資産5500億!世界最年少のビリオネア、エリザベスホームズとは何者?

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今、「スティーブジョブズの再来」と言われ、世界中から注目を集めている女性起業家がいるのをご存知でしょうか?

彼女の名は、エリザベス・ホームズ。

若干30歳にして、総資産45億ドル(約5500億円)を手にした世界最年少のビリオネアです。

19歳で大学を中退し、立ち上げた会社「Theranos」(セラノス)は、「安く、手軽に、速い」という画期的な血液検査を開発するバイオベンチャー。

「痛くて、高くて、時間のかかる」はずだった血液検査の常識をいま覆そうとしています。

今回は、そんなホームズ氏の起業ストーリーやセラノス社について、ご紹介します。

目次

起業のきっかけは驚くほど単純?

1984年2月3日、アメリカのワシントンにて生まれたエリザベス・ホームズ氏。

幼い頃は、祖祖父が優秀な外科医であったことから、彼の本を読みふけり、医療への興味や影響を大きく受けていました。

そんな彼女は、誕生日に同世代の子供達がバービー人形をもらうのに対して、工学の視点からあらゆるものを組み立てるツールキットを貰っていたそうです。

その後、父が中国に転勤することになり、10代の長い期間を中国で過ごしたホームズ氏。

その後は科学者を目指してアメリカの名門スタンフォード大学に入学しましたが、研究を積み重ねるごとに、当時の血液検査に問題が多いと感じるようになりました。

アメリカでは毎年何十億という検査が実施されていますが、そのうちあまりに多くが緊急救命室で行われています。ですが、もし病院に運び込まれる前に血液検査が終わっていれば、診断は早く済むでしょうし、病院に着くまでに処置できる余地があるかもしれない。

検査の障壁となるものを取り去ることで、臨機応変な対処ができるようになるのです。(引用元

そして彼女は、19歳の大学2年でスタンフォードを早々にドロップアウトし、払わずに済んだ授業料で自身の臨床検査会社「Theranos」(セラノス)を設立しました。

この思い切りのよい起業に踏み切った理由について、彼女はこう答えています。

注射針が怖いんです。唯一怖いものが注射針ですね。それ以外の理由としては、人生をかけてヘルスケアシステムを改善したいと思っていたことが挙げられます。愛する人が大病を患ったとき、病気に気づいたころにはもう手遅れだったということがあるでしょう? そんなときは、本当に心が痛みます。

採血のプロセスは、検査を阻む大きな障壁となります。調査によると「注射針が怖い」「何か問題があるかもしれないと心配になり、宣告されるまでの待ち時間が不安」といった理由で、多くの患者が検査を拒んでいることがわかっています。わたしたちは血液検査を、気軽にできて結果がすぐにわかる便利なサーヴィスにしたかったのです。 引用元

血液検査の改革に挑んだのには、「注射が怖いから」という至ってシンプルな感情が根底にあるようです。

 

大手ドラッグストアとの提携で一気にユニコーン起業へ

DasWortgewand / Pixabay

2003年に設立されたセラノス社は、大手薬局チェーン店のウォールグリーンズとの業務提携を成し遂げたことで加速度的に普及が進みました。

そして2013年の秋には、カリフォルニア州パロアルトにあるウォルグリーン薬局に、ホームズが手がけた新たな血液検査サービスが導入されています(ゆくゆくはアメリカ全土に検査施設を導入する計画)。
セラノスが再開発した血液検査は、指先に針をさしてカプセルに血液を採取して検査し、その結果はわずか数時間で出ます。

人為的なミスがなく、病院に行く必要もないために、手軽に行うことも可能です。

わたしたちのサーヴィスでは、平均4時間以下で結果が出ます。例えば、定期検査を受けなくてはならない患者がいるとしましょう。朝のうちにウォルグリーン薬局で検査をしておくと、お昼に病院で医者に会うまでには結果が出ているわけです。それに、少量の血液サンプルだけですべての検査ができるので、採血管に何本も採血する必要はないのです。(引用元

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↑セラノスのナノテイナーは、1滴分の血液しか入らない。

もしホームズの開発した血液検査がアメリカ全検査機関で導入されれば、10年間で医療費(メディケア)が10兆円ほど節約できる計算になるといいます。

さらに、この血液検査によってアルツハイマー病、HIVウイルスなど早期発見などにも効果があるとされ、米国での市場規模は20億ドル規模とされ、今後も拡大が予想されています。まさに計り知れない効果ですね。

