも、100人近いライターを見てきた私は断言します。

提案のメッセージがきちんと書けないライターは、絶対に採用しない方がいい。

最初のメッセージで少しでも「なんだこの人……」と違和感を覚えたら、たとえその人がどんなに輝かしい実績を持っていようと私は採用しません。後々高い確率で面倒なことになるからです。これはもう経験則。

こういう人は、たとえ百歩譲って良い記事を書いたとしても、

  • 仕事においてレスが遅い
  • 納期を守らない
  • 姿勢や態度がよろしくない
  • こちらが指定している条件を守らない
  • 最悪仕事を放り投げる
  • 逆になんかグイグイくる(笑)

などなど、仕事を共にする相手として面倒なことになるケースが極めて高いです。

実績や肩書きだけを見てライターを選び、その度に失敗してきた私がもう一度、声を大にして言います。

”第一印象(最初の提案メッセージ)で違和感を覚えたライターは、その時点でどんなに条件が良くても採用しない方が良い”

ライターの皆さんも、クライアントの皆さんも、ここには本当に気を配った方がいいですよ。

コミュ力が低い天才肌もいる?

いいえ、いません。そんな人はいません。

そんな天才なら、そもそもクラウドソーシングで仕事は受けませんから。

ポイント2. 自分を語るのに必死で、クライアント側に立って提案できない人

ポイント1の例より格段にマシですが、クライアント側に立って提案できない人もとても多い。

要するに、自分をアピールすることに終始してしまっているパターン。

私はこんな人です! こんなことができます! こんな仕事をしていました! これくらい働けて、何日までに納品することができます! よろしくお願いします!!

オーケーオーケー。よく分かりました。あなたのことは本当によく分かりました。

で、具体的にどんな記事が書けて、どんな価値を提供してくれるのあなたは?

という最も肝心のポイントが全く書かれていない。

違うんです。そうじゃないんです。こっちは”あなたという人間”に興味があるわけじゃないんです。

あなたが私にもたらしてくれる”価値”に興味があるんです。

だから、自分の経歴やスキルを声高に叫ぶのではなく、こっちにあなたを採用する必要性を感じさせてくれ。

例えば、こう切り出してくれる人はGOODです。

私は◯◯の経験があり、御社の求める以下の記事ジャンルにおいて貢献できると思います。

  • ◯◯について ⇒ ××の経験があるので経験談として執筆できます。
  • ◯◯について⇒ 以前は××として働いていたので、詳しくかけます。
  • ◯◯について⇒ 知人に専門家がいるので、インタビュー記事を作成可能です。

ほかにも似たようなジャンルだと、アレやコレやソレについても執筆できます。
ご検討のほど、よろしくお願い致します。

クライアント側に立って自分が貢献できるポイントを具体的に示していて、「この人に依頼すればこんな成果(記事)が返ってくる」ということを明確にイメージさせてくれる。

こういった提案が出来るライターさんには、積極的に声をかけるようにしています。仮に提案内容が希望とやや外れていても、「こんな記事は書けませんか?」と私から提案したりします。

このあたりはコミュニケーション能力の問題で、いずれにせよコミュ力がある人はやはり仕事しやすいです。ココは本当に大事だと痛感しました。

ポイント3. そのライターが他にどんな仕事を受けているか?

ややマニアックですが、意中のライターさんが他にどんなジャンルの仕事を受けているか、私は軽くチェックしています。

ランサーズやクラウドワークスは、その人が現在どんな仕事を受けているか、また過去にどんな依頼をこなしてきたかを見ることが出来ます。

で、これは私の基準ですが、広く浅くどんなジャンルの記事も受けているライターさんはちょっとポイント下がります。

例えば「不動産投資」についての記事を発注しようか悩んでいるライターがいて、その人が他にどんな仕事を受けているのかな? とチェックしたとき、

  1. 他でも不動産関係や投資関係の依頼ばかりこなしている
  2. 旅行やグルメ、ダイエットなどのジャンル問わず案件をこなしている

といった場合、当たり前ですけど①の人の方に発注したいと思います。専門性を感じるので、より濃い記事を書いてくれることが期待できるからです。

とはいえ、この点はライターさんにどうこう言えることではないので、「一応そこも私は見てますよ」というだけです。

ポイント4. ポートフォリオに実績があるかどうか

プロフィールの中のポートフォリオを埋めているライターさんって、かなり少ないと感じます。過去に執筆歴があるのなら、実績例としてポートフォリオに載せておいた方が確実に良いですよ。

