フリーランスで高単価な仕事がしたい!クラウドソーシングから脱却するための5つのステップ

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気軽に登録でき、たくさんの魅力的な仕事が溢れているように見えるクラウドソーシングサービスの世界。

確かに、登録することで大量の仕事を貰うことはできますが、仕事を続けていくうちに気になるのは、その「単価の安さ」。

こちらの記事『ランサーズの評判はなぜブラックなのか?稼ぐなら副業に最適な理由。でも触れられていますが、大手クラウドソーシングサービスは、過当競争状態にある上に需要と供給のバランスが崩れており、本来では有り得ないような金額の仕事がたくさん流通しているのが現状です。

この記事では、「居心地が良いものの、生計を立てるには少ししんどい」……そんなクラウドソーシングサービスから脱却し、フリーランスとして仕事をしていくためのノウハウをご紹介します。

目次

1. 「直接取引行為」にならない直接取引で直発注をもらう

悪手

まず、当然のことですが、ランサーズをはじめ多くのクラウドソーシングサービスでは、「直接取引行為」は禁止されています。

ランサーズで知り合った取引先だからといって、ランサーズ上で直接取引行為をもちかけるのはやめましょう。 これは重大な規約違反となり、場合によっては数十万円の違約金+アカウント停止などのペナルティとなってしまいます。

しかしながら、これにも例外はあります。

クラウドソーシングとは、ランサーズなどの第三者機関を利用することにより、企業と個人の間で信頼性が担保されている状態で、仕事を受発注するものです。

発注側は、個人相手でも安心して依頼でき、受注側も安心して依頼できる。その安心を買うために、サービスに「手数料」を支払っているのです。

とはいえ、何度も仕事をこなしているクライアントさんで、親交を深めてきた場合には、事情も異なってきます。

「安心を買う」ためにシステム手数料を支払ってはいるものの、「安心は既に担保されている」状態が発生しうるからです。

発注側は常に仕事をしてくれる人を探しており、できれば手数料を乗せずに仕事をしてもらいたいと思うケースだって多々あります。

受注側も、手数料抜きの額面通りの金額で仕事をしたいと思うことは当然多いでしょう。

では、例えば、ランサーズで知り合った取引先と、ランサーズに載せない仕事を行うのは可能なのでしょうか?

答えは「可能」です。

「直接取引行為の禁止」とは、ランサーズのシステム上で、ランサーズを介さずに直接連絡できる連絡先(電話番号、メールアドレス等)を交換することを特に禁止しています。

また、ランサーズに載っている(募集している)仕事にも関わらず、ランサーズを介さず取引を行うことも禁止しています。

従って、「ランサーズ外で連絡先を交換した上で、ランサーズに載せない仕事を行う」こと自体はNGでも何でもないのです。

 

2. フリーの仕事にはリスクが伴うことを意識する

プロジェクト

さて、ポイント1では直接取引について書きましたが、ここには重大なリスクがあります。

まずわかりやすいのは、「直接取引行為をしているとバラすぞ」とクライアントに脅され、単価を大幅に下げられるような可能性も無きにしも非ずである、ということです。

これは、プライベートで取引をしているからこそ発生しうる問題であり、ランサーズ上で取引をしている限りは発生しえない問題です。しかも、ランサーズには絶対に問い合わせできない上、仮に問い合わせてもランサーズは介入できない問題です。

直接取引にはこういうリスクがあることを念頭に置いておきましょう。

フリーランスには金銭トラブルが付き物です。

私もかつてフリーの仕事で、Web製作の成果物一式を納品・検収してもらったものの、「会計手続きの都合上、支払いを待ってくれ」と言われ、言うがままに待っていた結果、音信不通となり、そのまま制作代金全額を踏み倒された経験があります(その後、先方の会社は業績不振ということで倒産しました。計画倒産かと思えるぐらいの鮮やかさでした)。

こういったトラブルを防ぐためには、お互いに信用があることはもちろんですが、信用があっても「契約書」「納品書」「請求書」といった書類をしっかりと作成できるスキルが必要です。

また、支払いトラブルを避けるためにも、「着手金として30%〜50%を先払いしてもらう」といった契約を行うことも有効です。

これは、お互いが責任感を持ってしっかりと仕事をし、トラブル時のリスクを少しでも抑えるために有効な手段です。

この着手金の支払いを拒むようなクライアントは、財務上の余裕がないか、受注側を信頼していないかのどちらかなので、そういったクライアントとの取引は断るほうが良いでしょう。

事実、私は着手金なしの取引は、たとえ条件が魅力的に見えてもお断りしています。そして、殆どの取引先とは、着手金ありで取引をさせてもらっています。

3. 営業能力を身につける

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また、フリーで仕事をしていくためには、営業能力が必須です。

例えばあなたがイラスト製作を生業にしたいのであれば、ゲーム会社やWeb制作会社の「イラストレーター募集」といった広告を探し、そこに対して営業していく必要があります。

