始めは趣味!?会社員からIT長者へ転身した田中良和<GREE>の経歴書

田中良和(たなか よしかず)/1977月2月18日生まれ
photo by : http://case.dreamgate.gr.jp

会員数3000万人を誇る日本最大級のSNS「GREE(グリー)」。

もとはmixiのような交流機能を主軸としたPCサイトでしたが、その後モバイルブームの到来と同時に携帯電話やスマホ向けブラウザゲームを主力としたSNSに移行して急速に拡大し、現在では知らない人はもはやいないであろう超ド級のソーシャルサービスへと成長しました。

しかし、そんなGREEが、もとはたった一人の会社員の趣味から始まったサービスだということは、知らない人も多いかと思います。

2004年2月当時、楽天に勤務する傍ら、ただの趣味からGREEというサービスを初めた田中良和さんは、当時まだ26歳の極普通の青年でした。

そんなイチサラリーマンであった田中さんがどんな経歴を辿って、会員数3000万のメガヒットサービスを創りだしてきたのかを調べてみました。

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ネットとの出会いは大学生のとき

起業

東京の三鷹市で、ごく普通のサラリーマン家庭に生まれた田中さんは、小中学時代はゲームばかりしていた子どもでした。

子どものときから要領の良い少年だったらしく、いつもゲームばかりしているのに、テストとなると一夜漬けで高得点をとり、成績はトップクラスだったようです。

その後、日本大学の付属高校に進学し、そこから日本大学法学部政治経済学科に入学しました。大学生になりたての頃は、一般的な学生と同じく無目的で怠惰な生活を送り、友達と学食に入り浸っては意味の無い会話をしていたそうです。

無気力な日々を送り、将来の夢もない自分に焦りを覚えた田中さんは、アメリカへ1ヶ月の語学留学にいく機会を得ました。そして、その時に田中さんはパソコンに触れ、始めてインターネットという未知の世界を体感しました。

当時はようやく「Windows95」が発売された頃でしたが、インターネットが近い将来確実に「くる」と確信した田中さんは、帰国すると早速インターネットや業界のことを調べ始めました。

そして、当時はまだインターンシップという概念がなかったので、田中さんは面白そうなインターネットベンチャー企業を自分で見つけては、「どんなことをやっているんですか?」と訪問して回ったそうです。

その活動の中で出会ったネットベンチャーの先駆者たち、mixi社長の笠原健司さんや、はてな副社長の川崎裕一さんなどとネットサービスの未来を論じ合う勉強会を開いたり、個人でも簡単な掲示板やホームページを作ってみたりと、田中さんはどんどんとインターネットの世界へのめり込んでいきました。

 

会社員の傍ら、趣味でGREEを開発

パソコン

大学を卒業後、田中さんはソニー・コミュニケーション・ネットワーク(現So-net)に入社し、経営戦略やサービス企画の担当部署で、海外事業の支援や通信キャリアとの交渉などを行っていました。

しかし次第に、会社員になる前の、趣味でホームページや掲示板を作っていた毎日の方が楽しかったと思うようになり、大きな企業よりもインターネットベンチャー精神を求めた田中さんは、友人の紹介で楽天へと転職します。当時の楽天はまだ社員数が50人ほどしかいないバリバリのネットベンチャーでした。

こうして楽天に入社した田中さんは、ネットオークションサービスの立ち上げや、ブログサービス、アフィリエイトサービスなど、次々とインターネットサービスを手がけていきます。

さらにはエンジニアの数が足りないからと、自分でもプログラミング技術を独学して、開発のスキルを身につけたそうです。

 

そして、そんな忙しくも充実したサービス作りの中で、田中さんはSNSサービスの将来性に興味を持つようになります。

当時の日本のSNSといえば、2ちゃんねるを代表とするように現実社会とは完全に離れた別世界という認識でしたが、アメリカでのSNSは実名投稿など、現実社会の生活とSNSが密接にリンクしていました。

しかし、まだブログすら儲かるか分からないと懐疑的であった会社の中で、将来性が未知数のSNSを始めるのは無理だと思い、田中さんは仕事の傍らに趣味として「GREE」の開発に取り組むことにしました。

それが2003年の秋のこと、当初は、あくまでメルマガや掲示板を作るくらいの軽いノリだったといいます。

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1ヶ月で会員1万人を突破したアルファ版GREE

剣

GREE開発から数ヶ月後の2004年2月、田中さんは個人サイトとして「GREE」のアルファ版をリリースしました。

そしてそのサービスの話題は口コミを通じて火がついたように広まり、1ヶ月後の3月にはなんと利用者が1万人を突破、同年の10月には10万人を突破するという、ちょっと良くわからないレベルの規模へ爆発的な成長をしてしまいます。

