アフィリエイトで「長文を書けばSEOに有効」は間違いだと思う理由

Google

ブログやサイトを運営している人の多くは、アクセス数を獲得するためにSEO対策を意識的に行っていると思いますが、最近のSEO手法としてその効果に注目が集まっているのが『長文を書く』というものです。

複数のアフィリエイト実践者が自身の経験から「長文を書けば検索上位表示できる」という趣旨のことをブログで発言しており、それらのエントリーが拡散されることで多くのブロガーが「長文を書くこと」に目覚め始めました。

しかし、「長文を書くことがSEO効果を高める」という定言は懐疑的に感じざるを得ません。

もっと正確に言えば、「半分当たってるけど、半分ハズレている」という印象です。

それがどういうことか、長文SEOの効果について考えをまとめたいと思います。

 

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Googleの評価基準

まず結論から書いてしまいますが、『長文である』ことそれ自体が直接SEOに効果をもたらすことはないと思います。

しかし、長文であることにより、”その中にSEO効果をもたらす何らかの要素が含まれる可能性が高まるため”、結果的にSEOに効果が出る可能性が十分にあることは言えると思います。

どういうことか詳しく説明します。

まず、Googleにはサイトやコンテンツの評価基準として、『ユーザー満足度』と『オーソリティ(権威性)』という2つのポイントが上げられます。

この両面から、長文を書くことによる効果を考えてみます。

 

ユーザー満足度の測定方法

Googleがユーザー満足度を最重要視していることは誰でも知っていると思いますが、「じゃあ、そのユーザー満足度ってヤツをどうやって測定するのよ」と言われると疑問が湧きますよね。

ユーザーがどれだけ満足したかなんて、ユーザー本人の主観によるものですから、第三者が、ましてやコンピュータープログラムが正確に理解することなどできるわけがありません。

では、Googleの検索エンジンが何を基準にユーザーの満足度なるものを捉えているかというと、『ユーザーの行動』だと言われています。

Google検索エンジンは、ユーザーがどこからサイトを訪問してきたか、ページを閲覧したあと次はどのページに飛び、どんなアクションを起こしたかなど、ユーザーの行動を詳細に分析しています。

この行動分析に基づいて、ユーザーの満足度を測定していると言われています。

 

例えば、あるユーザーが、

「ダイエット 食事制限 有酸素運動 比較」

というキーワードであなたのダイエットブログに訪れたとします。

当然ユーザーは「食事制限と有酸素運動のどちらがダイエットに効果的か」という迷いを解決したいと思っています。

このとき、あなたのブログ記事を読み終えたユーザーが、次に起こした行動が2通りあったとします。

  1. そのキーワードから去った(無関係のネットサーフィンに移行したなど)
  2. ”同じキーワード”の別サイトの記事を読みにいった(検索結果を下っていく)

このようなユーザーの行動を分析すると、次のような解釈ができそうです。

  1. (悩みが解決したから)そのキーワードから去った
  2. (悩みがまだ解決しないので)別の記事も読みにいった

もちろん、1)の方がユーザーを満足させたと見なされ、2)はユーザーを満足させられなかったと見なされます。

これはあくまで解釈の問題ですが、ユーザー本人に直接聞くことができない以上、これらの行動から推し量るしかないので仕方ありません。

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以上のことを踏まえて、長文記事を書いた際のユーザー満足度を考えてみます。

長文を書くということは、それだけ多くのトピックや問題提起を”全部盛り”にしていることを前提とします。記事のテーマと無関係な文章やユーザーに何の益もない蛇足によって文字数を稼いでいる場合は論外です。

長文記事を読んだユーザーは、端的に以下のようなパターンに向かうことが考えられます。

■パターン1

長文を読む

↓↓

  • 非常に読み応えがあって悩みが解決した。
  • 10のうち8は興味ない内容だったけど、残り2で知りたかったことが知れた。

↓↓

記事なげぇ……

↓↓

満足 or 疲れた ⇒ キーワード(あるいはネット)から離脱

■パターン2

長文を読む

↓↓

色々書いてあるけど、知りたいこととはちょっとズレてるんだよなぁ……

↓↓

記事なげぇ……

↓↓

疲れた ⇒ キーワード(あるいはネット)から離脱

こんな感じです。

長文記事を書けば、その中にユーザーの知りたい答えを含んでいる可能性が高まるということと、

長文記事を読んだユーザーが満腹感によって疲れて、結果的にその検索キーワード(あるいはネットサーフィン自体)から去っていく。

という2つの効果が考えられるわけです。

この場合、どちらのケースにしてもユーザーが検索ワードから離脱しているため、Google先生の評価法でみると「ユーザーを満足させた」と評価してもらうことができる(期待できる)わけです。

というような観点から、長文記事を書くことで、結果的にユーザー満足度を評価してもらえる可能性が高まると言えるのです。(必ずとは言えないのであくまで可能性です……)

 

オーソリティ(権威性)について

もう一つ、Googleの評価基準として無視できないのが「オーソリティ(権威性)」です。

まずGoogleは、素人が書いた記事よりも、その道の権威(専門家)が書いた記事の方を高く評価すると明言しています。

この点においても、「じゃあどうやって記事のライターが専門家か素人か判断するのよ」ということを聞きたいわけですが、

最も有力な説は「語彙の豊富さ・専門性」で判断していると言われています。

専門的な語句を多く使用していたり、豊富な語彙量による”権威らしい”文章で構成された記事は、「こりゃ専門家(あるいは相当詳しい人)が書いたに違いない!」とGoogle先生に思われ、高く評価してもらえる傾向にあります。

以上のことを踏まえて、長文記事を書いた場合のオーソリティについて考えてみると、

長文を書けばそりゃ語彙量は増えますよね。

話があっち行ったりこっち行ったりすれば、それだけ色んな方面でワードが積み重なっていくわけですから。当たり前のように使用単語数は長文になればなるほど増えていくわけです(専門性があるかはまた別ですが)。

ということで、長文記事を書くことで、この観点でみても良い評価を受けられる可能性が高まることが期待できそうです。

 

まとめ

まとめということで結論を繰り返しますが、

『長文である』ことそれ自体が直接的にSEOに効果をもたらすことはないと思います。

しかし、長文であることにより、”その中にSEO効果をもたらす何らかの要素が含まれる可能性が高まるため”、結果的にSEOに効果が出る可能性が十分にあることは言えると思います。

つまり、文字数を増やしたいがためだけに全くの蛇足である文章を無理やりねじ込んだり、追記したりする行為は、SEO的に全く効果を持たないと思います。むしろユーザビリティで言えばマイナス要素とすら思います。

というわけで、『長文を書けばSEOに良い』と考えるのは短絡的すぎます。

『長文を書くことによって、”何がどう作用するから”、結果的にSEOに良い結果をもたらすのか』まで掘り下げて考える必要があります。

そうでないと、あなたがいま”長文を書くため”に行っている作業は、全くの無駄骨になってしまう危険性があります。

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