「営業」といっても、それほど難しいものではありません。

自分を営業する際に必要なのは「実績」「実力」「人柄」です。

このためにはまず、自分の実績をある程度まとめておく必要があります。過去にやった案件から「上手く行った」と思うものをまとめておき、必要に応じて話せるようにしておきましょう。

クライアント名を出せないのであれば、「大手ソーシャルゲーム(300万アクティブユーザー)のキャラクターイラスト製作(10キャラ分・表情差分有)」といった形で記録をしておきましょう。これが「実績」です。

また、架空の案件を設定して、それに対する成果物を収めたポートフォリオ集のようなものを作っておけば、より説得力が高まります。これが「実力」の証明になります。

あとは、そのポートフォリオを持ち込んだり、メールで送ったりして、「私はこんなことができます」というアピールを行い、その上で連絡のスムーズさや対応の柔軟さ等をアピールしていきましょう。質より量をこなすタイプの方は、価格の安さや短納期をアピールしても良いと思います。そこが「人柄」です。

この辺りは、既にクラウドソーシングサービスの提案フェーズなどで培ったスキルが十分に使える場所ですね。

4. 他の仕事仲間との関係を大事にする

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さて、ステップ1〜2では、クライアントとの関係性について書きました。それと同等、もしくはそれ以上に大切になってくるのは、「他の仕事仲間との関係性」です。

他の仕事仲間というのは、同じようにイラストの仕事をしていたり、同じようにライターの仕事をしていたりする、いわゆる「同業者」のことです。

彼らは確かにビジネス上のライバルになりえますし、会社であれば「競合他社」として取り扱うべきものなのですが、フリーランスの世界では「競業」として扱うより、「共業」として扱ったほうが多いことが多々あります。

例えば、大規模なCG製作を発注されそうなときを考えてみましょう。一人で受注する前提であれば、「自分もCGは作れるけど、この納期でこの時間……」となってしまい、作業量に対して不安が残るかもしれません。

そんな時に活躍するのが横の繋がりです。

クライアントに一報を入れ、「かなり発注量が多いため、私一人では作業が難しそうです。しかし、知り合いのイラストレーターに頼んで複数人作業することで納期を守って納品可能ですが、いかがでしょうか?」と訊いてみるのです。

そうすることで、他の仕事仲間にも仕事が生まれ、自分はクライアントから失注したり、納期を遅延させたりするリスクから解放されるのです。

同じように、別なクライアントの仕事を、仕事仲間経由で依頼されるかもしれません。

このように、仕事を融通しあう関係になっておくことで、フリーランスの最大の敵である「仕事がない」リスクを最小限にとどめておくことができるでしょう。

同じ業界で仕事をしている人間とは、なるべく仲良くなっておくほうが良いでしょう。

 

5.クラウドソーシングを逆の立場から利用する

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そうして仕事を続けていくうちに、やがて4の「仕事仲間」だけでは限界になるレベルまで仕事が来ることもあるでしょう。

あまりにも大量発注すぎるケースです。

そこで、今度は「クラウドソーシング」を逆の立場から利用することを検討してみましょう。

つまり、「発注側」に立つのです。

記事冒頭に書いたように、クラウドソーシングサービスはとにかく安価で、しかも大量に人手を確保することが可能です。この強みを活かさない手はありません。

自分に来た案件のうち、捌き切れない仕事や、苦手な仕事については、クライアントの許可を取った上でクラウドソーシングサービスへ流すことも検討してみましょう。

ただし、もちろん一次請けはあなたですから、クラウドソーシングで集まってきた成果物への責任はあなたにあります。そこをマネジメントするスキルはもちろん必要です。

しかし、上手く行けば、成果物を右から左へ流しながらマネジメントするだけでお金を稼ぐことができるようになるでしょう。

まとめ:クラウドソーシングサービスは使いよう

クラウドソーシングサービスは、仕事が欲しいたくさんの人と、たくさんの仕事をやってほしい人たちのバランスで成立しているサービスです。

この記事では、クラウドソーシングサービスから一旦フリーランスとして脱却し、その後クラウドソーシングサービスに発注側として戻ってくる方法をご紹介しました。

受注側としてクラウドソーシングサービスを利用している限り、たくさん稼ぐことは難しいです。一方で、フリーランスでやるとリスクもつきまといます。

このリスクと単価の関係をしっかりと理解することが、あなたが低単価労働を脱却し、フリーランスとして独立するための第一歩となります。

そして、「クラウドソーシングで低単価だが安定した仕事を請けつつ、フリーで大きな仕事もやる……」といった仕事の仕方もあります。

この「フリー:クラウドソーシング」のバランスを上手にコントロールし、時にはクラウドソーシングを発注側として利用することで、安定的で高単価な仕事をこなすことができるようになるでしょう。

低単価なクラウドソーシングを毛嫌いせず、フリーになってからもうまく付き合っていくことは、クラウドソーシングを経験してきたあなたにしかできない、大きな武器になるはずです。

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