ぶっちゃけ、クライアントからすると、どんなに経歴やスキルを語られたところで、顔も名前もしらない相手に仕事を発注するのはある程度は”賭け”なんですよ。その人がどんな記事を書けるのか、納品されるまで分からないですから。

でも、いざ納品された記事が最悪だったからって、「やっぱナシで」とは言えない(少なくとも私は)。そうやってドブに捨てた外注費がいくらになったことか……。

だから、クライアントとしては少しでも担保が欲しい。この人なら大丈夫という証拠、安心材料。それが「ポートフォリオ」なんですよ。

いや、別にポートフォリオじゃなくても良いです。「私は過去にこんな執筆歴があります。よければ参考に御覧ください」って、メッセージの最後に過去記事のURLとか載せてくれるだけで、クライアントからの信用度はグッと上がりますよ。

以上、ここまでがまず「採用におけるポイント」でした。

 

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見切る基準 〜ライターとしてのスキルについて

ワードプレス

次は、実際に記事を書いてもらった段階でのライティングスキルについてです。

これは、”そのライターに継続して仕事を依頼するかどうか?”という判断に大きく関わります。要するに「見切るかどうか」の基準です。

ちょっと書き方が悪いですが、私の場合は納品して頂いた記事に以下のポイントが見られたら、「ライティングスキルなし」として継続依頼はごめんなさいとしています。

ポイント1. リード文や見出しが適切につけられない

そもそも、リード文や見出しを全くつけずに納品してくるライターもいます(見出し必要と言ったにも関わらず)。

その他にも以下の感じ。

  • リード文が長過ぎるor短すぎる
  • 見出しの文章が長過ぎる(意味を理解していない)
  • 「え、そこで区切る?」という所に見出しをつける(意味を理解していない)
  • 見出しの数が多すぎる
  • 見出しのバランスが悪すぎる。

ん〜、どこから教えればいいの? というレベルの人は、残念ながらごめんなさい。

ポイント2. 句読点の付け方

句読点の付け方にクセがある人も、私としてはやや面倒……。

指摘するほどのことか? とも思いますが、かと言っていちいち私が修正するのも面倒なのです。

とくに多いのは、「、(点)」の区切りが異様に多い人。

例えば、こんな感じの、文章があったときに、点の数が多すぎると思いませんか?

普通、読者というのは、文字を読む時には心の中で、黙読していますよね。つまり、(心の)声に出して、読んでいます。

では、試しにこの文章を、声に出して、読んでみて下さい。点が多すぎて、スムーズに、読めなくないですか?

つまりは、そういうことです。文法的に、良いか、悪いかは分かりませんが、声に出して読んだ時に、スムーズに読めるような文章の並びが、良いと思うわけです。

次に多いのが、1つの文章が長すぎる & 文の始まりと終わりが全く繋がっていない人。

この記事で私は何を述べたいのかと言うと、ここまでライターさんの採用ポイントについて話をしていますが、そこにはいくつか見るべきポイントがあり、もちろん文章スキルも大事なことは間違いないのですが、それ以前に、私は提案メッセージの段階から選別基準を持っており、それはこれまでの経験から、コミュニケーション能力の有無は概ねその人の仕事の質と比例することに気づいたからです。

こんな感じです。

「この記事で私が何を述べたいのかと言うと」⇒「コミュ力の有無と仕事の質は比例することに気づいたからです」

まず文章が適切に区切れないのもそうだし、「1つの文章の中で始まりと終わりが繋がっていない違和感」を感じられない人は、もれなく文章の才能がない! と個人的には思っています(ごめんなさい)。

 