そして今では、シリコンバレーきっての有望株とされているセラノス社。

現在の評価額は90億ドル(約1兆1000億円)とされ、米国で話題のユニコーン企業(評価額10億ドル以上の新興企業)に仲間入りしています。

ホームズ氏の自社株保有率は50%なので、株式資産だけで45億ドル(日本円で約5500億円)となり、立派なビリオネアです。

トレードマークは黒のタートルネック

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http://wired.jp/2014/08/10/new-blood-test-vol12/

経営手腕のみならず、ファッションセンスでも話題のホームズ氏。トレードマークは黒のタートルネックで、この辺りもスティーブジョブズを匂わせるポイントとなっています。

自宅には150本以上の黒タートルネックを持っているそうですが、その理由は「仕事に集中するために、服選びに時間をかけたくないから」だそうです。

 

世界を変える起業家の信念とは

20代という最も遊びたい盛りの時期を、「服選びにすら時間をかけたくない」ほど仕事だけに全てをかけてきたホームズ氏。

当然、彼氏や結婚相手なんて巡り会えるわけがありませんでした(これだけの美人なのに……)。

そのことについて、彼女はこう答えています。

私の人生の目的は、世界に変化を与えること。だから、あらゆることを犠牲にしてもいい。ただ、信念を貫いた人生を送りたい

これぞまさに起業家。世界を変える”本物”の起業家だと思います。

「仕事も遊びも」とか「仕事が出来る人は遊びも出来る」とか、そんな金と地位で両手に華をはべらせるような浮ついたベンチャー起業家とは全く別の人種なのです。

彼女たちは内なる狂気に身を委ね、文字通り「世界を変える」のは他の全てを捨てないと成し得ないことを本能的に知っています。

この点について、「夢をかなえるゾウ」で知られるベストセラー作家・水野敬也さんが自身のブログにて、深く語っている記事があります。

「今はまだ埋もれている本物の経営者へ」というエントリーなのですが、この内容がとても素晴らしく感銘を受けたので、その一部を勝手ながら引用させてもらいます。

本物の経営者である「彼」は今、何をしているのかというと、明らかに自分より志も能力も低い経営者たちが世の中でもてはやされているのを横目に見ながら、目の前の仕事を圧倒的努力でこなしています。

もしかしたらまだ起業もしていないかもしれません。ただ、目の前の仕事に対する熱量が圧倒的であることは間違いありません。

彼は雑誌に出てくるような「仕事も遊びもできる経営者」なんて存在しないことを知っています。

成功とは「偏り」であり、全人生を仕事に賭けねば世界を変えられないことを論理的にも直感的にも知っています。

彼は、健康には気を使っていますが、ゴルフやサーフィン、トライアスロンにのめり込みすぎることはありません。あくまで「運動」は手段であり、目的ではないからです。

彼は「孤独」です。彼の志が高すぎて、周囲の人にはその本質を理解することは難しいからです。

「一体、何のためにこんなに苦しい思いをしなければならないんだ!?」

自問自答することもありますが、それはすぐさま頭の中に聞こえてくる声に打ち消されます。

「世界を素晴らしくするためだ!」

そして、彼は仕事に向かうのです。

(水野さんのブログ記事、「今はまだ埋もれている本物の経営者へ」より引用)

本当に素晴らしい記事なので、ぜひ一度読んでみて下さい。

まとめ

ちなみに、「ビリオネア」とは保有金融資産が「$1ビリオン = 日本円1200億」以上の人を言うのですが、

日本人でビリオネアに達する人は、楽天の三木谷浩二氏ファーストリテイリングの柳井正氏ソフトバンクの孫正義氏、を含めわずか14人しかいないとされています。

若干30歳という若さでビリオネアの仲間入りを果たしたホームズ氏。アメリカシリコンバレーでは、マークザッカーバーグに比肩する若手起業家はエリザベスホームズしかいないと言われているほど、大きな期待を寄せられています。

また彼女は、「女性が男性に能力で負けることはない」という最大の好例としても、偉大な存在となるでしょう。

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