当時10万人の利用者を抱えたGREEは、昼間は会社員として働いている田中さんただ一人によって運営されていました。

会社勤めをしながら、残った時間で10万人規模のサイトの開発から運営からカスタマーサポートまでこなすなんて到底無理な話です。 田中さんは限界を感じ、GREEを閉鎖しようと考えたこともあったそうです。

 

GREEを独立起業へ導いた、ユーザーからの一通のメール

会社員の副業として限界を感じていた田中さんを独立起業へと導くきっかけとなったのは、ユーザーからの一通のメールでした。

「個人でやっている田中さんがもし死んだら、GREEはどうなるのですか?」

この一通のメールがきっかけで、田中さんは10万人ものユーザーに楽しみを提供できていることの実感と、10万人ものユーザーを抱えている責任を強く感じました。

やめるなんてユーザーに申し訳ない。継続しなければと、思いを新たにしました。

そして、安定してサービスを継続させるためには、個人ではなく「組織」の体制が必要不可欠だったのです。 そして2004年の12月、田中さんは楽天の仲間を誘って同社を退社し、「GREE」の運営母体となるグリー株式会社を設立しました。

 

モバイル向けSNSへ舵を切り、大躍進!!

PublicDomainPictures / Pixabay

2004年の創業し、当初は2人3人で手探りのまま事業を起こしたグリーも、徐々に従業員を増やし、1億円の融資を受けてようやく20人ほどの組織として形を成したのが2006年頃でした。

当時はあくまでPCを前提としたSNSであったグリー。しかし2006年の総務省の統計で、パソコンよりもモバイルからの方がインターネットアクセス率が高いというデータが出ていました。

当時は、SNSをモバイルで使わせるなんて不可能だと言われていましたが、田中さんはモバイルにこそ勝機があると信じて、「GREE」を完璧にモバイルで使えるSNSとして再開発することに舵を切りました。

その結果、2006年の段階で35万人だった会員数は、2009年4月には1000万人を突破。売上は前年度実績の4倍にあたる128億円にまで上りました。

その後もソーシャルゲームの大ブームが到来するなどして会員数は増え続け、現在では3000万にを超える会員がGREEを利用しています。

 

気になる資産のほうは・・・?

PublicDomainPictures / Pixabay

さて、そんな日本のIT長者の代表とも言える田中良和さん。気になるのはその<資産>ですよね。

この辺りは憶測もありますが、アメリカの経済誌などでも幾度とランキングされ公表されているので、それをもとに調べてみると・・・。

 

2014年時点でその資産は、43億ドルほどだそうです。(日本人16位。世界1092位)

43億円ではなく、43億【ドル】です。  

 

ちなみに、GREE創業6年目に当たる2010年(田中さん33歳)当時で資産は推定16億ドル(フォーブスアジア発表)としてアジアで1位、そして世界でも、あのfacebookのマークザッカーバーグに次いで2位にランキングされていました。

そして。 20年ほど前、GREE創業時に、まだ会社員だった田中さんに「田中さんがもし死んだら〜〜」のメールを送ったユーザーさん。

あなたがもしあの時、一通のメールをカスタマーサポートに送らなかったら、もしかすると田中さんはGREEの開発を辞めて会社に残ってしまっていたかも知れません。

あたながいなければ、今のGREEはなかったと言っても過言ではありません。

つまり、何が言いたいかというと、

名乗り出るなら、今がチャンスです。  

才能がない人、仕事ができない無能サラリーマンに共通の特徴と対処法は超シンプルなのにという話。

2017.02.03

【おまけ診断テスト】自分の「才能」に気づいていますか?

デキるビジネスマンと出来ないビジネスマンの差は、意外と「自分の才能・資質を知っているかどうか」だけの差だったりします。

仕事ができる人ほど「自分が得意なこと」を仕事にし、仕事ができない人ほど「自分が好きなこと」を仕事にしようとします。

自分の得意なことを仕事にしている「仕事ができる人間」は全体の2割しかいません。残り8割は、得意ではないことを仕事にしている「普通の人」と、実は苦手なことを仕事にしている「仕事ができない人」です。

仕事が非常にできる人間は、自分が得意なことを仕事にしている人。

仕事をまぁ普通にこなす人間は、自分が得意なことを仕事にできていない人。

仕事ができない人間は、自分が苦手なことを仕事にしている人

自分が好きなことと得意なことは違います。残酷なほど違います。一流と三流を分ける海より深い隔たりがあります。

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