ポイント3. 自分の書きたいことを書いてしまう

これは一つ高度なポイントですが、多くのライターさんは「自分が書きたいこと」を書いてしまいます。

でも、記事に求めるモノは「ライターが書きたいこと」ではなく「読者が知りたいこと」なわけです。この違いが分かっているライターは結構少ない。

というより、おそらく記事を書く行程の中で、

  • どんなニーズ(検索キーワード)を持ったユーザーがその記事を読むかを想定し、
  • そのユーザーはどんな情報を欲していて、
  • 潜在的にはどんな目的や悩みを抱えていて、
  • どんな結論(答え)を望んでいるのか

といったことを考えていない(人がほとんど)。

この点のライティングスキルで言えば、「プロのフリーライター」を名乗る人よりも、その辺のアフィリエイターの方が数倍は高いスキルを持っています。

ニュース記事とかなら話は別ですが、検索エンジンからの集客を主にしているサイトの記事は、何らかの目的を持って検索してきたユーザーに記事を読んでもらうわけなので、基本的には接客商売なのです。相手の潜在ニーズを想定し、それに対してこちらが情報を提供する姿勢が必要です。

「いらっしゃいませ。今日は何をお探しですか?」から考え始めて筆を取らねばなりません。

次の春服を買いにきた大学生に、開口一番いま自分が着ているお気に入りのダウンコートを全力でオススメしてしまうアパレル店員じゃアカンということです。

おまけ. 誤字脱字の多い記事

納品した原稿に誤字脱字が多いライターさんがいます。

誤字脱字そのものが問題なのではありません。多かれ少なかれ誤字脱字は誰でもしますし、修正すればいいだけの話です。

ここで真に問題なのは、クライアントに記事を納品する前に、誤字脱字チェックを自主的にしていないという”姿勢”です。

誤字脱字の箇所やその多さを見れば、「あ、この人、自分で見直さないで納品してきたな」と一発で分かります。そうなると、「あーこの人、テキトーに仕事してるなぁ」と思ってしまいます。

あと、誤字脱字が多いのは、私からすれば食べ方が汚いのと同じ。食事中に食べ物をこぼすことは誰にでもあれど、加減を超えればそれがその人の食べ方であり、”姿勢”なのです。

【結論】文章のセンスは、指摘しても根本からは変わらないものとして見切る

以上、ライターのライティングスキルについて色々と指摘をしてみました。

中にはこちらからちょいと指摘すれば直せるレベルのものもありますが、文章(つまり文才)というのはある程度その人ごとにセンスやクセというモノが染み付いていて、指摘したり教えたりして劇的に良くなるものではないと個人的には考えています(少なくともクラウドソーシング上のやりとりでは)。

要するに、文章を構築するセンスに難がある人は、いくら教えてもそこまで見違えるほど良くはならないし、それなら違う人を雇った方が効率的だと考えているので、私は上記のようなポイントがヒドく見受けられたらそこで見切ってしまいます……(申し訳ございません)。

 

まとめ

以上、かなり長くなってしまいましたが、私がクラウドソーシングでライターを雇う際の「採用する基準」と「見切る基準」についてかなりぶっちゃけてご紹介してきました。

やはりどうしても上から目線になってしまい申し訳ないですが、クラウドソーシングで活躍中のライターさんにも、クライアント側の人にも参考になる点が少なからずあったのではと思います。

クライアント側としては、「良い仕事をしてくれるか人かどうか」と同等かそれ以上に「仕事がしやすい人かどうか」を重視しています。

良い成果物を提供してくれることはもちろんですが、

  • メッセージのやりとりにおいて最低限の礼儀は欠かさない
  • 納期は絶対に遅れない
  • レスポンスはなるべくマメに、早く。
  • 契約内容から逸れず、最善の仕事をこなす

といった当たり前のことをしっかりこなすことが、とてもとてもとてもとても大切なのだということを覚えて頂ければ、この長い記事を書いた私の労働が報われます。

 

参考リンク:国内最大級のクラウドソーシングサイト

クラウドソーシングを始めるなら、国内最大手の「ランサーズ」と「クラウドワークス」がおすすめです。

ランサーズ

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クラウドワークス

クラウドワークス
【クラウドワークス】 

 PS:クラウドソーシングのみで食べていくのは相当厳しいので、あくまで副業・副収入を目的として登録しておくのが良いですよ。 

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